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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

聞いていて恥ずかしかったG-8の報道

2006-07-18 10:26:27 | 国際社会

G-8も7月17日に無事終わりました。

然し、このサミットの記念写真を見ていつも思うのですが、日本の首相が他の首領に比べて、いかにも存在感が薄いのが目立つことです。

新聞やテレビの報道からも想像出来る事ですが、写真からも日本の首相が他の首領からもほんのおつきあい程度の扱いしかうけてないように見えるのは気のせいでしょうか。

今でも印象に残っているのは、他国の首領の後ろでニコニコしていた、何人かの日本の首相の姿です。

これは日本人が小さいからではなく、何かが欠けていたような気がします。

それに比べて、小泉さんは彼なりに頑張って今まで以上の成果を上げたのでしょう。

そして持ち前の気さくな振る舞いで、おめず臆せずに振る舞って、ブッシュさんから、注意されたと報道されていました。

小泉さんのその人柄を日本人に愛されて、首相在任記録を更新したそうです。

然し日本を担って立つ国際会議で、愛されるのは良い事でしょうが、それ以上に他の首領から尊敬され、場合によっては、一目わ置かれる存在になって欲しいのです。

[ヨン様に振った手を純ちゃんに振る]

この前の選挙は郵政改革ではなくて、小泉さんの人気、巧みな軽薄なマスコミの操縦術で今まで選挙に関心がなかった軽薄な人達に支えられて大勝利を納めたのです。

小泉さんの特徴は、軽さと頑固さだと思っています。

第一に靖国参拝という宗教問題政治公約に上げたことです

なんと言う軽い判断でしょう。
今頃になってこれは政治問題にならないと言って居ますが遅すぎます。

そして、此れ幸いと取り上げた、他の国の反対にも関わらずに頑固に押し通したことです。

各種の改革を取り上げて、強引に推進したのはよいのですが、皆つまみ食いに終わってしまいかかっています。

米国一辺倒の外交で韓国や中国の問題も解決出来ると言う言動。(日本の命運を左右する問題なのに)

それへの批判に対して、国会の多数を占める、与党の力背景に、人をおちゃらかす返答で押し通してしまいました。

各国は日本のこのようなことや、その首相のことを良く見ていると思います。

このような首相がかりに愛されても、尊敬されるでしょうか。ここまでは誰でも容易に想像出来ます。

然し、他から尊敬され、一目置かれるには、北朝鮮ではありませんが、自国は自国で守る力を持つ事ですが、これは問題が大き過ぎますので、省略します。

その他に、日本の首相が、

日本の情勢のほかに、世界情勢に対する確固とした判断力を持つ事。

その為にも日本独自の情報網を構築して置く事

ビートルズだけでなく、国の首相と歓談するに足る、充分な素養と教養を持って置く事。

上のことを話すに足りる充分な英語と社交の能力を持つ事。

を持っている必要があると思います。

勿論、私など上の全ての点で不得手で、偉そうに言う資格はありませんが、自国さえ 自分で護れない日本だからなお一層、日本の首相が他の首領から尊敬され、一目置かれるように頑張って頂きたいと思っております。


中東の紛争や戦争から学んだもの(3)[日本人として恥ずかしかったこと(2)]

2006-06-29 09:56:50 | 国際社会

<<一次湾岸戦争のへの協力への批判に対して耐えねばならぬこと>>

一次湾岸戦争の時は金の協力だけで、日本の貢献度については殆ど無視されました。

大義の為に、生命の危険を冒すのと資金を出すだけの評価が大きく別れるのは当然です。

また戦争が済むまでぬくぬくと安全な所にいて、戦争が済むや否や市場主義経済の恩恵に預かるのは、ずるいと批判されても仕方がないでしょう。

然し、戦争を放棄した日本の国民として、このようことで諸外国の批判を受けたり、恥ずかしい思いをするのは、当然耐えねばならぬことを、非公式な形でも政府が国民に表明すべきでしょう。

<<中東での戦争の協力の表明>>

一次、二次の湾岸戦争、アフガニスタンの戦争の時、米国の行動開始に際し、日本政府は直ぐに支持を発表しました。何のコメントもなしに。

然し、日本は戦争を放棄した国です。

支持の発表にも平和憲法を持たない国と違った発表の仕方があったのでないでしょうか。

日本のこのような無条件の支持の発表は、日本の一部の人たちや、日本にあまり好意を持っていない国から見れば、日本は憲法の制約がなければ、本当は戦争に参加したがっているのだ、解釈されかねません。

このことは今後予想される憲法論議にいろいろな支障がきたす事にもなりかねないと思います。

<<ガセネタに基づく戦争への協力>>

小泉さんが首相らしくもない「ガセネタ」と言う俗言を使っていましたが、大量破壊兵器に関するそのガセネタが、彼に、多くの論議があるイラク戦争への協力の決断させた一因となったようです。

然も、そのガセネタが米国から掴まされたものであり、その正否を判断し、重大なまた憲法に抵触するかも知れぬ国の進む方向を定めるのに足りる情報を日本が何も持いないまま、憲法に抵触しかねない決断しなければならなかったらしいのに、大変恥ずかしくなりました。

