3月4日(土)
前日までの2~3日間、広島県北部では戻り寒波というのであろうか、寒い日が続き雪が降り続いていた。その直後のこの週末に、果たして山に登れる状況かどうかと迷いながらも車を芸北に走らせてみた。案の定、いつもと違い戸河内の街からもう雪々々。国道191号線を行く程に、路面はシャーベット状になり、周りの雪はドンドンと深くなっていった。それでも、旧芸北町に入ると、臥龍山の麓を走る町道は除雪されており、スタッドレスタイヤで千町原の臥龍山登山口近くまで行くことが
出来た。 天気は良好である。その上に他にも登山者がいて心強いので、積雪量は多い中ながらも臥龍山の頂を目指すことにした。かなりの部分は、先行の方のスノーシューのトレースを追って行った。雪霊水の少し下でその方に追いつき、そこから山頂直下までラッセルをした。カンジキでのラッセルは膝くらいまで雪に埋まり、ちゅうど直登に近いところであったので、かなり消耗した。頂上まで約2時間半かかって到着。頂上付近は、見事な樹氷の林であった。頂上で昼食後、同じルートを下山。上り
のトレースがあったので、下りは僅か1時間15分程度であった。
【写真上】は、千町原の登山口から見上げた臥龍山。稜線直下の樹氷林が陽光に輝いていた。登山口の積雪は1メートル余か。
【写真中】は、頂上の樹氷の林。頂上の積雪は2メートルを確実に超えていた。
【写真下】は、陽光に光り輝く樹氷林。こんな斜面をラッセルしながら登った。
全身が深い毛に覆われていて目だけが異常に光っているという。
この雪男を比婆山山地ではヒバゴンという。
この雪の中、なにがあってもおかしくない。
雪男かヒバゴンか。あるいは雪女か。
運よく難を逃れたとすれば法力によるものであろう。得は積まねばならぬ。
同じ頃、腐れ雪&ぬかるみを軽アイゼン一つで格闘していた自分が阿呆らし!
輪かんなどいらぬとの痩せ我慢も限界!
財布に見合った籐の輪かんじき、探すぞ~!
好天にも恵まれて、深い雪の中ながらも何とか登り下りすることが出来ました。登山にはやはりTPOに合った道具が必要ですね。世間はもうすっかりスノーシューの時代です。上りのラッセルはスノーシューのものです。
頂上の積雪は30センチばかりでしたが、朝日に輝く新雪にすっかり心を洗われました。
そこから可部冠山735mまで縦走し千代田に下山しました。
無風・快晴。お陰さまで念願の雪山歩きが実現しました。
詳細は近々にブログへ掲載します。
念願の雪山歩きの実現おめでとうございます。
南原峡から堂床山への上りは修行の場になり得るような我慢我慢の道ではなかったですか!あとは縦走路と旧石見街道の楽しい歩行。でも長いコースですよね。
ブログでの公開を楽しみにしています。