普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

民進党の公約を見る

2016-06-21 14:58:02 | 政策、社会情勢
前回「いつまでも公約が出ない(出せない?)民進党」を書きましたが、16日発表された公約について考えて見ました。
「読売の民進党公約の社説」(括弧内は私の意見)
・自民党よりの読売の社説の公約の場外編の一部です。
  疑問なのは岡田代表が社会保障充実の財源を赤字国債で賄うと主張したことだ。代替財源を充分に検討せず安易に「借金」に頼るのは避けるべき。(賛成)
  安全保障関連法については「白紙化」を明記。岡田氏はケネディ米大使に「日米同盟は非常に重要だ」だと釈明したが、(白紙化し発言の)整合性をとるのは難しく関連法を評価する米国に理解されまい。(賛成)
 民進党など野党4党は公約とは別に市民団体と政策協定を結んだ中、辺野古移設工事の中止を求めたことは理解出来ず無責任だ。移設問題は民主党政権の県外移設→移設支持の立場への変換が今日の混迷を招いている(私は前回の投稿で、「民主党政権時代に時の中国大使の丹羽さんが中国に対して石原さんの達の動きにたいして、日本は「個人の土地の購入などについて制限を加えられない」と説得していたのに、何を血迷ったのか丹羽さんを辞めさせてまでして、尖閣を国有化して東シナ海進出を狙う中国にとって良い言いがかりを持たせてしまった責任を持つべきです。と書いたのと似た考え方で、政権を取った責任は何時までもついて回ることを示しています。)
「私の民進党公約に就いての意見
 私の定常的な政権交代支持の立場から是々非々で民進党の公約を見て見ました。
「公約のなかでやれそうだしやってもらいたいもの」
・残業時間制限、ブラック企業ゼロ。
「突っ込みが足りないもの」
・労働者派遣法改悪を見直す
 同一労働同一賃金(自民も同じ公約)で派遣先の費用が増すのなら、安倍さんのやっている非正規社員の定着化でなくて(派遣会社の正社員でなく)就業している会社の正規社員化。→一昔のような企業への忠誠心に基づく改善活動や日本得意のチームワークの復活。希望者は就業先の労組に入れるようにする。労働者派遣法は前のように一部の特殊労働者や本人が希望する内職的な働きをする人たちに限る。
・マイナス金利反対
 アベノミクス批判の気持ちも判るが、円価格の高騰、自動車など輸出企業の低迷、円安で増えてきた外国人観光客の減少など負の影響が大きすぎるなど単純な問題ではない。
「公約だけでおそらく何も出来ないもの、やる気のないもの?」
・国家公務員の総人件費2割削減。
  元維新の会からの提案?現実は支持母体を官公労や日教組を持っている。
「思い込みによる一般向けの公約」
・9条の改正に反対
 自民党は公約でこのことに何も触れていない。国会の9条の解釈について議論があっても9条改正など何もいってないと逃げられるだけ。元政権党の民進党は9条の前提となる前文の「我が国は平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我等の安全と生存を保持しようと決意した。」との整合性に就いて考えるべき。
「殆ど効果のない公約」
・太陽光やバイオマスなどで地域の活性化
 バイオマス産業はよいが、太陽光はパネルを並べれば後はお終い、従業員が地域に増えるわけでなく何も地域に全く貢献しない。儲けるのは設置した会社だけ。
・農業者個別所得保障制度の法制化
 自民時代からのこの種のバラマキが農村の改革を後らせてきたのを無視 

