8月です! 夏本番です! とは言え、今年は7月早々に梅雨明け、その後豪雨の日を挟んで延々と猛暑の日々が続いています。 今日は酷暑の下界を離れて芸北へ避難し、友人夫妻と2家族で高原に咲く夏の花々巡りを行いました。八幡高原は昼間でも26~27℃という過ごし易い気温でした。今は花の端境期の筈ですが、湿原や山野草園を歩くと意外に沢山の花々に出会えました。〔8月1日(水)〕
↓ 高原の自然館の隣に建つ茅葺古民家「山麓庵」は夏のギラギラした太陽に照らされていました。屋根が綺麗に葺き替わっていました。
↓ 「山麓庵」の濡れ縁に座れば、民家の中を抜けて来た高原の風は殊の外涼しく感じられました。
↓ 長者原湿原に咲くコオニユリ(ユリ科ユリ属)。夏空の下で見ると、この花も実に夏らしい花であることに気付きました。
↓ 長者原湿原を白く染めていたのはオモダカ(オモダカ科オモダカ属)。別名が沢山あり、ハナグワイ、サンカクグサ、イモグサ、オトゲナシなどとも呼ばれるよう。
↓ 背の高いオモダカに隠れるように背の低いサギソウ(ラン科サギソウ属)が数輪湿原に咲き始めていました。
↓ この細長い穂状の花は?初めて見る花でした。調べてみると、これは長穂の白吾亦紅(バラ科ワレモコウ属)のようです。
↓ 群落をなして長者原湿原に咲くチダケサシ(ユキノシタ科チダケサシ属)。コオニユリとのコラボレーションも見事!
↓ 長者原湿原やその周囲の車道沿いではビッチュウフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)が花盛りでした。
↓ 今は花の端境期ですが、その端境期突破の先頭に立つのはこの花です。芸北の山野草園にフシグロセンノウ(ナデシコ科センノウ属)が咲き始めていました。
↓ 山野草園で早くも咲いたキレンゲショウマ(アジサイ科キレンゲショウマ属)。山野草園の方のお話しでは、「今年のキレンゲショウマの出来は良くない」とのことでした。
↓ キレンゲショウマはやはり夏の花! 8月になると会いたくなる花です!!
↓ 山野草園に咲いていたレンゲショウマ(キンポウゲ科レンゲショウマ属)。キレンゲショウマと隣り合った区画に咲いていました。
↓ 花が蓮に、葉がサラシナショウマの似ていることからレンゲショウマと名付けられてと言われいます。萼が花弁状に平らに開き、花弁は抱えるように咲きます。
↓ 丸い蕾を付けたレンゲショウマ。この位置から見ると開いた萼と花弁の関係がよく分かります。
↓ 山野草園にもサギソウが咲き始めていました。昨年一緒に咲いていたシラヒゲソウ(ウメバチソウ科ウメバチソウ属)の開花はもう少し先のようです。
↓ 将にシラサギが舞うかのごとき姿勢で咲くサギソウです。
↓ 山野草園の池や畑にコウホネ(スイレン科コウホネ属)がまだ咲いていました。
↓ 小さな池のコウホネの群落の中に一輪だけベニコウホネ(スイレン科コウホネ属)が咲いていました。コウホネの変種とのことです。
↓ 山野草園に早くもマツムシソウ(マツムシソウ科マツムシソウ属)が開花していました。本来は晩夏から秋に咲く花です!
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