The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

シルヴァーウィーク!犬とタワムル?

2009-09-22 18:56:36 | ライフ
秋の4連休がみちのくの小都市盛岡にどのような影響を及ばしたのか?
コレはもう少し時間が経ってからの検証という事になるのでしょう・・・

今回ワタクシは二人の東京組の大引越しには加わらず
(もっとも加わっても役にはたちませんので)
今日までロビンちゃんのお世話係をしておりました。

何時もはそこまでは気がつかないのですが、
すなわち犬ってまるで人間のような所作をするってこと・・・

ロビンにとってのワタクシは大王様で出張中の家内は母に当たります!

かれこれ4日間も母がいない事には完全に気づいておりまして、
どれだけしっかりワタクシ(大王様)がお世話をしましても、
家の中を覗いたり落ち着かない素振りをしたりで、
なんともはや困り果ててしまいました。
(考えてみれば大王様のお世話ですから、犬も居心地悪かった事でしょう!)

その折も折昨晩ロビンの母係が帰ってきまして一件落着!
いずれ休みの時のロビン対策はこれからも工夫が必要になります。

さて連休中タップリ自由時間をもらったワタクシは
自慢の健脚?で市中を歩き回り、連休中の盛岡の表情を観察!

書物はレイモンド・チャンドラーの『長いお別れ』を小脇に抱え
夜は夜でホンマモンのギムレットで喉を潤します。

なんともつまらないテレビ番組の連発への対応には『ダウト!』
『ベンジャミン・バドン』『グラン・トリノ』を鑑賞し男磨き!(無理か?)

そんなこんなでシルヴァーウィークも後半の今日!
行脚か宅飲みか?どちらでもOK!

限りない日常を生きる、そして時々ワイン・・・
『少し愛して、長く愛して・・・』大人の対応大事ですよね!

ヴーヴレ良品の至福を味わいました!

2009-09-22 12:33:40 | ワイン
ワイン会の最後を貴腐ワインとデザートで〆る
120回の記念会をその様な形で終わりたかったわけです。

今回のワイン会で最後を飾ったのはロワール地方のヴーヴレ地区
トランキル・モワルーの貴腐ワイン ジョルジュ・ブルネの造りの物、
もちろん1990年産であります。

そのワイン、1994年のブリュッセル・コンクールにて甘口ワイン部門で
金賞を獲得した事で世界に知られるようになったようです。

それで何が凄いかって言いますと、そのコンクールにはシャトー・ディケム
も参加していたらしく、その事をもってしてヴーヴレがディケムに勝った
と業界紙が色めきたった経緯があるわけです。

まあそのことは置いといて、シュナン・ブラン100%の貴腐は
その昔にマルク・ブレディフの1950年代などを意外に気軽なコストで
楽しめた思い出がありまして、今回は当地方の中堅ジョルジュ・ブルネ
のヴーヴレに挑戦をしてみました。

まあ1990年産のディケムの凄さを知っているワタクシにしてみれば
そのコンクールの審査員の何人かは相当ボルドーに恨みがあったか、
もしくは数人の審査員が副鼻腔炎を病んでいたかのドッチかだろうと
考えておりました。

それは冗談ですが、勝ち負けはともかくとして
90’ヴーヴレ・トランキル・モワルー ブルネは確かに素晴らしい貴腐でした!

最後の一杯でしたので、充分な時間をかけれずに飲まれた御仁は残念でしたが
30分ほどの待ちでゴージャスな貴腐香が漂い始めたんですね・・・

ローストしたアーモンドに熟したアプリコットのアロマです!
蜂蜜の香りにはアカシアのニュアンス、更にはパインやらオレンジやら
の織り成す果実が楽しめます。

味わいは重すぎず、くどすぎず、そしてフィニッシュはマロヤカで濃密!
美しい酸味の広がりが印象的なこのヴーヴレ・・・

楽しめる貴腐ではありました。

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90’ヴーヴレ ブルネこの値段が最安値↓