6月16日(日)
一週間前の6月9日(日)の満開時に雨に祟られて遠征を断念したミヤマキリシマ咲く平治岳への想いを断ち切れずに、出来るだけ多くの花が残っていることを念願しつつ行って来ました。早暁の吉部の有料駐車場、そこには疎らに車が停められているだけで、やって来る車もポツリポツリで花の盛りの頃の活気はありませんでした。これが花の季節が終わったことを知らせてくれるサインでした。先週末には未曾有の登山者で賑わったという山域が、この日は静寂そのものでした。山上に咲き残ったミヤマキリシマにはよくぞ残っていてくれたと一入愛しさを感じることとなりました。ミヤマキリシマに代わってという訳ではないでしょうが、山上ではツクシドウダンツツジが咲き誇っていました。かくして季節は一歩一歩確実に進んでいるようです。
【写真↓】グリーンシャワーが降り注ぐ大船山4号集材路を抜けて平治岳へと向かいます。
【写真↓】平治岳北ルートのクロボクの急坂は前日までの雨もあっての泥濘でした。
【写真↓】ミヤマキリシマの花が終わってしまった平治の尾から平治岳北面を見上げる。
【写真↓】平治岳山頂から咲き残ったミヤマキリシマ越しに三俣山を遠望する。平治岳の西稜線のミヤマキリシマはすっかりと色褪せていました。
【写真↓】咲き残った平治岳西稜線のミヤマキリシマ越しにガスに巻かれた大船山を望む。
【写真↓】山上にはツクシドウダンツツジが見事に咲き誇っていました。
【写真↓】前峰から見た平治岳西面の稜線。最盛期にはピンクに染まる山肌も今は疎ら。
【写真↓】例年は大船山に向かうものの、花も終焉の時を迎えていたため今年は諦めて平治岳西面の巻き道を採って早々に吉部へと下山しました。その巻き道で出逢ったブナの古木。九重にも素晴らしいブナの樹が残っていることを知りました。