普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

AIの普及と今後の教育の在り方

2019-04-27 12:35:23 | 教育

戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 4月24日のNHKのクローズアップ現代で「AIに負けない仕事術」で次ぎのようなことを放送していました。
AIの得意なこと
・データの蓄積とそれに基づく判断
・将棋やプログラミングなどの一定のルールに基づく対応
AIの弱いところ
・創造すること、接客や管理などの総合的な判断力
今後の在り方
・子供のころからの教育で人間力を養うこと
 そのために単純作業のスマホの使用禁止。
 たまたま本屋で見たPresidentの最新号に大前研一さんが「コンピューターに負けない人間をどう造るか」で概要次のようなことを書いていました。
・決められた仕事をするのがAI
・自分で答を導く能力をいかにして作るかが大切。
・今の文科省の教育システムを抜本的に見直すべき。
・このままでは業界では高度の技術を持つインド技術者を増やすだけ
「私の意見」
 文科省も共通一次や小・中学校の学力テストで総合的に見る力を試すなどやっている様てすが急激にすすむAI化に対応仕切れていないようです。
 逆にNHKの指摘したAIの得意なプログラミングの教育を小学校に導入してただでさえ大きすぎる教員の負担をさらに大きくしています。
 文科省は生徒の交通安全のためといってNHKの主張と丸反対にスマホを子供に持たせようとしています。学校ではスマホ禁止しても子供がそれ以外の場所で単純作業のスマホで遊び創造力の養成を阻害するのは間違い有りません。
 なおスマホの弊害については「子供にスマホより読書の勧め」をご覧下さい。
 それより大きな問題は文科省の小学校に英語導入に反対した数学者の新井紀子さんの 意見です。同じ数学者で「国家の品格」藤原国彦さんの意見の「1に国語2に国語3 4が無くて5に算数」と比較して新井さんは「1に読解力2に読解力3 4は遊び5に算数」と書いて居ました。遊び:物に頼らない遊び、給食・掃除当番も含む
 そしてその本の題名は「AI vs 教科書が読めない」彼女が言うのは、先ず国語で読解力を養わなければ、教科書も読めない。つまりAIを議論する以前の問題。だから英語教育の前に国語を勉強しろと言っているのです。
 文科省のすることなすこと殆どピンボケ。何とかならないのですかね!!

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「吟社くろがね」紹介「懐の深い男だ流されぬ」

2019-04-27 12:21:06 | 川柳
川柳くろがね」4月号より
前月号鑑賞 小川清隆 選評
「懐の深い男だ流されぬ」      中山  和
 性善も性悪も受け入れる男、懐の深い男、器の大きな男、自信を持っている男は、余人の意見に動揺することはない。聞く耳をちゃんと持っている理想的な男、自分もそういう男になりたいと思う (無理か)。

「消しゴムを沢山もっているゆとり」 大塚 郁子
 間違えたら消せばいい。消しゴムで消える程度の誤りなら大したことはない。消しゴムでは消えないもの多い。消しゴムを沢山持っていることは、本人にとっては便利でも他人にとっては迷惑でしかない。簡単にとり消されては信用も出来ない。消しゴムは特にない方がいい。自分の発したもの最後まで責任を持つ、逃げたらあかん。

「敵が去り味方も去って一人ぼち」  土肥 あづま
 「振り向けばたった一人の縄電車」
 企業戦士といわれた時代もあった。ライバル社との戦い、ノルマとの戦い、がむしゃらに走った。定年で会社を去って、我にかえると無趣味の男には空虚な時間しか待っていない。宮仕えの悲哀。

「逆風を逆手に取って突き進む」   加差野 静浪
 帆いっぱい風を貰って突き進むヨット、風は後ろからの追風ばかりではない。逆風の時にはそれを包み込むテクニックが求められる。その知恵、技術を駆使して前に進む。動力を持っている飛行機は向かい風こそ順風である。

「火花抄」各地句会報告より 
        前田 伸江 選
平成を生きた証しの一行詩 わ 子
戦争のない平成に感謝状 郁 子
幸あれと平成次の世にバトン 澄 雄
今日だけとついつい我が身甘やかす 秀 美
吹きこぼし清んだこころを取り戻す 昌 子
我がままに育った親がする躾和  正

ふるさとを食べてしまった標準語 雅 彦
足袋のまま飛び出して来た震度7 けい子
あの人の反応なしが気にかかり 日出男
反応がにぶく生きるの楽そうだ かつ子
地球儀を回して夢の旅に出る 真由美
目ざましが仕事さぽって遅刻する 恵 泉
バッカスに背中押されて腹を割る 弥 栄
右の耳左の耳も噂好き 雅 彦
この街が好きで栄転諦める 福 夫
ただ祈る凍った心解けるまで 妙 邦
連タコに願いを込める子沢山 ゆたか
一日を無事に過して読むお経 正 夢
リンコ剥く母は昔を語りだす 正 夢
整理したつもりがいつも探しもの 理 枝
                                 
川柳・人気ブログランキングへ上野十七八・石橋睦朗
第47回句碑まつり川柳大会のご案内

日 時 2019年5月19(日)9時30分開場
   出句締切11時30分 開会13時
会場 八幡西生涯学習センタ-折尾分館
   北九州市八挿西区北鷹見町13-10
   JR折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
 「ときめき」太宰府  小池 一恵 選
 「節目」  北九州  安川 聖  選
 「スリル」 糟屋   河野 成子 選
「重ねる」 福岡   小川 清隆 選
 「限界」  吉野ケ里 真島 久美子選
 「越える」 福岡   石田 酎  選
 「ぶらり」 中間   古谷 龍太郎 選
会費    2000円(弁当および発表誌呈)
賞    順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cm×21cmの句箋に各-句・計14句(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりなが)を明紀下さい
投句料  1000円、5月10日(金)消印有効
投句先  〒806-0051 北九州市八幡西区東鳴水2-13-20 大塚郁子宛
     Tel&Fax 093-645-2898
主催   川柳くろがね吟社