２０１５ ペティアン・ナチュール・ロゼ ドメーヌ・ナカジマ

巨峰を使ってのワインはいくつかあるけれど、なかなか難しい物が多いと思っていた。
それは食欲を喚起する香りでないこと、甘苦の後味があること、そして酸味のキレがイマイチなどということが、その理由だ。

で、このペティアンだけれども、実にマッタリとしていて、正しく食前酒、はたまた食中酒として見事なワインだと思う。



長野県東御市の巨峰を数日陰干しをする一手間をかけ、自然発酵、瓶内発酵の亜硫酸無添加のサン・スフル♪

ワインは『桃の節句』に相応しい、ほんのりピンクで、旨みのにごりと、優しい酸味に、葡萄の甘い香りが漂うわけだ・・・
トウゼンの事ながら『桃の節句』にこのワインを開けた。



子供らは近くに居ないけど、今年もちらし寿司を作りましょう！ときて、ワタクシはヨロコビー！となったわけ。
そのタイミングで、各種ツマミにこのペティアン・ナチュール♪



この流れを見てもらえば、ニッポンワインの必要性を感じない人はいないと思う。
もちろんその人が、ホンマモンのワイン好きであれば、のことではあるのだが・・・