
(2010.11.20 訪問)
海住山寺からR163へ戻りR24へ向かいます。例のひどい道とは大違いでクルマは
スイスイ、土曜日というのにどうしたことでしょう。神童寺への道は茶畑が点在
し、クルマも人も見えません。いい感じの道がつづきますが、お寺に近づくほど
怪しくなってきました。
[ 神童寺 ] じんどうじ
山号 北吉野山(きたよしのさん)
寺号 神童寺
開基 聖徳太子
宗派 真言宗智山派
本尊 蔵王権現
神童寺縁起
寺伝によると聖徳太子開基寺院の一つと伝えられ、その後吉野山と密接な関係を
持つ修験道の霊地となり、役行者が修行中神童二人の助けを得て金剛蔵王権現を
感得し、刻したと云うことから神童寺と呼称されるようになったそうです。
●山門。この山門は、興福寺一乗院からの移築で、屋根大棟両端の鴟尾が鯱です。
珍しい例だそうです。山門下に立ったときの期待感ワクワクだったのですが…。

●寺石標。名のある書家の墨跡か、落款も朱が。

●本堂。(重文)
本尊 蔵王権現立像。(重文)
1406年建立。山門をくぐるとすぐ本堂です。境内は狭く、往時の寺勢を感じるこ
とは出来ません。重文指定の仏像が多数おられるそうですが、先客グループがお
寺の方の案内で説明を受けていましたので、ボクは今回パスしました。

●本堂横の大銀杏。境内の紅葉はまだまだ、唯一この銀杏がこのお寺の秋を主張
しているようす。

●十三重石塔。本堂横に立つ鎌倉時代の石塔です。

●鐘楼。本堂からは高台になっている地に、鐘楼と宝物館が建っています。

●護摩壇。鐘楼と宝物館に挟まれ、最近護摩行が行われたみたいです。

山門石段下がすぐ道ですが、これまた狭く、行交いもままならず近くに駐車スペ
ースはありません。ズル駐車をしていたので、早々に神童寺を辞し白鳳のお釈迦
様に会いに行きます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます