恒例の愛媛への旅の途次に愛媛県西条市丹原にある西山興隆寺に立ち寄りました。真言宗醍醐派の別格本山の寺院で、四国八十八ヶ所別格二十霊場の第10番札所でもあります。名勝もみじの寺として当地では人気の所となっています。標高差200メートルの山中に寺域は広がっており、紅葉は11月上旬頃から12月中旬頃にかけて楽しめるそうですが、12月のこの頃になるともう晩期の紅葉でちょっと渋い色合いを呈していました。〔12月4日(水)〕
↓ 西山興隆寺の山門(仁王門)です。石段の周りには紅葉が散り積もっていました。
↓ 山の斜面に広がる寺域を登って行く約300段の石段が参拝者には試練です!
↓ 本堂を望めるところまで上がってきました。沿道をややピークを過ぎた紅葉が彩っていました。
↓ 本堂や大師堂などがある境内は美しい城郭様式の石垣でガードされています。紅葉の盛りの頃には紅や黄の樹々に彩られる境内ですが、今はちょっと渋い晩秋の佇まいです!
↓ 長い石段の径を登り切って本堂に到達しました。
↓ 西山興隆寺本堂です。銅板葺きの寄棟造り、1375年(文中4年)建立の国指定の重要文化財です。
↓ こちらは大師堂です。本堂とは好対照の鉄筋コンクリ―ト造りの近代的な建物です。
↓ 本堂や大師堂から一段上がった高台に建つ三重塔です。1836年(天保7年)に建立の愛媛県指定重要文化財です。
↓ 三重塔を黄金色のカエデが彩ります。
↓ 三重塔の堂宇をバックに枝垂れるカエデです!
↓ 参道を登り来るお遍路さんの姿がありました。
↓ この時期は本堂より下段にある庫裡の辺りの紅葉が見頃を迎えていました。
↓ 参道を行く参拝者を紅葉した樹々が包みます!
↓ 庫裡前の高台から谷間の先に道前平野や瀬戸内海の燧灘が望めました。「扇望景」と呼ばれる景観です!
↓ 庫裡の直ぐ下にあるカエデの古木が晩秋の渋い味を出していました!
↓ 庫裡前から本堂方向に延びる石段道です。この紅葉が長く険しい石段の道を登って来た参拝者を慰めてくれます。
↓ 下山時に俯瞰した参道です。善男善女が次々に登って来ていました。
↓ 参拝者には光明と感じられる紅や黄の紅葉が境内の森の中に輝いていました!