徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ロック観/「少年メリケンサック」

2008-12-19 00:04:24 | Movie/Theater
10時から東映で「少年メリケンサック」の試写会。最終試写(?)なので補助席も出るほどの盛況ぶり。正直10時スタートというのは結構辛かったのだが、物語はとっても単純なのですんなりクドカンの世界に入り込めた(ということでバンドネタやら風俗ネタやら、小ネタが非常に多いのだ)。端々にクドカンのロック観が出ていてかなり笑える。メガネ男子バンドへの描き方は特に共感した。
狂気に振り回される常識人というのはコメディの定石だけれども、その難しい役どころを演じた宮崎あおいも、さすがに勢いを感じさせる快演で、永作博美みたいな息の長いアイドル女優になるかも。
少年メリケンサックの「ニューヨーク・マラソン」のオチもクドカンらしくて見事。クドカン作詞の挿入歌はどれもかなり出来がよくてサントラが楽しみだ。
来週にかけていろいろと取材予定(“話題作”なんで動いてもらっている映画班に申し訳ないんだが……)。

このあと、リザードのモモヨさん取材というのも、わかる人にはとってもよくわかると思うけれども変な感じではある。リアル「少年メリケンサック」だよ。

有楽町駅前の大黒天で年末ジャンボを買ってから渋谷へ。

年末

2008-12-17 02:32:22 | Works
ひとます年内の締め切りは今日で終了。
残りの2週間は来年の仕込み、取材、打ち合わせ。あとは仕事の整理、資料返却、年賀状の準備、それから大掃除。これにライブと天皇杯のスケジュールを加えると、思ったよりも時間がないんだな、これが(毎年のことながら)。

ここんところ仕事していると、邪魔をするように役所やらNHKやら集金が多い……年末だね。世間はいろいろアレなんだが、我が家は周囲に恵まれているというか、何とか無事に年越しできそうで何よりです。

慧眼

2008-12-13 02:54:46 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
日テレの「宇宙でイチバン逢いたい人」という番組で、w-indsの橘慶太君がオカに逢いに来ていた。慧眼である。どう考えても優良印で、有望株で、今が買い時で、赤丸急上昇(古いか)なのは、他でもない来季の清水“エスパルス”で、オカなのだから、サッカー・ファンというよりも、芸能人的にも今のうちに清水のプレーヤーとお友達になっちゃうのは実に正しい。東京と静岡なんて大した距離でもないんだから、橘君もどんどん日本平にも来て欲しいもんである。

ということで、ガンバは、優良印で、有望株で、今が買い時で、赤丸急上昇中の清水のプレーヤーに手を出さないように
日本を代表する誇り高き強豪を自認するならディフェンスぐらいは自分のとこで育てなさいよ、ホントに。ディフェンスはチームの象徴だろうがよ。
おかげで朝から仕事が手につかんわ。

集大成の年に向けて/最終節京都戦

2008-12-09 19:05:45 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「もう更に責任を感じて、来シーズンやらなければいけない年だという風に思ってますし、集大成の年にしていきたいなという風に思ってます」

加藤久(京都)「クラブっていうかチームとしては非常に理想的なチームになってるんじゃないかなという風に思います」「前半少し苦しんでもやっぱりそのベースは、ホントにベースの高さはあるなと。幸運で4位に入ってたわけではないっていう風に、今日試合して改めて感じました」
(以上Sの極み 12月6日付)

土曜日。スカパーでJリーグ2008シーズン最終戦「京都対清水」戦。
お互い優勝争いも残留争いもない、一般的にはほとんど注目度の低いゲームだったが、余計な失点はあったもののほとんど京都を寄せ付けることなく完勝。前半戦は降格圏を彷徨っていた順位も何とか(ほぼ、ここ2年の定位置である)5位でフィニッシュ。シーズン前に二桁順位を予想していた節穴評論家に謝罪することなく、彼らの節穴が証明されたのは実に嬉しいことだ。健太エスパルスの成長の軌跡の、どこをどう見たら二桁順位で終わると思ったのか、その節穴でご説明していただきたいものである。

おそらくこの日、ベンチ入りしたプレーヤーならば誰がスタメンで出場しようが、ポテンシャルが極端に落ちることはないだろうと思うほど、充実した状態になっているのではないかと思う。今のJでこれくらい幸せなチームは少ないと思うですよ。もちろんここで補強や育成を忘れてはいけないのだけれども、「11月の失望」を経て、さらにチームの強度は上がっている。

そしてこのゲームで、90年代の清水の黄金時代を支えた森岡隆三が現役引退した。スカパーで森岡の引退セレモニーを観て、京都の皆さんには申し訳ないけれども、やはりモリは清水のプレーヤーだったと感じた。本当にお疲れ様でした。

