The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 アルボワ・ドラ・ベッラ ドメーヌ・ドュ・ロクタヴァン

2015-11-05 22:57:54 | ワイン
なにしろクレマンは除いて、その他のワインはブドウ以外は何にも入れないという造り手なので、折り紙つきのナチュールの生産者ということになる。
『コート・ド・ジュラ』はそうでなくても近年注目の生産地で、特にも『ロクタヴァン』についてはリリースして直後の瞬殺だというのだ!
だから、まさか京都の裏路地で、評判のレストランにゴロリと眠っているとはさすがに思はなんだ。
で、確かに他にも興味深いナチュールはあったけど、四の五の言わずにこれをオーダーしたわけだ。



色合いは健全なルビーに輝いて、澱みは微塵もない。
で、さすがに最後の一杯になると、わずかに濁るけれど、それは従来型のワインでも珍しくない程度のものだ。
プールサールは最近評判の品種だけれど、ピノと比べて、ある種のソヴァージュ感がイイのだろうか?
香りは果実香はヤヤ抑えられ、張り詰めたミネラルとスパイシーさがそれに勝る。
味わいは今はやりの薄旨のタッチで、たしかに頼りなげではあるけれど、エキスと旨みが飲み手の目を覚ましてくれるのだ!
それだから止められませんのクイクイ状態が続くわけ♪
心を揺さぶられはしないけど、麻薬のように止められんはなあこのワイン!
気になっていた『ロクタヴァン』でした・・・