小沢さん強制起訴のニュースが飛び込んできましたが、その意味するものに就いて考えてみました。
強制起訴の意味するもの
・第5審査会は4月に「起訴相当」としたが特捜部は再び小沢さんを不起訴にする
・審査会の補助弁護士の辞任(小沢さん側からの圧力によると言う噂) 、後任決定が大幅に遅れた。
・審査員の任期切れで全員交代
・厚労省の村木さん、北九州市看護師の爪剥がし問題で検察の連敗と、検察の不祥事件の発覚(これらで審査会の審議に小沢さんのプラスになるかもとマスコミは予想)
・強制起訴の議決
つまり審査員が全員交代しても、検察側の信頼が落ちても、なおかつ強制起訴の議決が出たのは、少なくとも国民の目線からみて小沢さんの「政治と金」の問題に就いておかしいと思っていることが明らかになったことを意味しますし、後記のように菅内閣、民主党は無視できないことだと思います。。
小沢さんの対応
・各新聞の社説では小沢さんの離党や政界からの引退を言っているようですが、彼の立場から言えば彼の不正を認めることになるので、法廷闘争に持ち込もうてしているのは当然です。
・彼が法定に立つと否応なしに、今まで拒否をして来た、そして審査会が指摘した問題について、自分の立場を説明しなければならないので、彼の「政治と金」の問題の霧に掛かった部分が国民の前に明らかになるのは良いことだと思います。
・読売によりますと、自らに近い議員と会談したとき、「これは権力闘争だぞ」と言ったそうですが、どの権力との闘争でしょうか。検察審査会?検察に代わる弁護士?小沢さんに離党や辞職を求める党内の勢力または野党?それとも菅さん?
菅政権の対応
・今年の暮れなどに予想されていた小沢グループの反撃は考えられないので、少なくとも当面は政権は安泰になるのでしょうか。
・菅内閣は脱小沢で支持率を上げて来ましたが、もうこの手は使えなくなりました。
・残るのは政策の立案と実行、そのリーダーシップ、ややこしい普天間・尖閣諸島問題のなどの舵取り、ねじれ国会など菅さんの腕一本に掛かっています。
民主党の対応
・今回の審査会のお蔭で小沢さん影響力が薄くなったのを、前向きに捉えて小沢支持、反小沢などの垣根を取り去って民主党が一体になる好機だと思うのですが。 (小沢さんを支持した人達に取って寂しいことだし、所謂小沢チルドレンは次期選挙でそれ所ではないかも知れませんが。)
・民主党は今までは議員に問題が起こると、 (鳩山さんと小沢さんの「政治と金」の問題が起こるまでは)直ぐに離党勧告などしてそのクリーン・イメージを国民に訴えて来ました。そして鳩山さんではありませんが、何かと言えば「民意」の尊重を言って来ました。今回の検察審査会全く違う国民から選ばれたメンバーが二度に亙り同じ決定をしました。これからは民主党は民意を尊重し、国民からの支持を得ていたその自浄能力を何らかの形で発揮するべきだと思うのですが。 (と言うのが筋論で、小沢さん問題の処理は党の分裂に繋がるとして眼を瞑りそうな気配→国会での追及→今の一番難しい時期に法案の処理の停滞になりそうです。)
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