The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ヴーヴレ良品の至福を味わいました!

2009-09-22 12:33:40 | ワイン
ワイン会の最後を貴腐ワインとデザートで〆る
120回の記念会をその様な形で終わりたかったわけです。

今回のワイン会で最後を飾ったのはロワール地方のヴーヴレ地区
トランキル・モワルーの貴腐ワイン ジョルジュ・ブルネの造りの物、
もちろん1990年産であります。

そのワイン、1994年のブリュッセル・コンクールにて甘口ワイン部門で
金賞を獲得した事で世界に知られるようになったようです。

それで何が凄いかって言いますと、そのコンクールにはシャトー・ディケム
も参加していたらしく、その事をもってしてヴーヴレがディケムに勝った
と業界紙が色めきたった経緯があるわけです。

まあそのことは置いといて、シュナン・ブラン100%の貴腐は
その昔にマルク・ブレディフの1950年代などを意外に気軽なコストで
楽しめた思い出がありまして、今回は当地方の中堅ジョルジュ・ブルネ
のヴーヴレに挑戦をしてみました。

まあ1990年産のディケムの凄さを知っているワタクシにしてみれば
そのコンクールの審査員の何人かは相当ボルドーに恨みがあったか、
もしくは数人の審査員が副鼻腔炎を病んでいたかのドッチかだろうと
考えておりました。

それは冗談ですが、勝ち負けはともかくとして
90’ヴーヴレ・トランキル・モワルー ブルネは確かに素晴らしい貴腐でした!

最後の一杯でしたので、充分な時間をかけれずに飲まれた御仁は残念でしたが
30分ほどの待ちでゴージャスな貴腐香が漂い始めたんですね・・・

ローストしたアーモンドに熟したアプリコットのアロマです!
蜂蜜の香りにはアカシアのニュアンス、更にはパインやらオレンジやら
の織り成す果実が楽しめます。

味わいは重すぎず、くどすぎず、そしてフィニッシュはマロヤカで濃密!
美しい酸味の広がりが印象的なこのヴーヴレ・・・

楽しめる貴腐ではありました。

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90’ヴーヴレ ブルネこの値段が最安値↓


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