徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

集大成の年に向けて/最終節京都戦

2008-12-09 19:05:45 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
健太「もう更に責任を感じて、来シーズンやらなければいけない年だという風に思ってますし、集大成の年にしていきたいなという風に思ってます」

加藤久(京都)「クラブっていうかチームとしては非常に理想的なチームになってるんじゃないかなという風に思います」「前半少し苦しんでもやっぱりそのベースは、ホントにベースの高さはあるなと。幸運で4位に入ってたわけではないっていう風に、今日試合して改めて感じました」
(以上Sの極み 12月6日付)

土曜日。スカパーでJリーグ2008シーズン最終戦「京都対清水」戦。
お互い優勝争いも残留争いもない、一般的にはほとんど注目度の低いゲームだったが、余計な失点はあったもののほとんど京都を寄せ付けることなく完勝。前半戦は降格圏を彷徨っていた順位も何とか(ほぼ、ここ2年の定位置である)5位でフィニッシュ。シーズン前に二桁順位を予想していた節穴評論家に謝罪することなく、彼らの節穴が証明されたのは実に嬉しいことだ。健太エスパルスの成長の軌跡の、どこをどう見たら二桁順位で終わると思ったのか、その節穴でご説明していただきたいものである。

おそらくこの日、ベンチ入りしたプレーヤーならば誰がスタメンで出場しようが、ポテンシャルが極端に落ちることはないだろうと思うほど、充実した状態になっているのではないかと思う。今のJでこれくらい幸せなチームは少ないと思うですよ。もちろんここで補強や育成を忘れてはいけないのだけれども、「11月の失望」を経て、さらにチームの強度は上がっている。

そしてこのゲームで、90年代の清水の黄金時代を支えた森岡隆三が現役引退した。スカパーで森岡の引退セレモニーを観て、京都の皆さんには申し訳ないけれども、やはりモリは清水のプレーヤーだったと感じた。本当にお疲れ様でした。

これでリーグは終了したが、次は天皇杯。20日、仙台・ユアスタでFC東京戦。

「集大成の年」=「最後のRの2年間」の幕開けは元旦の国立。
健太の残り任期は来季1年の予定だが、ディフェンス、オフェンスに2年+2年とかかったのだから、健太の集大成も少なくとも、やはり2年以上やってもらわなければ困るのである。