普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

川柳くろがね吟社紹介「捨てられぬ仮面脱いだり被ったり」

2019-08-14 12:05:10 | 川柳
川柳くろがね7月号より
前月号鑑賞 小川 清隆 選評
「捨てられぬ仮面脱いだり被ったり」   小田ノリ子
 人はそれぞれに什仮面を持って生きている。TPOにより脱いだり被ったり、或る人は幾つもの仮面を持っている。その仮面は捨ててしまうわけにはいかない。何故ならみんな自分自身であるからだ、上手に使い分けることこそ肝要である。

「譲り合う席が途方に暮れている」    中村 鈴女
 電車に乗った或る日のこと、若い人がどうぞと席を立ってくれた。その時私はまだ90歳だから100歳になったら譲ってもらうからどうぞお気違いなくと返した。一度立ち上がった若者は座り直すわけにもいかず、その席は空いたままだった。しかしここは若者の好意に甘えるぺきで、ありがとうを言って座れば空気は和むものを。反省。

「まだ燃える火種を持っている八十路」   志岐けい子
 平均寿命が百歳を超える日も近いと言われている。八十歳はまだ若い。歳に負けてはならない、歳は数えない方が長い。燃え尽きるまで現役、明日に向かって頑張ろう、、ウルマンの言葉を大事にして。

火花抄 吟社参傘下の句会報より
       和田 澄雄 選
借りてきた本の莱が喋り出す   隆
責景勝期待ドスンと膝にくる   秀美
味噌汁を吸えばおかんの顔浮かぶ 風子
太宰府に令和の雲の湧くロマン  蘭草
労りの声かけ剥がすレタスの葉  裏風
溶接の火花匠の勘どころ     昌子
台風後澄んだ空気の朝が好き   睦子
良く冷えた麦茶が夏を出迎える  龍太郎
寝過ごした朝のドラマが狂いだす けい子
一行の写経邪念と対崎する    康博
安全を祈り岬に立つ孤高     つとむ
子らのため無骨な父の守備範囲  雅彦
人情のない街ふえていくあした  郁子
世直しの手術がいると票を入れ  元一
飲酒より怖い高齢ドライバー  洋
不自由がいつか癒しの里暮らし 喜一
友達のような親子のペアルック よか
改元で気分新たにさあ一歩   いくお
白紙です貴方好みに染まります 修一 
さっばりと忘れた顔をしてる妻 はなひ

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第67回八幡東区総合文化祭川柳大会 (案内)
期日 令和元年9月29日 (日) 9時30分開場
     出句締切 11時30分 開会13時
場所 八幡西生涯学習センター折尾分館
    折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
     「コ ラム」  佐 賀 横尾 信雄 選
     「洗  う」  北九州 唐鎌 美鶴 選
     「荷  物」  北九州 青木ゆたか 選
     「おずおず」  下 関 上野 悦子 選
     「それから」  宗 像 的場 いずえ 選
     「焦  る」  太宰府 植村 克志 選
     「 駅 」   中 間 古谷 龍太郎 選
会  費 2000円(弁当および発表誌呈)
賞  市長賞・教育委員会賞・八幡東区長賞・順位賞・秀句賞
     投句者賞
欠席投句 4CmX21Cmの句箋に各1句記入
     各題2枚計14枚(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりかな)を明記
牧句料  1000円 9月20日 (金)必着
投句先 〒806・0014
北九州市八幡西区東川頭町7-45 栗田 修一 宛  
TEL&FAX O93・671・0821
主催 八幡東文化連盟
川柳くろがね吟社

第19回福岡県ねんりんスポーツ・文化祭 川柳交涜大会
日 時 二〇一九年十月二十日(日)九時三十分開場
会 場 ウエル戸畑
参加費 千円(発表誌・記念タオル呈)
出句締切 十一時三十分・十三時開会
十二時三十分 オープニングトーク 古谷龍太席氏
課唐と尊者・各題二句
 「ふかふか」 久留米 松永 千秋 選
 「タブー」  北九州 時津みつこ 選
 「 輪 」  春 日 栗山 芳彦 選
 「打  つ」 甘 木 市瀬主充子 選
 「たんまり」 北九州 安川  聖 選
 「平 成」  太宰府 小池一恵  選
 「 米 」  柳 川 梅暗 流青 選
賞 各題特選賞・各題準特選賞・順位賞10位迄
  実行委員会会長賞・最高齢者賞・投句賞3位迄
欠席投句 4×21cmの句箋2句計14句(無記名)
投句料 千円(発表誌呈)締切 十月十三日(日)必着
投句先 〒812-0041福岡市博多区吉塚2-18-20 萩原奈津子
主催 福岡県
後援 北九州市