The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

豪邸の庭先で、凄いローヌができたとさ・・・

2009-02-23 21:43:41 | ワイン
『おくりびと』がオスカーを獲得したようです。
加えて短編のアニメ部門でも日本人がオスカーに輝きました

これは本当にすばらしいことです!
なにしろ、ハリウッドは世界の映画の本場・・・
どんな形であれ、その本場でただ一つのオスカーを獲得できる!
これは日本人にとっては、嬉しい知らせであります

さて、今日は何の話題にしましょうか?
皆さんも既に気づいているかと思いますが・・・

実は今日まで、更新が毎日全クリなんですね・・・

毎日更新しますと、どうでしょう、
負荷が掛るといいますか、結構気になりますです!ハイ!!

ソウソウ・・・そういえばあのワイン!
ジャン・アレジとゴクミのワインですが、結構イケテマシタ♪

アレジ&ゴクミと言えば、ちょっとミーハーな香りがムンムンですが、
そのアペラシオンを鑑みますと、見事なワインであります!

それも、差し出がましいR.P.氏が04’に94点なんて、
ふざけた点数をつける前の99年などが、コスパ抜群

コート・デュ・ローヌもココまで来ますか?
と言うほどの、香りと濃度と味わいを持ち合わせております。

さて、この辺で『オスカー』がBSで放送中のようですので、
中座いたします!

ではまた

日曜日の暇つぶし、散歩の事など・・・

2009-02-22 20:59:44 | ライフ
二月も最終週になりまして、確定申告の準備も急ピッチ!
土曜日は盛岡名物の『歳祝い』がありまして、結構遅くまで徘徊しておりました。

久しぶりの業界の先輩との業界談義でした。
自ら選択で、その呪縛から遠のいての3年間、
あたかも、禁煙のために、飴をしゃぶるかのように、
それ以降は、究極の趣味の世界へ一目散に逃避行!

でも、それのおかげでいろんな人とお会いできました!

そんなこんなで、3年前の3月の事を思い出しております。

少しだけ昨晩の酔いが残っておりましたが、
長風呂でその不快感を解消し、お昼にはいつもどうりに立ち直りました!

そこで、今日は早めのブランチを食べに大通りへ!

その帰りは定番の『Jンク堂書店』で小一時間・・・
ぶらり書物を眺め回します。

最近気になる書物がいくつかありますが、
一つは、『外務省のラスプーチン』の異名を授かっていたS.M氏のもの・・・
もう一つは在日韓国人作家ヤン・S・ギルのもの・・・

何冊か手に取りましたが、全てが片付いた後に購入しようっと!決めました。

それでもやはり、ワイン本は気になります。

『Wイナート』の今月号は、トンデモハップのDRC特集なんですね・・・
あれほど、ワイン愛好家の手から遠のいてしまったワインを、
今更どう紹介するのでしょうか?

これも購入を保留と致しました。

家に帰りまして、本日抜栓予定の98’ヴォーヌ・ロマネ モンジャール・ミュニレを、セラーの上段に移し、準備完了!

てことで、また明日から、頑張って行きましょう!

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05’ヴォーヌ・ロマネはこれぐらい↓


マリア・カラスとポール・ロジェ

2009-02-21 08:08:51 | ワイン
半ドンの木曜日の夕刻から、BS放送をチンタラ眺めていますと、
マリア・カラスとギリシャの大富豪のアリストテレス・オナシスの恋物語のドラマが放送されていました。

オナシスといえば、私どもにとっては『ジャクリーヌ』・・・
すなわち故ケネディ大統領夫人を思い出すわけですが、
その前に、世紀のソプラノと褒め称えられたマリア・カラスとの恋物語があったわけです。

全篇セレヴリティーの豪勢な生活が展開するわけですが、
巨大ヨットでのバカンスのシーンでは、チャーチル元英国首相も登場し、
そしてそこら中に、シャンパンボトルが並んでいます。

エティケットは判別出来かねましたが、
おそらく、思うに『ポール・ロジェ』でしょう・・・

そういえば、ひさしく『サー・ウィンストン・チャーチル』を飲んでいません!

