裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

アートマーケット in 井の頭公園

2009年10月12日 21時33分49秒 | Weblog
吉祥寺に井の頭公園という立派な公園がありまして、そこで毎週末にアートマーケットが行われてます。
アートマーケットというのはつまり、手づくりのものしか売っちゃいけないフリーマーケットのことです。
「公的なフリーマーケットでは、リサイクル品以外売ってはならない」という、世にもくっだらない条例ができたおかげで、手づくり品はフリマから完全に追い出されてしまい、その受け皿にというわけか、あちこちで手づくり市が活況を呈してます。
その筆頭が、この井の頭公園の「アート・マーケッツ」。
なにしろ毎週末にやってくれるってんだから、すごい話ではないですか。
いそいそと登録をして、今日はじめて参加してみました。
売り物は、もちろん陶器。
今日は様子見なので、まず「店頭で売るほどの質ではないし」「かといって自分でも使わないし」「ただただ保管場所を食うばかりの半端品」というものをかき集めました。
そのはみ出し品をためしに二束三文で並べてみよう、さばければめっけもの、的なスタンス。
60点ほどを、コロコロ付き巨大スーツケースに詰め込み、いざ。
「会場の設営は9時から」という厳しいお達しが区側から発されてたんで、一時間前に現地に到着しました。
ところが、そこには誰もいません。
早朝ランナーたちが池のほとりをぽつりぽつりと行き交うばかり。
本当にこんな場所で大丈夫か?と心底不安になり、そのまま帰りたくなりましたが、しばし待ちます。
すると徐々にひとが集まってきて、店を設えはじめ、祭りの体を成していきました。
わが森魚工房は、木陰と日光半々の絶好のブースをゲット。
バーベキュー用のテーブルや、きちんとした什器で店舗を設営する周囲に交じって、地べたに敷き布、ベタ置きのわが店構えはみすぼらしい。
しかし、ま、最初ですから。
なのにこれがよく売れる。
200円~500円という、周りから見たら信じがたい値段で出したこともあり、大繁盛でした。
お陽さまが空気を暖めはじめると人出も増え、大変なにぎわいに。
結局、9時に店を開いて、午後1時になるとほとんど売り切れ。
品数のない地べたのわが店構えはあまりに異質なため、早々に撤収することにしました。
公園事務所にその旨伝えにいくと、こちらも一番乗り・・・ならぬ一番上がり。
速攻、速決着の、上々デビューでした。
売り上げは一万五千三百円ナリ。
その後に吉祥寺の町を楽しもうと思ったのですが、トランクをゴンガラゴンガラ転がす身には、凄まじい人ごみ行き交う吉祥寺の横丁はせますぎまして。
とっとと家に帰り、早起きで足りてない分の睡眠時間をむさぼりました。
あっ!
ところで告知では「ざっくり3時まで」と書いたのですが、撤収後に会場に足を運んでくださった方、申し訳ありませんでした。(キタミさんには偶然会えたけど、他にはいないかな?)
すいません!売れすぎちまいまして!えへっ。
どうかお許しを。
さて、次回10月31日(土)は、わりかしちゃんとつくった器をきちんとした値段で出させてもらいます。(あたりまえだけど)
ほんとの勝負ってわけですか。
こちらのほうも、どうぞよろしくお願いします。

東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
コメント
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