修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

棚田と石垣を縫う自然歩道

2018-02-05 12:30:55 | 散歩道

  広島市東区温品と安佐北区矢口を結んで中国自然歩道が通じています。その中程に蝦蟇(がま)ヶ峠という標高220メートルほどの峠があります。この日はこの峠の西側の矢口から菰口(こもぐち)にかけての自然歩道を歩いてみました。二ヶ城山(483.2m)や松笠山(374.3m)などへのハイキングの際によく歩くところですが、この日は沿道の棚田と石垣の観察を主目的に純粋に自然歩道だけを楽しみました。〔2月1日(木)〕

 ↓ 矢口の棚田にロウバイの花が咲いていました。背の高い樹が満開でした。

 ↓ 周囲に大規模な住宅団地が開発されていますが、自然歩道の通る谷あいには石垣で固められた田圃や畑がなお健在です。

 ↓ 谷あいの棚田へも徐々に宅地化の波が押し寄せてきていますが、この一画の棚田はなお健在で、季節に応じて素晴らしい農村風景を見せてくれます。

 ↓ 矢口から菰口に入ると行政区画は東区に変わります。自然歩道を兼ねた車道沿いに見事な石垣を積み上げた農家の敷地や畑が続きます。

 ↓ 阿武山(586.2m)を望む高台に建つ民家の豪勢な石垣です。

 ↓ 石垣を築いて自然歩道沿いの高みまで広がる段々畑です。この辺りはいまでは限界集落のようで、ここの畑では今は作物の栽培は行われていないようでした。

  ↓ しっかりと力強く積まれた石垣の段々畑です。ここの畑は現在も使われており、石垣廻りもよく手入れされていました。

 ↓ 蝦蟇ヶ峠に近いところに延命地蔵尊が祀られています。古くはこの近くの古戦場に散った無名兵士を弔うために設けられたと伝えられていますが、今は境内に湧く清水を汲みに来る人影が多く見受けられます。

 ↓ 延命地蔵尊から少し谷あいを遡ったところに広がる棚田です。往年の人々の勤勉さが偲ばれる景観です。

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2 コメント

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Unknown (おにさん)
2018-02-06 20:14:57
妻は、こんな石垣が大好きです。 心が洗われるといいます。先人が一石一石、水が漏れないよう汗水垂らした思いが、一石一石に読み取れるのかなぁ(^_^.)
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おにさんへ (修行僧)
2018-02-06 21:44:47
嬉しいですね。
こんな石垣を好いてくれる人がいるなんて・・・!
一石一石積んでいった美しさがありますもんね!
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