修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

残雪の吉和冠山を歩く

2018-03-13 15:38:55 | 山歩き

  夜明けの 松ノ木峠登山口から広島・山口県境の寂地山への尾根を登り始めました。松ノ木峠にも登山道にも雪が殆どないことには驚くと共に若干の落胆をも感じました。雪の多かった今冬はまた雪が解けるのも早かったようです。この尾根筋が南面であることも雪解けが早かった一因でしょうか。それでも登山口から標高差400メートル程登った標高1200メートル近いところから雪面となりそれは山頂まで続きました。残雪はよく締まっており壺足で歩き通すことが出来ました。冠山分れを過ぎると冠山にはガスが懸っており、春めいた天気に諦めていた霧氷を山頂部で見ることが出来ました。〔3月11日(日)〕

 ↓ 残雪が僅かに残る東斜面のミズナラ林が朝焼けの光に包まれていました。

 ↓ 昇ったばかりの陽の光を浴びながら登山開始です。登山口近くの登山道には全く雪がありませんでした。

 ↓ 雪のない登山道が暫く続きました。

 ↓ 標高1,000m程の地点です。まだ雪は疎らな感じです。

 ↓ 標高1,150m程になって、東斜面の残雪が深くなってきました。

 ↓ 標高1,164m独標を越えると暫く雪庇が出来た細尾根が続きます。

 ↓ 標高が」1,200m近くになると尾根筋は全面残雪で覆われた雪原となりました。

 ↓ 雪面は木屑や埃で汚れていますが、風下側の根明けの穴の中だけが純白の雪面でした。風のなせるところのようですが、どんなメカニズムでこうなるのでしょうか?!

 ↓ 見事なブナの樹々が続く尾根筋を登って行きました。夏道ではこれだけのブナを身近に見ることはなかなか出来ません。

 ↓ 何という広々とした尾根筋の雪原でしょうか!!この景観を見ただけでもここまで来た値打ちがあったように思いました。無雪期にはブッシュや葉をつけた樹々の枝で覆われるこの尾根筋は、これほど開放的とはなりません。

 ↓ そっと切り取って持ち帰りたくなるほどの残雪期のブナ林の景観です。この辺りが冠山分かれの筈です。

 ↓ 冠山分れから尾根筋を離れて冠山へと舵を切り替えました。先ずは一旦鞍部へと下ります。

 ↓ 小川新道への分岐のある鞍部から冠山への上り勾配に入りました。山頂部はガスに隠れていました。

↓ 山頂部に入って行くとガスがやや濃くなり、細い樹々の枝に霧氷が結んでいました。

 ↓ 一瞬の晴れ間に山頂部の霧氷群が輝きながら現れました。

 ↓ ガスと霧氷に包まれた吉和冠山の山頂です。

 ↓ 山頂北側の展望所はガスで眺望はありませんでしたが、崖上のブナの大木は強い風の中厚い氷の衣を纏っていました。

 ↓ 霧氷に包まれた吉和冠山の山頂の岩陰で暫しちょっと早いランチタイムを取りました。

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