むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

8月18日 駒沢 エムズカンティーナ、8月19日 下北沢 440

2023年11月26日 11時58分59秒 | 舞台日記

このところ 朝晩の冷え込みを途端に感じるようになりました。なにせ寒いのが苦手なあたくしです。そろそろ灯油買いに行かなきゃ・・その前に、夏の終わりの日記書きます。


◎8月18日 M's Cantina
お盆 町田での灯りちゃんバースデーイベントを終え、その何日か後に灯りちゃんと地元のカラオケ屋さんで今度のミューブラ出演に向けて練習をした際 少し喉に違和感を覚えたのだ、確か。その時は「ここ数ヶ月、ちょっと喉を酷使しすぎたかな」くらいに思っていた。すると、次回駒沢でのイベント前々日に高熱が出てしまった。次の日 念のため抗原検査してみると陰性。「ちょっと疲れ出てしまったんだろうな」と一先ず1日安静にしていたら 熱は下がってくれた。8月18日の夕方。駒沢に向かおうと中央線に揺られていたら 急に意識が無くなり、あたくし車内で倒れ込んでしまっていた。幾人かの方に声かけられ「はっ」と意識取り戻した時は全身汗びっしょりになっており、若い女性が「これ、まだ口をつけてませんのでどうぞ」とお茶のペットボトルをあたしに差し出してくれた。ある方は親切に座席を譲ってくれた。不意な人のあたたかさに触れたあたしは その時「なんだ、まだまだやさしい世の中ではないか」と思わず涙ぐんでしまった。それから深呼吸繰り返しながらどうにか体調立て直し なんとかお店に到着、フォーク酒場「なおき」無事開催する事ができました。



イベントが始まってしまえば いつもの調子で進行している自分がいた。ただしアルコールは、無意識にも凄く控えめにしていました。先日沖縄の楽器屋さんでNaoくんが購入してきたOKINAWA RECORDというレーベルの 見果らん夢、辻町情歌 。一体いつ頃に発売された物なのか?あたくしまったく情報知らぬシングル盤だったのだけれど、向こうの方言で唄われる民謡を先ず会場の皆さんと耳傾けながら 過ぎゆく夏を楽しんだ。そう言えば Naoくんが沖縄へ演奏しに行くというのを聞き 前回のフォーク酒場で、あたし佐渡山豊の ドゥチュイムニイ を流したんだ。ドゥチュイムニイ の一節もそうだけど、沖縄の方言って 現地のひとでないとなかなか理解できないですよね。でも、何か悲しみみたいなのが伝わってきて しみじみとした気持ちになるんです。沖縄に思い馳せながら よい夏の終わりとなった。それからこの夜 8月14日が命日である二丁目ゴールドさんを偲び、生前彼がよく舞台でカバーしていた あんぜんバンドの 13階の女、戸川純の 蛹化の女 会場の皆さんと一緒に聴きました。続けて二丁目さんが「いつかカバーしてみたい」と仰っていた 赤い鳥の 竹田の子守唄、岡林信康の チューリップのアップリケ を流しました。こうして 今年も二丁目さん追悼ができて本当によかった。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


◎8月19日 440
前日に駒沢でちょっと無理をしたのか 明くる19日 あたくしまた体調が優れず、声を出すのが困難になっていた。とにかく朝 地元の駅で灯りちゃんと待ち合わせして会場入りすると マギーさんケイさん2人声合わせ「あれ。村井くんも?おれ達も夏風邪ひいちゃってさー、冷房付けたまま寝てしまって」と。あらぁ、皆大変。この日 リハーサル時から堀野くんが顔出してくれていて「声出しづらかったら これ試してみてください」とプロポリスの喉飴を買ってきてくれました。堀野くんの心配有り難く受け入れつつリハーサルしてみたのだが やはり唄うのは厳しく。急遽選曲変更し「今日は自分のうた無しで成り立つ曲のみでいこう」と灯りちゃんに伝えた。


1年ぶり ミューズとブランチ参加のロマンチック飛行船。
1. セピア
2. さよならもう一度 迷うならもう二度と
3. 南の島に雪が降る
4. 二つの空
5. ロマンチック飛行船
6. 未来永劫
結果、こういう選曲でお送りいたしました。


この日 意識朦朧としていたので 本番中の事あまり憶えていないのだが。「声が出なくてすみません。でも、こんなに元気だからご心配なく!!」と ↑ 精一杯 会場の皆さんにアピールしていたようです。しかし。実際、灯りちゃんの声に自分の声をまったく重ねる事できなかったの 本当に本当に自分は悔しかった。ごめんなさい。


この日のセッション、オールキャストで サライ をやったのですが。この曲のキーというのがとても低く、最後の最後 低音ボイスでなんとか自分のパート唄い上げる事できた。「なんだ、声出るじゃん。すべて仕込みだったんじゃないのー」と皆に笑われたけれど あたしにとってはあの低音が精一杯なのだった。でも!!イベント最後に何とか声を出せて嬉しかった。ご心配をおかけしてしまった皆さん どうもすみませんでした。1年ぶりのミューズとブランチ。マギーさんケイさん、銀幕一楼くん、灯りちゃんとご一緒させてもらったのは それでも凄く楽しい時間だった。どうもありがとう。


それから一夜明けた8月20日、遂にまったく声が出なくなり。予定していた池袋手刀での らいむらいとイベント参加 やむなく急遽キャンセルさせていただく事となった。お店、主催者 出演者の皆さま、お客さまには多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ございませんでした。また熱も上がり出してきてるようなので、諸々出演辞退の連絡 お知らせをし終えた後 その足で病院に行き検査してもらうと、コロナウイルス感染 陽性という結果となってしまいました。続けて声帯の専門医に行き内視鏡検査受け「酷い。稀に見る重度の声帯炎起こしてしまっています。本来なら入院すべき状態ですよ」と診断されました。それで 泣き縋るように「2週間後に大事なイベントを控えてるんです。なんとか声出るようになりませんか!」と食いつき、無理矢理ステロイドのお薬多めに服用する事を試みたのだが。2週間では完治不可能と感じ 9月5日「らいむらいと 20周年記念リサイタル」延期する決断を下す事にした。2週間前。リサイタル決行するか否か?ぎりぎりのタイミングでした。自分にとって非常に苦渋の思いではあったが 結局のところ何とか唄えるようになるまで丸々1ヶ月以上かかってしまったので、その決断に間違いなかったのではないか といま心に言い聞かせるようにしています。9月5日を楽しみにしていて下すった皆さん 本当に本当にごめんなさい。半年後に決まった2024年3月5日の「らいむらいと 20周年記念リサイタル」ご迷惑ご心配をおかけした皆さまに向け、精一杯 全身全霊で演奏する所存です。何卒ご理解の程 よろしくお願い申し上げます。

今年の夏、後半なんだか辛い思いばかりしてしまったが。それでも自分にとって貴重な時間だったなぁ!と いま改めて冷静に捉える事ができている。試練の連続。これもまたあたしの人生だ。

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