mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

プラハ歴史地区

2011年02月18日 | 旅行記

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 いくつかの旅行社から次々と春のヨーロッパのパンフを送ってきますが、一つのグループのようにチェコやスロバキア、オーストリア、ハンガリーなど中欧と呼ばれる国々を観光するコースが必ずあります。

 中でも、チェコのプラハを絶賛するパンフが多く、一度訪問しているのに再訪しくなるから不思議です。

 それほど旅人を引きつけてやまないプラハですが、つい最近まで東側の国として「プラハの春」という大事件があった舞台だったのが嘘のようです。

 そのため、この地を訪れた時の小生は、「自分がチェコ・プラハの地を踏むことができたのが夢のようだ」と申し上げたことがありますが、そんな東西の冷戦時代のチェコではなく、今では「多様な建築様式の建物3700棟が残る千年の古都」として注目を浴びているのですから、時代が変わったものです。

 でも、それは、共産圏時代には注目されなかっただけで、プラハは、「歴史地区」が世界遺産に登録されたようにヨーロッパで最も美しい都市だったのだと思います。

 この美しい都を誰が築いたのかといえば、14世紀に神聖ローマ皇帝となったカレル4世という皇帝で、彼がいなかったら、この美しい世界遺産の街はなかったといわれているそうです。

 小生が感動したカルレ橋(小生は、旅行記でこの感動を「あぁ、松島!」をもじって「あぁ、カルレ橋、あぁ、カルレ橋」と表現しました。)も、カルレ大学も、旧市庁舎も、そして、壮大なプラハ城内の聖ヴィート大聖堂もカルレ4世がいなければ建設されなかったのです。

 そのように素晴らしいプラハですから、旅行会社のパンフで大きく宣伝していることは当然だと思うのですが、もしかすると各社のコースで小生と同じ過ちをするものがあるのではないかと感じたのです。

 それは、どの旅行社でも、百塔の街といわれる旧市街のパノラマ、王宮や黄金の小路、聖ビート大聖堂などがあるプラハ城、カルレ橋、旧市街広場などを見ることになるはずであるが、これ以外に見逃してはいけない観光スポットがあるのです。

 それは、ダイヤモンドを6000個以上をはめ込んだ聖体顕示台があるというロレッタ教会と12世紀創建のストラホフ修道院(歴史地区とは別に世界遺産に登録されている)だそうで、この二つを称して「世界遺産一度は行きたい100選ヨーロッパ(JTBパブリッシング)」では、「底知れぬプラハの魅力を知ることになるに違いない。」といってます。

 お前も見なかったのだろう?その通りです。

 今日の巻頭写真は、プラハのカルレ橋、と考えたのですが、BMPは受け付けてくれないそうですからウィーンの王宮にします。