mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

奥様

2008年03月30日 | 旅行記

 小生が海外旅行に行くときは、必ず「家内」いいえ、「奥方」「女房」を連れて行きます。しかし、自分の奥さんのことを普段どのように呼んでいるでしょうか?

 普通は、「おーい、お茶!」などといって偉ぶっている方が多いと思うのですが、よく考えてみますと、ひどい呼び方をしているのですね。奥さんの方は、「あなた」が多いのでしょうか。

 「そんなことを言っているお前はどうなんだ」と言われそうですが、小生は、愛称の「○○ちゃん」と尊称していますよ。「おーい」よりは大いにマシだと思います。

 昔、テレビコマーシャルで「亭主は元気で留守が良い」などという言葉があった思いますが、最近、定年が近づいて、この亭主(宿六)が「家に365日、24時間いると思うと、気が滅入ってしまう」という話を良く聞きます。

 男としては、いろいろ言いたいことはあると思いますが、定年が近づいたら、会社人間から早く足を洗って奥さん孝行を心がけた方が良さそうです。

 ところで、今日のタイトルの「奥様」ですが、昨日に続き「雑学」を披露したいと思います。

 題して「他人の妻をなぜ「奥様」と呼ぶか。昨日、紹介した雑学辞典によると次のようになります。

 

 妻女を呼ぶ言葉には「夫人」や「妻君」「女房」などがありますが、いまでは「奥様」あるいは「奥さん」と呼ぶのが一般的になっています。

 現代では誰でも使っている「奥様」という言葉は、江戸時代では旗本の妻女に限って使われていました。

 尊称であった「貴様」が、今ではあまりよい言葉ではなくなったように「奥様」という言葉も時代が下って、ずいぶんと安直なものになったようです。

 さて、身分格式がやかましかった江戸時代では、身分によって妻女をどう呼んでいたのでしょうか。

 まず、将軍家では「御台様」、(NHKの大河ドラマ「篤姫」でもこの言葉を使っていますね。)御三家・御三卿では「御廉中」、10万石以上の大名では「御前様」、10万石以下の大名では、「奥方」、旗本が「奥様」、御家人では「御新造様」、そして庶民は「おかみさん」と呼んでいました。

 

 

 いやはや、いろんな呼び方があるものですね。現代では「奥さん」という言葉が一般的になっていますが、わが家ではこれから何と呼ぼうかな?

 「奥方、茶を所望じゃ!」などと言ってみたいな!奥方の返事ですか?「はい、旦那様!」ではないですか?芝居じみていて、面白いと思いますが、そんな言葉のやりとりはあり得ない???

 その通りですね。今日は「奥様」に関するレポートでした。