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世論調査の結果から岡田さんと安倍さんへ

2016-06-21 14:49:16 | 政策、社会情勢
6月20日に読売が世論調査を発表していました。
・政党の支持率
・自民党35(前回40)、民進党9(6)、公明党4(3)共産党3(2)、おおさか維新の会2(1)
・比例代表でどの党に投票
・自民党35、民進党12、公明党7、おおさか維新の会7、共産党4、
「岡田さんへ」
 この投稿と同じ日に民進党の公約の考えを投稿しているので、ここで簡単に書きます。
 今回の調査で際立っていることが一つあります。現実はどうなるか判りませんが、世論調査が語るのは今回の参議院選でのおおさか維新の会の一人勝ちです。
 自民党と公明党に対する、民進党、共産党とそれに乗った弱小政党のせめぎ合いのなかで超然として自党の信じる政策を発表したおおさか維新の会。
 その比例選への投票先のおおさか維新の会がなんと7%。
 その異状な数字は政策の全く違う民進党と共産党の提携の胡散臭さを嗅ぎ取った人達の考えの現れです。支持率は倍増とは言え僅か2%の「おおさか」だが、比例選では7%の人が自民・公明は嫌だが、民進・共産連合軍にも票を渡したくないと思っている7%の人が「おおさか」に集中したと考えるべきです。
 そして読売の数字が正しければ参議院選の新議席獲得数の割合は自民・公明42、民進・共産16(他の弱小政治団体はほぼ0)。そして7%のおおさかの動きが政局に大きな影響、それも反民進・共産連合の方向に動くのは間違いないと思います。
 今日も民進党と連合軍結成に張り切る共産党のビラが入っていました。
・日米軍事同盟をやめ友好条約を
・日本の侵略戦争と植民地支配への反省を土台に北東アジア規模の友好協力条約締結などなど、国際法を無視してでも勢力拡大に努める中国が大喜びする内容。
 岡田さんは共産党が張り切れば張り切るほど民進党の支持率が低下、自民・おおさかの支持率が向上すると思いませんか。
「安倍さんへ」
 私は何度も書きましたが安倍さんが小沢さんの苛めで体調を崩して政権を譲るまえから、いわゆるお友達内閣の失敗、閣僚の政治と金の問題のマスコミの追求など見て、一度下野して再起を目指すべきと書きました。
その理由は
・就任直後の中韓訪問
・国際情勢を考えて靖国参拝の自粛
・主張する外交のための情報機関の設置
・教育基本法など重要法律の成立などの成果
などです。
 そして希望通りの第二次安倍内閣の発足に際しては、喧嘩腰の強い安倍さんには慎重な石破さんなど良く相談すべきとかきました。安倍さんも石破さんや谷垣さんを登用しました。
 然し政治の素人の私の安倍さんへの期待はここままで。第二次発足直後からの中韓抜きの海外訪問。靖国参拝で中韓から安倍批判。信念があれば次も続ければ良いのに次回からの参拝中止。そして海外訪問中の駆けつけ警護、人質救出のため自衛隊派遣発言。日本・海外で自衛隊の後方支援として武器・弾薬の輸送発言と言う世界の常識から言えば明らかに戦争行為で9条違反です。そして昔の維新の会が安全保障に関連してどちらか言えば自民寄りの提案をしているのに強行裁決。その対処に戸惑いを隠さない慎重・リベラル派の谷垣さん。そして自民党推薦の憲法学者の9条違反の発言で民進党、共産党などを勢いつかせてしまいました。
 そして私が期待していた情報機関の設置の動きは全くないまま。第一に自衛隊の人達の生命に関する海外派遣を他国の情報だけで出しても良いのでしょうか。小泉さんがガセネタでイラクへ自衛隊を派遣した反省のないままに。
 慰安婦問題での情報戦では韓国に完敗。南京虐殺など中国に押しまくられているのに。
 平時でも中国発のハッカーでやられっ放しの日本。一触即発の事態になればどうなるのでしょう。
 新聞でかって情報機関の設置に対する世論の反発を恐れているのが設置の動きがないと理由との説明がありましたが、世論の反発にもめげずに安保体制を進めているのに。何故情報機関の設置に掛かれないのでしょうか。

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都知事選へ人望もあり仕事のできる猪瀬さんを

2016-06-21 14:38:44 | 政策、社会情勢
  今、都知事選の候補者選びでこれと言った人材がいないそうです。
  私はその候補者として仕事が出来る人でしかも人望がある猪瀬さんを思いつきました。
 然し彼には政治と金の問題で都議会の追求で辞めさせられた汚点?があります。
 それで当時の私のブログを調べて見ました。
「当時辞任したみんなの党の渡辺代表と猪瀬さんの比較」 これに就いて読売新聞が次のような解説記事を書いていました。
 以下、渡辺さんの場合、猪瀬さんの場合(括弧内)
・借り入れをした時期と金額:3億円参院選前、5億円衆院選前(5千万円、都知事選前)
・授受の方法:個人口座へ振込(現金手渡し)
・借用書の存在:3億円あり、5億円なし(あり)
・選挙資金報告書への記載:なし(なし)
・使途:党代表としての個人の活動のため(個人の借り入れだが、選挙資金の側面もあった)
・弁護士の見方:選挙前と言うことから違法性の疑念が持たれても仕方がない(選挙前と言うことで50万円の罰金)
・使途に対する説明:何度も変遷(何度も変遷)

「当時の私の意見」
 私が二人のことを取り上げたのは二人とも優れた政治家だからです。
 猪瀬さんは道路公団民営化問題で大宅映子さんと僅か二人で官僚相手に一歩も退かず何とか形にした功績。都内の地下鉄の事実上の一本化、石原さんが失敗したオリンピック誘致成功と彼の力も評価すべきです。
「現在の私の意見」
 政治ではプロの渡辺さんの8億円の金額に比して、猪瀬さんは素人の選挙で5千万円の政治資金記載の不備を突かれるという僅か一つの失敗で都知事の職を投げ出したのです。
 今回のボロ続出の舛添さんとは全く違います。
 当時のツイッターでは猪瀬さんの本を買ったとか読了したとの呟きがつぎつぎ。一般の人達からの人望もあったようです。
 最近の舛添さんの最後の一人ポッチの離庁の報道に関連して、猪瀬さんの場合は都庁の幹部クラスを含む多くの人達が見送った状況が放映されました。 
 私の提案の問題は猪瀬さんが法的に身ぎれいになったかどうか判らないこと。
 猪瀬さんに都知事復帰の意志があるか否か。
 然し、(個人的な名前は控えますが)やりたい人とやって貰いたい人のどちらか選ぶとすれば、やって貰いたい人に出て貰ったほうが都の為にもオリンピックの為にも良いと思うのですが。
 私は安倍さんか岡田さんが旗を振るか、自民・民進・無所属の都議の中で、猪瀬さんに不得手の金のことには触れさせず勝手連の形で彼を担いではと思うのですが。

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