修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

太田川大芝水門

2018-05-22 06:36:16 | 散歩道

 大芝から不動院への散策路の途中には太田川大芝水門がありました。太田川本流と太田川放水路が分岐する治水上の重要な地点の太田川本流側に設けられた水門です。太田川放水路側には祇園水門が設けられており、この二つの水門によって太田川最下流域の水量の調整が行われています。私はこの辺りの大きな景観が好きです。川の分岐点に国土交通省太田川河川事務所大芝出張所の建物があり、そこに設置されている「太田川放水路の役割」という立て看板を読むと太田川デルタ上の広島市街地の模様や、治水の状況がよく理解出来ます。〔5月19日(土)〕

↓ 大芝水門の直ぐ下流部の太田川本流(旧太田川)です。前日の大雨でかなり増水していました。

 ↓ 旧太田川右岸から望んだ大芝水門です。
 

↓ 旧太田川右岸の直近部からみた大芝水門です。

 ↓ 大芝水門の西詰に建つ国土交通省太田川河川事務所大芝出張所の建物です。

↓ 大芝出張所前に設置されている「太田川放水路の役割」を説明した立て看板です。

この立て看板の記述によれば・・・
・ 広島市街地の広がる6本の川が流れる太田川のデルタの水面積の割合は全デルタの約13%である。
・ 太田川放水路の敷設工事は昭和9年に着工され、戦争による中断をはさんで昭和43年に完成した。
・ 放水路は長さ約9㎞、川幅は約300mである。
・ 洪水時の計画高水流量は8000㎥/sである。うち4500㎥/sが祇園水門から。3500㎥/sが大芝水門から流される。
・ 平常時には祇園水門から放水路下流に「1」、大芝水門から旧太田川下流に「9」の割合で流される。

 ↓ 大芝水門から見た旧太田川下流側の景観です。広島市街地が広がっています。

 ↓ 大芝水門から見た太田川上流方面の景観です。正面にどっしりと白木山塊が控えています。

 ↓ 左岸側の袂から見た大芝水門です。

 ↓ 水門の直ぐ上流部から観た二つの川の分岐点の模様です。左側にあるのが大芝水門で太田川本流が分岐します。正面右手が祇園水門で太田川放水路が分岐して行きます。

  ↓ 分岐点近くの川辺を彩っていたセンダン(センダン科)の青い花です。

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