土曜日は古寺を歩こう。

寺勢華やかな大寺も、健気に法灯を守り続ける山寺もいにしえ人の執念と心の響きが時空を越え伝わる。その鼓動を見つけに…。

宝泉院、噂の額縁庭園お初です。

2013年01月17日 | 京都の古寺巡り


(2013.01.13訪問)

続いて勝林院のお隣、CMや雑誌で盛んに紹介されている額縁庭園の超有名宝泉院。シーズンともなれば観
賞どころではなくなる来訪者の数、座る場所も無いほどらしい。受付のおねえさんに今日はどうですかと聞
くと即座に「サッパリ」と云う返事。でした。

▼客殿から眺める額縁庭園の五葉松。樹齢700年の貫禄。5枚目写真の幹と枝です。



宝泉院縁起
大原寺 (勝林院) 住職の僧房として平安末期、寿永2年(1183年)にはじまる。

▼参道。




▼参道のかわいい橋を渡るとすぐそこが表門。




▼表門。




▼表門から境内。いきなり正面にはビッグな五葉松が見えます。




▼五葉松。樹高11m、枝張南北11.5m、東西14m、樹齢700年。
ホンマ美しい! 迫力満点! 植木やさんの腕の見せ所でしょうね。
扇形樹冠は近江富士を型どり、樹形が優れ五葉松の大木として貴重、市指定天然記念物。




▼額縁庭園の竹林。この景色に雪が絡めば水墨竹林、アア残念!




▼お抹茶と受け和菓子。声明が静かに流れる中、久々の寛ぎタイム、お抹茶をいただきながら額縁庭園を堪
能しました。




▼鶴亀庭園。江戸中期の作庭。池の形が鶴、築山が亀、山茶花が蓬?山とみる名園。




▼鶴亀庭園。




▼宝楽園(仏神岩組雲海流水回遊花庭)。(宝泉院HPより)
宝楽園は平成17年3月に宝泉院境内南側の低地に新しく誕生した庭で、心の内なる広大な仏、神の世界を岩
組、樹花、白砂等をもって表わし美しく宝の如くそのままそこにある楽園の境を創作したものである。




▼宝楽園




▼宝楽園



巡っていて、新しい感性のお庭であることが実感できます。流水を思わせる白砂の夜半、月光に照り映える
様は銀砂幽玄の世界がそこに現れますとパンフレットにありましたが、一度澄み切った月明かりの中、訪ね
てみたい気がします。

雪の額縁を見たかったなア。アア残念、念、念、念。


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