<<情報機関を持つ必要性>>

例えCIAほど強力でないにしても、相手国の法律や国際法に触れない範囲の情報蒐集組織を日本も持つべきではないでしょうか。

戦争しないからいらないと言うより、多くのストレスを抱えた他国とも友好関係を保たねばならない戦争を放棄した国、外国とのトラブルの解決は外交に頼る他ない国だからなお必要なのではないでしょうか。

日本が米国のポチなどいわれないよう、米国の行動に無条件に賛成する前に、日本独自の情報に基づく、米国へアドバイス出来る程の情報網を持つべきだと思います。

 参照June22, 27, July 4, 6 投稿


中東の紛争や戦争から学んだもの(2)[日本人として恥ずかしかったこと(1)]

2006-06-27 14:31:42 | 国際社会

<<同胞から救出を拒否された日本人>>

私が1年半になるイランへの出張から帰国して間もなくの、1979年に起こった「ホメイニ革命」に伴う混乱を避ける為に、残った人たち全員が引き上げることになりました。

イランの南部からテヘランまでの砂漠地帯を走るのは山賊が出るので危ないと言って、何人かのイランの人たちがボランティアで、身の危険も顧みず、見張りについてくれ、日本人はバスの中に実を潜めて、暗夜を利して走ったそうです。

ところが、テヘランでは日本の飛行機が全て欠航のため、何日も待った後、ドイツの飛行機でアテネ迄飛び、やっとJALに乗換えたそうです。

私は日本で、当時の航空会社の労働組合員が、危険を理由に同胞を救出する救援機への搭乗を拒否したと言う報道を見ていました。

イランの人たち、ドイツの飛行士の人間愛と勇気に比して、敗戦がいかに日本人の心を貧しくしたのかを改めて知って本当に情けなく恥ずかしくなりました。

これと良く似た様な状況だった第一次湾岸戦争の後、政府は他の理由をつけて政府専用機を作りました。

NHKのプロゼクトXで中東の紛争のとき、トルコの飛行士が身の危険を顧みず、日本人を運んでくれた話が出ていました。

然し、この時も、日本の航空会社の組合の搭乗拒否の話は放送の中では出ていませんでした。

多分、政府の人もNHKの人もこんなことを言うのは恥ずかしかったのでしょうね。それとも何か理由があったのでしょうか。

このような耳障りの悪い話は、決してニュース報道の中では出てきません。

然し、最近、話題になっている、日本人の品格、フライドについて考えて貰う意味で、若い人達にもこのことを是非知って貰いたくて、あえて投稿しました。

June 22, 29, July 4, 6投稿参照

 [我が生命はみんなの生命より重い]

 

 


中東の紛争や戦争から学んだもの(1)[米国の民主主義とは]

2006-06-22 10:22:41 | 国際社会

祝 自衛隊のイラク派遣業務終了!!!

自衛隊のイラク派遣終了の発表を期に中東の諸問題から学んだことを纏めて見ました。

<<もし昔、米国がイスラエルの制裁決議に何度も拒否権を発動しなかったら>>

多分、当時の政権は次回の選挙で一部の有力者の支持が得られず苦戦したか、負けたかも知れません。

然し、イスラエルとパレスティナの紛争は今ではとっくに解決しているのかも知れないし、9月11日に多くの犠牲者を出さずに済んだかも知れません。

<<もし、米国が安保理の決議を無視して、イラクに先制攻撃をしかけていなかったら>>

多分、ブッシュ大統領は、次回の選挙で一部人たちの支持が得られず苦戦するか、負けるかも知れません。

然し、イラクでの戦争は避けられなかったかも知れぬとしても、米国兵士の戦死者は今より遥かに少なかっただろうし、イラクに平和がとうにがもう戻っていたかも知れません。

それと間違った情報に基づいて戦争を始めたことを認めねばならかった、醜態も世界にさらさずに済んだでしょう。

<<もし、イラクの政権が出来た今、米国がその軍隊と、開戦後イラクから得たと言われる権益を全て引き上げ、今後ともイラク政権への影響力を行使しないと決めたら>>

多分、ブッシュ政権は直ぐに転覆するか、次回選挙では大敗するのは間違いないでしょう。

然し、世の中で密かに言われているような、米国が民主主義の名のもとの帝国主義の道に突き進んでいる国だ?と言う誤った考えを一新するのには、絶好の施策でしょう。

そして世界の批判を浴びた戦争開始時の独断的行動やポカも帳消しにして、世界中の人たちがやはり米国は大統領の言うように大義を重んじる国だと、改めて見直し、世界のリーダーに足る国だと思うでしょう。

<<グローバル民主主義を推進するために>>

 三番目の仮定は現実離れしすぎていると思いますが、世界のグローバル化、民主主義化を進めている米国が改めて、民主主義のクローバル化推進のリーダーとして、今後たとえ気にいらない議案でも、民主主義の原則に基づいて最終的には国連での多数意見に従うようにすれば、今までの経験してきた世界情勢よりもっと良い方向(米国にとっても、国連にとっても、世界にとっても、日本にとっても)に進んでいくのではないでしょうか。

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June 27, 29, July 4, 6投稿参照