mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

パリ:フォンテンヌブロー城

2008年03月15日 | 旅行記

 おはようございます。と言いましても、現在、4時30分ですから早すぎますね。

 早いもので、3月の半ばにさしかかってきました。3月いえば、仕事では、年度末で予算、人事など新年度に向けた準備で忙しい時です。

 また、最近の世の中の動きを見ていますと、経済に関しては、異常な原油高、円高があり、特に、経済の米ともいうべき原油高の影響で多くのものの値段が上がり始めています。

 ものの値段が実需で決まらないという異常な状態は、何処まで続くのでしょうか?ここでも、投機資金が暴れ回っているのですが、値段が高いために節約や代替エネルギーの開発などが進み、地球温暖化の防止が進めば、こんな良いことはありませんね。

 お前は楽観的すぎる?そうかも知れませんが・・・

 しかし、原油の値上がりは、生活を直撃しているのですから、消費者も買い控えしますし、企業は、好決算にもかかわらず、賃上げを渋っていますので、これでは、景気が良くならないのも当たり前でしょうね。

 世の中の動きには、それを動かすいろんな力があると思いますが、最近つくづく感じるのは、政治家も、経営者も、そして、お役人も、組織が全て、例えば、企業でいえば「賃上げすると国際競争力がなくなり、企業が倒産する」などといって、企業の存続が絶対的存在であるように発言する方がいます。

 しかし、こういう考え方はいかがなものかと思います。何のために組織は存在するのでしょうか?「人間の生活の豊かさ」のためではないのでしょうか?国家や企業などといった本来、人間の豊かさを実現する手段であるべき組織が目的になってしまっていると感じてしまうのです。   

 さて、そんな堅い話はともかくといたしまして、今日は、ジャガイモが待っています。といっても、別にジャガイモが小生に食べられるのを待っている訳ではありません。

 雨が降って、気温が上がって「暑さ、寒さも彼岸まで」の季節になってきましたので、ジャガイモの植え付けをしたいと思っています。

 ジャガイモの種類は、去年と同じ「メークイン」「男爵」「キタアカリ」の3種類を用意してありますが、少々肥料が足りないのではないか、と心配しております。

 ジャガイモの栽培は手間がかかりませんし、とりたてのあの「ほくほく」感を考えると、もうたまりませんね。

 などと書いていましたら、肝心の「パリ:フォンテンヌブロー城」のことを忘れていました。

 ここを訪れた時は、思わず「うあー!!!」と歓声を上げていました。それほどインパクトがあったお城でした。何しろ、こういうものを見たことがないこともありますが、日本のお城とはまったく違ったものなのです。

 ここの紹介は、小生のホームページに、といいたいところですが、このブログを書きながら「見学ガイド」を見ていますと、懐かしさが蘇ってきます。

 そこで、今日はガイドの「はじめ」に書かれている文章の一部を転記してみたいと思います。

  

 面積、1万7,000㌶の広大な森の中心にあるフォンテンヌブロー宮殿は、フランスを支配した歴代の王が特に好んで訪れた場所の一つである。この森で狩猟を楽しむ際に滞在する城館がつくられた。歴代の王達はこの館を一層住みやすくするために新しい建物を追加したり、装飾を付け加え、その結果、様々な建築様式や装飾を備えた現在の中庭と建物が生まれた。正確な時期は不明だが、12世紀に・・・・しかし、宮殿が最も大きく変貌したのはルネッサン期である。フランソワ1世(1494~1547)はこの地の光景、特に森の美しさに魅せられ、彼自身の言葉を借りれば、ここでは「黒毛や赤毛の野禽獣を狩る楽しみにふけることができた」としている。フォンテンヌブローに出かけることを「わが家に戻る」というほどフランソワ1世はこの地が気に入っていた。

 彼は1528年から宮殿の増改築に着手し、中世のドンジョンを残しながら「黄金の扉」や「舞踏会の広間」「サン・サツュルナン礼拝堂」(楕円形の中庭)をつくる一方で、三位一体修道会のために購入した土地と現在の「白馬の中庭」の境界建物を建て、さらにこの二つの建物群を結ぶ「フランソワ1世の回廊」をつくった。

 

 と、このように歴代の王や皇帝が何をつくったかがこの「見学ガイド」に記されています。

 でも、実物をみていないと何のことや分からないと思います。

 外観の中庭の芝生の美しさと建物群の形や配置、そして、色などなど印象的ですし、建物の中もガイドの説明にあるような素晴らしい芸術作品?が数多く残っています。

 「今度、ここを訪れるときは、事前にもっと勉強しておきます。」といいたいところですが、さて、どうなりますことやら!

 今日はフォンテンヌブロー城の話でした。