普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

新型コロナ関するアビガンとPCR検査と厚生省技官

2021-08-13 09:15:28 | 政治

戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭でえましょう。

「劇的に効くアビガンを使わせぬ厚生省技官」

 週刊新潮(4月30日号)に、「アビガンは劇的に効いた」という患者の声にもかかわらず、厚労省がそれを使わせないという記事を見つました。その記事は、アビガンを飲んでその効き目に感激したという都内在住の50代の回顧録です。

 その男性は劇的な回復に至るまでの経緯を次のように振り返る。「40度近い熱が続いていたのに、アビガン投与の当日に効果が出たんですよ。3月末に熱っぽさを感じ、体温を測ると38・6度。3日間自宅隔離をしたが、熱は下がらない。かかりつけの病院ではレントゲンをとっただけで、『コロナは陰性だろう』と言われ、総合病院でも受付で『コロナの検査はできない』とあしらわれた。」問題はそのあとだ。

 その男性は3月31日にようやくPRC検査を受ける事が出来て陽性とわかり、その結果4月に入って大学病院に入院出来た。そして、マラリア薬とかエイズ薬とか飲んだが効かず、入院から5日目に三番目の薬としてアビガンが投与された。そうしたら、熱が止まり下痢もなくなった。そこで男性はふと思った。なぜ最初からアビガンを使わなかったのだろうと。担当医に聞いたら、返って来た答えは、「厚労省に申請していて許可が下りるのに時間がかかったから」というのである。

 週刊新潮のこの記事は、厚労省が許可を簡単に出さない理由について何も書いていない。そこに書かれている事は、「政府関係者」と称する人物の次のような解説だ。いまアビガン投与が可能なのは「富士フィルム」が行っている治験の場合か、各医療機関による観察研究の場合だけだと言う。

 だからそれ以外で使う場合は適応外使用ゆえに、倫理審査など煩雑な手続きがあり時間がかかることになっている。それよりもなによりも、厚労省は副作用を恐れるあまり消極的になっているというのだ。

 私は、この政府研究者の解説はあたっていると思う。つまり、一部の利益のためとか、政治的思惑などとは関係なく、官僚主義と官僚の保身からくる、単純で次元の低い厚労省の文官、技官の壁ではないかと思うのだ。

 悪意から使わせないよりも、患者救済を優先できない事なかれ主義としたら、最悪だ。ドイツ始め、海外ではどんどんアビガンを輸入して積極的に投与していると言うのに、いかにも日本らしい。すくなくとも、これから子どもをつくる予定のない男女や重症化しそうな高齢者には、是非とも使うべきだ。そう週刊新潮の記事は締めくくっている。この際、徹底的に厚労省の文官・技官を追及すべきであると思う。

「コロナ防止に不可欠なPCR検査を邪魔する厚生労働省の医系技官」

 私が見つけた番組の記述です。

 PCR検査の件数が増えない理由について、厚生労働省の医系技官が、件数増は誤判定もある上、陽性でも8割は無症状や軽症のため、軽症者の入院増加での医療崩壊の懸念を示していると解説。これに対し、WHO事務局長上級顧問らがまとめ、600人以上の医師が賛同している提言では、現在のPCR検査の問題点を(1)PCR検査の適用の許可権限が最終的に保健所にある

(2)PCR検査を帰国者・接触者外来(指定医療機関)だけで実施と指摘。改善点として

(1)PCR検査の適用を一般の医療機関の医師に判断させる

 (2)PCR検査を新たな場所で実施
「私の意見」

・アビガンについて

  私は新型コロナに罹ったその道の専門の学者がアビガンが効く事を発見してから、最近「正論」が発表した裁判による医系技官のアビガンの完全否定まで大雑把にいって約1年間アビガンが使われていたことを知っています。その間もしアビガンが新型コロナの治療に全く効かないか、万一悪影響があればアビガン反対の医系技官から大々的に発表されるのにその報道は全くありません。アビガンが日本製であろうと外国製であろうと効くもの効くと思う素人の私、アビガン関連の報道に目を凝らして見ていた私が思うのですが。

・PCR検査について

 私は新型コロナの発生時から後で言われだしたgo to travel、eatまでPCR検査の導入を唱えてきました。勿論私の意見だけでなく、読売も検査キット大増産を社の提案を出しました。話はそれますが政府から理由不明の10万円の配布。そんな予算があればPCR検査にあればと思った人も多くいたと思うのですが。

 新型コロナ暴発の今になって読売、私の提案と厚生労働省の医系技官の考えのどちらが正しいか言わずとも知れたことです。

 私は舛添さんの頃から大きすぎる厚生労働省の分割を主張して来ましたが現状のまま。さらに今回はそれより難しい医系技官の意識改革、端的に言えば彼らに現場意識を持たせること。つまり彼ら全員に一度は医療現場を担当させること。これは言うは易く難しいこと。その為に優秀な厚生労働大臣の選任と強い総理大臣のリーダーシップが必要と思いますが、それまで出来る人がいるでしょうか。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治ブログへ  



最新の画像もっと見る

コメントを投稿