裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

選挙にいこう、の論拠(補完)

2012年12月07日 09時36分11秒 | サイエンス・ガクジュツ的な
さて一方、投票した人物が落選してしまった場合。
あなたの声は政治に反映されないのか?
そんなことはありません。
当選した人物たちは、落選した人物を推す声に追いつめられて、いい政治をしなきゃならない危機感が生じるからです。
落選する候補者に投票するくらいなら、投票しなくても同じ、と考えるのはあさはかです。
当選者たちは、「有権者たちの声」ではなく「投票者たちの声」のみを聞いて施政します。
お金持ちや土建業者や業界団体さんたちは、必ず投票に出向きます。
政治家たちが彼らのために有利な政治を行うのは当然のこと。
ご老人たちも投票が大好きです。
政治家たちが彼らを手厚くもてなすのは当たり前のこと。
ワカモノたちは投票にいきません。
政治家が彼らに、また彼らの子供たちに冷淡なのはなぜなのか、理解できますよね。
票を捨てるような連中を相手にサービスをしても無意味と、政治家は考えるのです。
自分をおびやかさない相手に対し、なんの手だても必要ありませんから。
投票しようとしないひとたちに、政治家がなんの義理を、あるいは圧力を感じるでしょうか。
声のないところに政治は行き届きません。
投票しなかった者は、当然の報いをこうむります。
実際的に言えば、投票をしないカテゴリーの人々は、より多くのお金を国家のために用意しなければならず、なのにより不便な暮らしをせねばならず、より危険な目に遭わなければならず、それによって困った場合にもよりほったらかしにされねばならない、という因果律の底に置かれることになります。
ところがあなたが投票という行為をするだけで、政治家たちはあなたをかえりみるようになります。
それくらいリアルな相関関係があるのですよ、あなたの暮らしと選挙には。
だから、さ、投票しましょ。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
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