![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/86/213301d8d50be553d7a158c6c69c7a12.jpg)
(2016.11.20訪問)
錦繍彩り残る文保寺から東へ約5キロ、JR福知山線篠山口駅を挟んで清瀧山弘誓寺があります。このお寺決して紅葉が売りのお寺で
はなく、古くから宇土の観音さんとして人気が高く病気封除のご利益絶大、信仰アツイお寺だそうなんで、迷車大和路号のアホナビ
のアホが治るように早速観音さんに会いに行くことに、紅葉の代わりにもの凄い黄葉がありました。
▼一日中……。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/08/76dd526828710dcb48e7652117b13021.jpg)
[ 弘誓寺 ]
●山号 清瀧山 (せいりゅうざん)
●寺号 弘誓寺 (ぐぜいじ)
●宗派 曹洞宗 (そうとうしゅう)
●開基 伝 法道仙人 (ほうどうせんにん)
●創建 伝 大化年間 (645年前後)
●本尊 聖観世音菩薩 (絶対秘仏)
▲兵庫県篠山市宇土611 電話 079-594-0039
▲拝観料 無料 朱印300円
▲拝観時間 自由
▲JR福知山線「篠山口駅」からバス「宇土観音」下車 徒歩約15分
舞鶴若狭道「丹南篠山口IC」から約10分
▼参道口。
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弘誓寺縁起 (篠山市観光情報HPから抄出)
「うどかんのん」「宇土の観音さん」として親しまれているお寺です。 大化、白雉年間に法道仙人によって開かれ、天地山極楽寺と
言われていたとされています。背景の山は槙が峰の頂上で、「槙が峰千軒坊」と言われ、多くのお堂が建ち並んでいたとされますが、
寿永三年(1184年)平家を追う源氏の軍により全山焼失。ご本尊は滝に難をのがれて無事であったので再建され、文明五年(1473年)
曹洞宗に改宗、清瀧山弘誓寺(せいりゅうざんぐぜいじ)と寺名を改められました。
▼青苔に彩られた参道石段、
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▼左側に建つ寺号石柱。
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▼参道石段横にこんなユニークな石灯籠。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/74/b821e57e6bc37aabcab52b45063dd255.jpg)
▼山門。三間一戸、八脚門、切妻造、本瓦葺、安政五年(1858年)建立。両脇に金剛力士が安置されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/b3/312821a5a66be6b3ed7d5bcd705fd013.jpg)
▼扁額は全く読めません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/3c/a550186b60d68096ba8d353d7f65ced3.jpg)
▼両脇格子の前に大草履、大草鞋がドッサリ奉納。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9a/d2b6a108beee2125d186000de8afdf0d.jpg)
遺憾ともし難し上の格子、仁王さんの脚のみ写真は初めてダー。
▼阿形さんの脚。
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▼吽形さんの脚。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/f2/abb8e5d4dbddab344278ad0a15088ade.jpg)
▼境内に一歩踏み込むと、存在感あり過ぎの大銀杏が眼前に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/ad/4234a19b418230e775258db38a92d42f.jpg)
「樹齢ハッキリ分かりませんが300年ぐらいと違いますか」「樹高ハッキリ分かりません」お寺のお姉さんのお話でした。
それにしても見事な弘誓寺シンボルタワー、大銀杏です。
▼向こうに見えるのは本堂の屋根。
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▼かなりの像高の延命地蔵。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/0f/d7975a9c0a0dc366d6b27c97e6ef133c.jpg)
▼本堂です。桁裄五間、宝形造、入母屋造、檜皮葺、一間向拝付。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/5a/c61ee0e066c7dd108cb01e24e626e46d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/18/95fcdd0982fde1ea70693e84f0260cac.jpg)
▼本堂正面のガラス戸は閉められていましたが、お寺のお姉さんが開けてくれました。
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▼向拝先の龍の彫り物。中井権次一統の作ではないらしいです。
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参考:篠山市内には同名の弘誓寺がもう一つあり、こちらのお寺の彫刻類は中井権次一統の作が残ってるそうです。
▼右向拝柱の木鼻は阿形象と阿形獅子。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/95/79f1372ed1c74a9164bdf2b6713b69c2.jpg)
▼左向拝柱の木鼻は吽形象と吽形獅子。
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▼堂内です。
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▼内陣。
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▼扁額神通力が力をくれそうですネ。
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▼本尊聖観世音菩薩はこのお厨子の中で参拝者の安穏を願っているそうです。
とにかく絶対秘仏で、三代前の住職以来この本尊を拝んだ人はいないそうです。
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▼内陣の荘厳と凄い天蓋。
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▼本堂から境内、やはり大銀杏が正面にドカンと。
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▼本堂。
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▼大銀杏と山門。
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▼境内から裏山槙が峰の麓に綾錦、紅葉の色見本のようで、黄から赤きれいです。このお寺で唯一目に付いた紅葉でした。
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▼鐘楼。
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▼本堂左の平和堂。お姉さん曰く、位牌堂です。
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▼正面に本尊阿弥陀如来坐像、須弥壇奥に位牌がズラリ。
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▼本尊阿弥陀如来坐像。
由緒仏師は不祥ですが、相当古い感覚ですが平安期の作と聞きました。
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▼多宝塔。祈りと閑寂の空間に一際容姿端麗の塔が目をひきます。昭和十八年 (1943年) 建立。本尊大日如来坐像。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/e6/b671e42d1ca0d9ee326cd62e7909f371.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/3c/16be51f5a8679ef2933ecabe56339543.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/7c/3e662fa8bcc4b0bfee1f5e6505ee9a29.jpg)
▼庫裏。こちらでご朱印をいただきます。
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▼ご朱印です。大銀杏の落ち葉に置いてみました。
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「霧はフルフル小雨が煙る」一日中これでは写真も映えず、気も晴れず、観音さんにも会ず、特大銀杏の黄も映えずの「ず」ずくしの
一日でした。取り敢えず今日はもう帰ります。
ハ ン セ イ ! 写真が映えないのを天気のせいにしてはいけませんね。
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苔むした石段や石塔など
とても良い雰囲気ですよ。
落ち着いた良いお寺さんですね。
絶対秘仏・・と言われると余計見てみたいですが~
ただただ 信心 でしょうか。
閉ざされた厨子に向って手を合わす、
これで本当に信仰心が芽生えるのでしょうか。
秘仏と云う言葉を聞くと、いつも疑問に思います。
なぜ秘仏にする必要があるのでしょう。
お寺と紅葉がとても雰囲気がいいです。
お天気相応の発色なんで、本当はもっともっときれいな黄色です。
せっかくのダイナミックな銀杏、お天気には勝てません。
コメントありがとうございます。