The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2007 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール キュベ・アリナール デュガーピィ

2012-10-14 14:44:34 | ワイン
週末の土曜日、久しぶりの『BB』さんへお邪魔!
いつものように、ニッポンワインも考えたのですが、
今回は表題のワインを抱えて伺ったしだい・・・

『デュガーピィ』の一番気軽なアペラシオンにして、ヴィンテージも控えめな『2007年』!
5年の熟成期間でも、ある程度のコナレ具合は期待できるはず・・・

ワタクシも30年近くワインを飲んでいるのですが、
ここ数年は、ブルゴーニュと言えばココの造り手!

気が遠くなりそうな価格のあの造り手は、とりあえず置いといて、
常識的なお値段の物から選べ!と言われれば、
ココのブルゴーニュを第一位とするでしょう。

さてこのワイン、最初は『秋刀魚の揚げ物の煮浸し』『ホヤの御造り』などが出てきて、
それらにはビールを合わせまして、中盤以降にやおら抜栓!



まずもって、およそACブル・ピノとは思えないような見事な芳香を発します!
バラの花束、シナモン、スー・ボワ、それにシャンピニオン、
待っていますと、おもむろにブラックフルーツの濃縮したアロマが立ち上がります。

シッカリとした酸味の下支えがあって、健全な果実は充実さを誇り、
味わいはエキスの滋養とフルーツ由来の適度な甘さで見事な調和をみせている。



このワインを『海老と帆立と烏賊のXOジャン炒め』『鶏胸肉のロースト、南蛮味噌を添えて』
などにあわせますと、実に美味しくいただけました。



『ベルナール・デュガーピィ』このワインの良さを分かれば免許皆伝!
時として難しいが、ある時ハッとさせられます。

その時が、ブルピノ座標軸の自分なりの読みが確立したところ。
そう思っているのは、ワタクシだけかな?