普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「人生の後半の健康管理」(若い方への申し送りシリーズの2回目)

2022-08-25 17:52:42 | 健康管理

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。

・川柳の会に入っていた時の私の投稿です。

 私の専門の機器の保全には「バスタブ理論」と言うか言い伝えがあります。バスタブといっても洋式の長いバスタブです。最初は急な坂が示すように多くの故障続発。人で言えば病気続発ですが,むしろそうでない人が多いようです。それから機械も人も長い平穏の時間。後半にバスタブのように急に坂のよう機械の故障続発、人で言えば病気が急に増えて来ます。問題は長い健康に慣れて健康管理を怠り、病院に掛かるのがのが遅れたり便利さだけで近所の病院に掛かって死亡した例を時々聞きます。        

 私は生まれたときからバスタブの入口のように胎毒とやらで病気多発、母に背負われて地蔵さんにお参りにに行った由。旧制の工業学校生のころ肋膜で学校を欠席。就職して6年間健康保険を使わなかったとして3回も続けて表彰というバスタブ理論の平たい道。問題は長い平たい道に慣れて人生後半の病気の備えを忘れることです。私は会社を満期してから「バスタブ理論」の通り病気続発。前立腺癌の疑いと脳梗塞で入院。白内障の手術。左足の腓骨の骨折で入院。かかりつけの医者が心電図で就寝中にフラットに成るからと言われてペースメーカーを植え込みのためまたの元厚生年金病院に入院。考えると私は有名な医師に恵まれたことと、全て自分の異状に気付いたら直ぐその道で大小は問わず、有名な病院を自分で選んでの受診。保全で言えば技術者、作業員にも「ピンからキリまで」あるように医者も同じと思っていたからです。そのお蔭で卆寿越しておしっこの漏れ、ころんだ後の足の異常、足のむくみ防止の薬の投与など病気多発の私が白寿近く迄息子夫婦に迷惑をかけながら何とか生き永らえています。

「私の見聞きした話」

・団地の人で軽い病気ならともかく重い病気でも、受診の便利さだけで選んだ「そこらへんの病院」で亡くなった人が何人かいます。専門病院だったら助かったかも知れぬのに。

・専門性の高い医師の選択の必要性を書きましたが、かりつけ医の選択も大切です。良くテレビに出る問題が解決しないのに自分で抱え込んで動かない医師、それに触診もせずにパソコンばかりのかかりつけ医は落第。私の場合のかかりつけ医は触診を欠かさぬ先生。私の反対を押し切って大きい病院でのペースメーカーを植え込みを勧めてくれました。ちいさな病院ですが何時も満員。後記の「医師の勧める専門病院」の多くの専門の医師でも私のかかりつけ医を知っていました。

・万病に利くと言うに歩き。公園などで見るように漫然と歩くのでなく、時にスピードを増すなど負荷をかけて歩く。家の近所や公園などでは直ぐ飽きるので、自分なりのコースを作り変化を持たせ楽しんで歩く。

 これからは人一倍の病気を経験した私と娘と家内の死亡を見てきた私の[人生の後半の方の健康管理」の提案です。

・後期高齢者と中年以上の女性はそれぞれ向けの定期的な健康診断に必ず参加。少しの手間と金を惜しまない。

・何らかの身体の異常を感じたり指摘を受けたら、直ぐ最善の「医師を選んで」受診する。へぼでも名医でも保険料は同じ。私が長く過ごした北九州市で言えばいえば八幡東の脳手術の済世会、小倉の心臓手術の記念病院、産婦人科は小倉の北九州市立医療センターなど高齢者向きの名医がいます。済世会と同様どんな時でも受け入れてくれるコロナで有名になったた八幡市立病院も前記の病院とともに「医師の勧める専門病院」の本に紹介されています。素人が出来るのは「良い医者や病院を選ぶことだけ」。後は病院または医師に頼るしか無いのです。

・身体に問題を持つ方は良いかかりつけ医を持ち定期的に受診する。

・テレビやスマホなどのメディアからの健康に関する情報を取り入れる 

「私の失敗の記録」

・ある日いきなり娘から腹が痛いがどうしようとの電話。家内が娘の出血に気付いていたので、私は八幡市立病院に直ぐ入院しろと電話。病院は緊急事態だから専門病院に直ぐに入院しろとの指示。娘は近くの産業医大附属病院に入院。私は娘の夫の指示で抗癌剤を使っていないのに驚き娘に使うよう言う。自然療法を信じる夫は私ども夫婦がまた言わないように見張り(勿論病院も夫の希望で抗癌剤投与中止?)。当然のように医師が間もなくレベル4を宣言。夫は娘を引き取り自然療法を実施。娘の娘はそれに気付いて娘の夫と喧嘩し千葉へ帰る。その後直ぐに娘は死亡。(多分夫の希望で)娘の遺体を担当の先生が独りで病院に引き取り通夜の設定をするまで行い、その間私ども夫婦に優しい声を掛けられ家内も感謝していました。念のために付け加えますが関係していた病院は全て「医師の勧める専門病院」です。

・今まで偉そう書いてきた私の一番の反省は、家内がけ成り行きとはいえ一般病院で「医師の勧める専門病院」の産業医大から来られていた循環器専門の優しい先生に診てもらっていたのですが、素人の私でも少し首をひねる病院直属の医者に変わって、以前は八幡市立病院に通っていた家内を死なせた私。コロナ問題で面会禁止で始めて見たのは、ひどすぎてここでは書けないような家内の死にざま!!それなのに医師はご臨終ですの一言で、私たちへのおくやみや慰めもなくどこかへ!!ひどい死にざまの家内に付き添って外に向っているのを見た暇そうなナースステーションの看護師はをそれを見ているだけ!!どう見ても産業医大の循環器専門の優しい先生と大違い。お可笑しいと思いませんか。

 結局今の私の今出来ることは情けないですが、彼女の仏壇の花を絶やさないことと、その花を長持ちするように毎日水を変えてやること。

 息子夫婦は「医者の奨める病院」の元厚生年金病の院長先生のお世話になっているで良いのですが、千葉の娘には同じような病院を選ぶよう奨めるだけ。

 私も息子の勧めで同じ病院に通っていましたが,諸事情あって家内が見て貰っていた前記の優しい女性の先生に診て貰っています。

 今日は家内が亡くなった日。その日は私の誕生日で私も遂に98歳になりました。それまで生き延びているのは、80歳で骨折するまで登山で鍛えてきた脚力の残り。それでよたよた歩きながら丘を登り,降りしてスーパーへの買い物あるき。8月の今は息子の命令で行かえりタクシー使用。9月にはまた歩くつもり。帰りは重い荷物のカートをひっぱっての急な坂道を上り降りして、お気に入りの優しい人たちが花の手入れをしたり見知らぬ私にも声をかけ貰ったりの公園で持参のジュースを飲んで一休みをするのが楽しみ。

 それにしても次第に細る食欲。98歳を過ぎては年は年がとと枯れ落ちるように萎んで逝くのでしょう。

 繰り返しますが、どなたにも老いは来ます。どう考えても可笑しいが。人に言えないトラブルも起こります。どうぞ読者の皆様も妻を早死にさせた私のような失敗をなされないように。ご本人や家庭の方ができること。病気になられたときは良い病院と先生を選ぶことしか無いのです。もしそれが何処か判らなければ「医者の奨める病院」やそれに類する本を参考にされては如何でしょうか。

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