普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

人口の減少・老後の生活設計が出来ていますか?

2012-02-01 11:23:56 | 少子高齢化
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若い方たちへ
 昨日は、2060年に8674万人まで減少し、総人口に占める65歳以上の割合は39・9%に膨らむと言う報道から私の考える年金問題の基本的な考え方を書きました。
 今日は人口問題に就いて纏めて見たいと思います。
 少子化問題解決で一番難しいのは、当事者である若い方達の意識の問題です。
 若い人達は最近の大震災で意識も少し変わっているそうですが、震災で子育てよりも当面の生活優先、子育ての難しさ、子供の教育に金がかかることなどから結婚に二の足を踏む人も多いと言われています。
 然し急激な少子化は昨日書いた年金問題も日本の経済情勢に急激且つ大きな変化を与えます。
 そして日本は私が何時も言うその場凌ぎの得意な政治家ばかりです。
 それで少子化の急激な進行を防ぐために、当事者である若い方達の老後の生活設計の面から考えてみました。
[悲惨な老後を送らないために]
 それで私が見聞きしたことを聞いて下さい。
・叔母の死
 身内で二つの不幸があった。一人は家内の叔母で、一人は私の従兄弟だ。
 叔母は子供が一人も出来ないまま離婚し、その後、自分の持ち家で内縁の夫と二人で暮らしてた。
 90歳近くになった叔母は、自分を世話して貰う条件で、その遺産を全て夫の娘に相続させることにに決めていた。
 その後、叔母が体を壊して、長い間入院したが、その娘が約束の週に一度の見舞いにも稀にしか来ず、週に一度交代で見舞いに来ていた甥や姪達にこぼしていた。
 入院が長引き、例の病院のたらい回しで、4回も転院させられた。
 その都度、一度家に帰って見たいし、夫にも逢いたいと言う叔母の希望も、何故かその娘の拒否に会ったと聞いて、彼女の甥や姪達を怒らた。
 結局、私の家内と息子が見舞に行ったその日に、見取る人一人もいないまま、旅立ってしまった。
・従兄弟の死
 その後、その甥の一人も不治の病気で床に就いたのだが、本人の希望と、大家族と知った病院の先生の行き届いた計らいで、自宅療養をすることになった。
 彼は兄弟姉妹も多く、また子だくさんだったので、彼の病床にはいつも多くの人がいて、病人本人の冗談で笑い声がたえなかった。
 彼は頑固にも、家族になるべく世話をかけぬよう、入浴、排便など全て一人ですませていた。最後の夜も自分でトイレに行き、寝床で眠りについたまま家族皆から見取られながら一生を終えた。
 我々年寄りには叔母の孤独死と、従兄弟の羨ましい程の死に方が余りにも際立っていたので、考えさせられることが多かった。
 (以上過去のエントリーから)
 ここで考えて頂きたいのは、不運な叔母を週に1度でも見舞いに来た従兄弟たち、亡くなった従兄弟も私と同じ貧乏人の子沢山の時代の人達、従兄弟の子沢山なのは宗教の関係もあったのです。
 これが無ければ叔母も従兄弟も事実上独りで愚痴をこぼす相手もなく旅立つことになった筈です。
 時代は少しづつ変わっています。
 家内の話しによると彼女の友達の大半の人達の連れ合いが死んだか、不治の病に罹っているそうです。
 私の団地で言えば老人会発足時の男性会員の約80%が亡くなました。
 中には孤独死ではありませんが、亡くなっても子供との連絡がつかずにしばらく放置される状態で終わった人まで出ています。
 所謂、後期高齢者の中には本人や連れ合いの人が病気といって殆ど家に閉じ籠もり状態の人が多く出ています。
 それで唯一頼りになるのは夫婦互いの思いやりだけ、然し朝から晩まで顔を突き合わせていると、またそれなりのストレスも生れます。
 私の家内の場合、娘への電話での私の悪口が唯一のストレスの吐け場所です。
 娘も息子もいなかったら、そして片方が死んだら----。
[生き甲斐のある老後の暮しのための生活設計を]
 私の経験からの意見は、たとえ今の生活が苦しくても、老後のことを考えて少なくとも2人以上の子供を持つ家庭が望ましいと思います。
 何故なら昨日も書きましたが、親や子供たちの一生を考えれば、貧乏人の子沢山の親や子供のほうが、少しは金がある一生独身の人より、一人っ子やその親より幸福だと思います。
 然し今までの豊かな暮らしで育った若い人達に、今更貧しい暮らしは考えられもしないと思いますが、案外捨てたものではないと思います。
 終わり良ければ総て良しと言う言葉もあります。
 人はそれぞれですから、考え方もそれぞれ違うのも当然です。
 私の場合は成り行き任せの生活でしたが、何事につけ、ついていない私にしては、時勢も良かったのかたまたま何とかやってこられましたが、これからは益々厳しい世の中になると思いますので、私のようなたまたまが通る訳がないのは確実です。
 私の意見はとにかくとして、一度自分の退職後20~30年間の家庭生活の在り方・社会への貢献・生き甲斐のある生き方・それを活かすための若いうちからの趣味や健康管理などの生活設計をして見ては如何でしょうか。

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*参照:静かな有事] 少子化…崩れる社会
[少子化の問題点]
・当事者の意識の問題
・経済情勢の悪化
・教育の問題
・政府や政治家の責任
・マスコミ、批評家、作家など責任>


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1 コメント

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ブログ読みました! (りさ)
2016-01-30 05:06:53
わたしも息子を持ち家庭を持った母親です。息子は現在私立の中高一貫教育で、頑張って教育を受けさせておりますが、教育費が大変で、なかなか1人でも大変かかってしまってます。。なるべく大学は国立大学の医学部〔難しい…〕か工学部に入って貰いたいです〔溜息〕。でも
私立の医学部〔学費がかなり厳しい〕は難しくても、早慶の工学部はなんとか届きそうですが、学費が年々上がっており、やはり子ども1人でも大変かなぁと思います。。

わたしのいとこが姉妹で、40前後で独身なのですが、わたしの息子が介護とかお葬式とか面倒かかる可能性あるのでしょうか?
うちの息子とは殆ど関わりが無いのですが、、正直関係ないので、やらせたくありません。なにか愚痴、質問になってしまって申し訳ないです。。
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