5月21日(日)
先輩のUさんから10日以上も前に、知り合いの安芸高田市の農園でハンカチの木の花が咲いた、非常に珍しい花なので見に行ってみてはというご案内を戴いていた。ちょっと遅きに失したかと危惧はしたものの、特に予定のない休日となったのでこの日お邪魔してみることにした。
お訪ねしたのは、安芸高田市桂にある上中農園さん。ちょっと迷ったものの、星が城山と呼ばれる小山の北側の谷あいにある農園でした。面積は約一万平方メートルとか。初めての、また突然のお邪魔にも拘らず、農園主が園内を案内してくださいました。恐縮です。
農園の一画に植えられているハンカチの木は、20年前に昨年亡くなられた共同経営者であった弟さんが植えられもので、今年初めて花をつけたとのこと。園芸種はともかく、ハンカチの木の原種(この木も然り)は、中国の奥地が原産地で、花が開くまで10年、20年という長い歳月を要することから、実際に目に出来るのは稀有なことであるようです。この日は、もう大分散った後ではありましたが、樹の上部にまだ花がかなり残っていてくれました。
この日、先輩のUさんも、農園を訪ねておられました。農園が保護しているヤマアカガエルがおたまじゃくしから蛙になり、山へ帰るところをカメラに収めるためとのこと。この農園は、このほかにも500株のエンジェル・トランペットを育成しておられ、また施設の子供達を定期的に農園に招待されている等々、幾多の楽しくもユニークな活動も展開されておられるとのことです。折に触れて、そんな活動もこのサイトで紹介出来れば良いですね。
【写真上】咲き初めの頃のハンカチの木の花。U先輩の作品です。
【写真中】この日のハンカチの木。まだ花が残っていてくれました。20年目にして、初めて咲いた花です!来年からは続けて咲いてくれるのでしょうね。
【写真下】山赤蛙の保護地に立てられた木札です。
ほんとうに不思議な木です。
あの白いのは花でしょうか。葉っぱでしょうか。
広島県緑化公園で見たことがあります。
ここ上中農園では、20年越しで初め咲いたそうです。園芸種に改良されたものは多いのでしょうが、原種の花を見るのはなかり稀有な部類に入るようです。また、来春花をつけてくれるのが、楽しみです。