NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

メンタル面の勝負では・・・

2009年01月19日 23時49分09秒 | 指導方法
絶対負けられない!と思って戦いに挑む人と
絶対に勝つ!と思って戦いに挑む人とではどちらが強いのでしょうか。
体力や戦術など、ほぼ互角とした場合、勝つのはどちらでしょう。


センター試験が終わり、それぞれの結果を聞いていると
ある程度自分の持っている力が出せた人と、そうでない人と
まちまちの結果となりました。
残念ながら普段持っている力が発揮できずに
悔しい思いをした人が何人かいました。

極度な緊張をしてしまう時、自分でも信じられないくらい緊張する時は
自分のためでなく、誰かのためとか、期待が重荷となっていたりすることが
多いものです。

大人で言えば結婚式のスピーチなどがそれにあたると思いますが
「失敗できない」と思う気持ちが強い時ほど人は緊張するようです。

つまり要因は「失敗」をイメージしてしまっている点です。
成功しよう!と思う気持ちと失敗したくない!という気持ちは
一見同じように見えますが実は全然違う結果を引き寄せてしまいます。

僕は今回、それを改めて知らされました。
昨年、森先生にご講演いただいた際にある程度、頭では理解していた
つもりでいたのですが、それが確実に証明されました。


普段から勉強の時に「どうしよう!」「やばい!」と言うのが
口癖になってしまうと、試験中にどうしてもその癖が出てきてしまいます。
試験中に「やばい!」とか、「どうしよう!」という焦りが
出てきてしまっては致命的です。
結局、実力が発揮できないという結果が出てしまいます。


さぁ、でもここからが次の勝負です。
同じ過ちをしないように、メンタル面も鍛えていきましょう。
これからしばらく私学受験対策になってきますが
「合格したい!」という気持ち、もっと言えば「合格する!」という
気持ちでがんばってもらいたいです。

「もう、落ちるわけにいかない」とか、「やばい!あとがない!」と
「不合格」を意識することだけは絶対避けてあげたいです。

「いける!」「大丈夫!」「うかる!」と、ポジティブな口癖を
意識していきたいです。
これは僕たちコーチの務めだと思っています。
これから毎日、そんな言葉がけをしていきます。



冒頭の答えですが、正解は言うまでもありませんが
「負け」を意識している側の負けです。
負けるわけにいかない、ではなく、なんとしても勝つ!の
方が「勝つイメージ」を抱いているので勝ちやすくなるのだそうです。

持っている力を最大限出すために!がんばるぞ!