これでリーグは終了したが、次は天皇杯。20日、仙台・ユアスタでFC東京戦。

「集大成の年」=「最後のRの2年間」の幕開けは元旦の国立。
健太の残り任期は来季1年の予定だが、ディフェンス、オフェンスに2年+2年とかかったのだから、健太の集大成も少なくとも、やはり2年以上やってもらわなければ困るのである。

コの字

2008-12-03 18:20:35 | LB中洲通信2004~2010
火曜日。
フランス帰りの北野さんとコの字取材。今回は有名どころで、西荻の戎北口店

ひと通り取材と撮影が終わったところで、北野さんが参加したパリフォトの話を聞きながら酒。パリフォトの詳しい様子は北野さんの日記を読んでもらうとして、パリで北野さんの作品を購入した人物を教えてもらって驚いた。もうとっくに引退してしまったけれども、サッカー・ファンなら誰もが知っているであろう、超有名(元)プレーヤーが買って行ったそうである。日本人の誇りだね~。

エスパルスもour faceで撮ってくれ、と酔ったついでに頼んでおいた(まあ、もはや北野さんはour face国内編はあんまり撮る気ないみたいだけれども)。

1月号到着

2008-12-03 18:02:35 | LB中洲通信2004~2010
中洲通信1月号到着。
今月の特集は<野村義男の現在>。人気ギタリストとして「たのきん時代以上」に多忙を極めるヨッちゃんさん。金八先生からザ・グッバイ、様々なプロジェクトを同時進行させる人気ギタリスト、プロデューサーとしての現在までを語っていただきました。パブリック・イメージ(大衆の期待)を裏切らないヨッちゃんさん、さすがプロです。
取材協力者、関係者の皆様、ありがとうございました。

月曜日より続々発送中。

Tribal Chant

2008-12-03 17:56:53 | Music
月曜日。
JIROKICHIで宮崎イカキン健さん率いるTribal Chantのライブ。
これ、どう考えてもイカキンさんなりのThe Pure風の、ワールド・ミュージック・バンドへのアプローチ。ラスト・ナンバーの前にはサンバ・マエストロ、ダミオンさんのホンタケさんへのメッセージもあったりして(でもポルトガル語だからわからんのだけれども)、The Pureのグルーヴを思い出した。
オープン時間になってもリハが終わってなかったりして、まだまだセッション・バンドのノリがあるのだけれども、来春には定期的な形になるかもとのこと。楽しみです。

勝負の12月へ/第33節千葉戦

2008-12-01 01:43:23 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
浜松町での取材を終えてから静岡に前泊。

土曜日。日本平で今季のホーム最終戦「清水対千葉」。
相手が相手だけに難しいゲームにはなるとは思っていたが、スコア以上の完勝と言っていい内容。
さて問題の千葉。ゲーム前から手を叩き、チームメイトを鼓舞し続けた漢・巻誠一郎の姿は、実に感動的ではあったが、が、はっきし言って最後の15分ほどまでは、本当にこのチームが残留を争っているとは思えないような内容だった。そんな雰囲気が伝染したのか、兵働の見事なボレーで先制点を奪ったあとの5分ほどは、清水のチームにも、スタンドにも楽勝の雰囲気が感じられた。
そんなゆるい戦いの中で巻が執念の同点ゴールを決めたのは当然だろう。巻は本気だからである。おそらくどちらにしても清水のゲームだったと思うが、その後、再び目が覚めた清水が緊張感を持ってきっちり戦えたのは、やはり巻の執念のおかげだったと思える。


健太「今季は山あり、谷、谷、谷で、最後にやっと山を登れるようになった」(静岡新聞 11月30日付

これでリーグは残すところ、アウエイの京都戦のみとなった。数字上では、毎度お馴染みの4位まで上がる可能性は、実は、まだある(最終節で浦和、FC東京が負け、大分が大差負けすれば…)。しかしこれほど上位が揃ってぐだぐだなシーズンもない。そんなシーズンを普通に戦えて、「谷」のひとつでもなかったとしたら、と思うと残念でならない。
まあ幸いなことに、まだ登るべき山は残っている。来季、最後の「R」の2年間のためにも京都戦をきっちり勝ち切り、天皇杯に向かいたい。
シーズン総括は天皇杯決勝前日(の予定)。

ゲーム終了後は今季最後のサポーターズ・パーティー。ゲストはいよいよ退団濃厚な西澤と、ここ数ヶ月で存在感が増してきた純平。12月は彼らにとっても重要な舞台になる。健太エスパルスの王国復活と、オフェンス構築のための重要な2年間を支えてくれた西澤には、清水のタイトルに名前を刻んで欲しいものだ。