修行僧が行く

OCNブログから引っ越してきました。日々の彷徨の記録を綴ります。

スプリング・エフェメラル

2016-03-04 23:59:00 | 

3月3日(木)

春先、あるいは春の季節に、はかなくも短い命を惜しむかのように一瞬だけ山野に咲き、咲き終わると密やかにそっと消えていく小さな花たちをスプリング・エフェメラルと総称する。
そんな花々が広島の山野にも咲く季節となったので、妖精のような花々と出会える県北へと出掛けてみた。

 

この時節のスプリング・エフェメラルの代表選手といえば、やはりセツブンソウであろう。例年訪ねる庄原市総領町の自生地を今年も訪ねてみた。

 

標準は5弁の萼を持つが、6~8弁のものや八重のものなど多様な花々にも出会える。

 

これはピンクの斑入りの変わり種のグループである。

 

セリバオウレンはセツブンソウが咲く前から山裾に清楚に花を開く。純白の妖精のようである。

 

セツブンソウと並ぶこの時期のスプリングエフェメラルの代表格はユキワリイチゲであろう。三次市上下町安田の自生地を訪ねてみた。

 

晴れた日にしか花を開かない気難しい花ではある。この日は運良く晴天に恵まれた。しかし、今年の安田のユキワリイチゲは、異常気象のためにもう花の数が随分少なくってなっていた。

 

総領町の道の駅「リストア・ステーションの対岸の田総川の河岸で植栽されている福寿草がもう花開い
ていた。セツブンソウと共に楽しむことが出来る。

 

福寿草も陽光の下でしか花弁を開らかない気難しがり屋である。しかし、花開くと春の喜びを一入感じさせてくれる。

 

コメント (2)
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