映画で触発されるワインヒートなのでした!

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マリア・カラスのベスト廉価盤です↓


その間の行脚の事など・・・

2009-02-20 05:25:49 | ライフ
ここにきて、ず~っと一つのワイン会の出展物にスポットを当ててまいりました。
なにしろ、それらが考えられないほど凄いラインナップでしたので、
今まで連載してしまったわけなんですね・・・

楽屋話をしますと、これで終わったわけではなく、実はネタがマダマダあります!

例えば66’ラス・カズ(ニコラのエティケット)、50’バタイエ、76’パプ・クレマンなどの古酒ボルドー・・・

それに、76’リュショット・シャンベルタン ルイ・ジャドーに、主宰持参の04’スキャマンドルや、最後を締めた00’ミュルソー コント・ラフォンなどであります。

まあ、聞きしに勝る凄いラインナップで、耳を疑う品揃えですが、
これらのコメントははまたの機会に譲りましょう・・・

その間、実はワタクシ引き篭もり状態ではなくて、
いろいろ行脚はしておりました。

『大通り世直し警備隊』といたしましては、その任務を真面目に遂行していた、
ということです。

『忙B』『美N』そして先日は『わかB』・・・
ある場所では、チェーン・スモークの同伴親父に節煙指導もいたしました。
(皆さんは止して下さいよ!)

それと久しぶりに『Sピーク・ロウ』にも行きました。
いつもより、大き目の音響で、マイルスの『ESP』や、
ハーヴィー・ハンコックの『スピーク・ライク・ア・チャイルド』などを聞き、
行脚の〆としては満足・・・

ココ最近は、とにかく寒いので、10時半頃には退散になるわけです!
(これじゃあ、警備隊になりませんよね・・・)

それと、昨晩はチョット嬉しい事が我が家でありまして、
家族でNッフに集合です。

美味しい底味ムンムンの96’シャトーヌフ・デュ・パプ アンリ・ボノー、
などで乾杯を致しました。

気がつけば、心配で、憂鬱な二月が過ぎ去ろうとしています。
ロビンちゃん同様に、春が恋しいワタクシです。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか・・・
(特に青Y町方面は・・・歳祝いは出るのかな?)

枯葉が舞い落ちる前に飲め!

2009-02-19 06:01:43 | ワイン
1972年から1975年までの4年間は、ブルゴーニュ・ルージュにとっては、
いささか困難な年であったようです。

その中でも、1972年は漏れ聞く所に寄れば、夏場は愚図ついた天候ながらも、
9月の中旬に晴れ間が続き、10月初旬まで収穫をギリギリまで延ばした、
したたかな造り手のみが、平均以上の作柄となりえたという事であります。

さてその1972年産のロマネ・サン・ヴィヴァン パトリアッシュ・ペル・エ・フィスを頂く機会がありました。

パトリアッシュ社といえば、ブルゴーニュ最大規模の名門で、
創業は18世紀に遡ります。
このネゴシアンは1万平方メートルの広大な地所を所有し、
更には貯蔵所として『ルイ13世』の建てた壮大なお城を利用しているという、
計り知れない資産を有する巨大ネゴシアンなんですね・・・

さてそのワイン・・・

大ぶりのバルーンタイプに注がれた瞬間は、
正しく大地の香り・・・そしてあまやかな赤いバラの風味が立ち昇ります!
続いて熟したプラムの健全なアロマとオリエンタルなスパイス市場のブケに咽返り、37年の貯蔵を経たグラン・クリュの味わいに期待感が高鳴ります。
想像以上の果実のヴォリュームを楽しめ、余韻も満足しうる物・・・

さて、問題はその30分後の出来事です・・・

あっと言う間に、果実は土に返り、色合いも褐色に急変します!

でもこれは、ブルピノ古酒では良くありうる事象!
その前にほぼ飲みきった人は、相当したたかなワインヒートになるわけです!

ブルピノ古酒は『枯葉が舞い落ちる前に飲め』ということ・・・

ワタクシにとっては至福の30分でありました。