徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

インフォメーション

2008-12-19 19:31:16 | 素日記
ポスターハリスからインフォメーションが着ていたので転載。併せて行こうかと思ったら微妙に会期が重なってない…。

ジャパン☆アヴァンギャルド アングラ演劇傑作ポスター展
会場パルコファクトリー(渋谷パルコパート1 6F)
会期:2008年12月31日(水)~2009年1月5日(月)※会期中無休
時間:10時~21時 ※12月31日は19時閉場、1月1日(元日)は11時~18時
■寺山修司実験映画新春特別上映
1月1日(元日)15時~
上映演目:「蝶服記」「ローラ」「審判」(予定)
■新春特別対談&サイン会
宇野亜喜良氏(イラストレーター)×笹目浩之氏(ポスターハリス・カンパニー代表)
1月3日(土)15時~

東学墨画展「天妖」其の弐~気をやれば知るよしもなく毒を浴び~
会場:ポスターハリスギャラリー
会期:2008年12月16日(火)~2009年1月16日(金)
時間:13時~19時
休廊:日曜/12月27日~1月5日

TVドラマはすべて現実?(パート1~2)/VIBRASTONE

2008-12-19 04:05:33 | VIBE RHYME

<TVドラマはすべて現実?(パート1~2)>

あの子と出会って たぶん30分ぐらいで好きになって
一週間後にゃふたりはもう恋人同士
あーっと言う間にベッドイン
子供もできちゃって
過去はいろいろあったけど お互いに
そこは大人同士割り切って 結婚
ハワイでみんなも何となく 祝福
とりあえず結婚 おめでとー
毎日が平和にのほほーんっと流れて
ふとそんなある日のアフター5
会社のバイトの女子大生誘って
ワインで軽く乾杯のつもりが
ついつい
ホテルでやることやっちゃって
明日からはそれが当たり前の関係
この関係一生続きます?

そんなはずがない

TVドラマを観ているように
何もかもがすべて現実
TVドラマで起こることは
恋も夢もすべて現実

それはそうと最近どうも女房の様子がおかしい!
と興信所に調べてもらったら女房は 案の定
浮気してました!
俺もしてるからまあいいや
でもちょっと癪に障るから相手のカミさん呼び出して全部ばらしてやろうと思って会ったら
何とびっくり
昔付き合ってた女
本題 そっちのけで昔話に花を咲かせているうちに
盛り上がって ふたりの思い出の店に行って
ワインで軽く乾杯のつもりが
ついつい
ホテルでなるようになっちゃって
焼けぼっくいに火が点いちゃって
一度きりのつもりが
二度 三度

そんなはずはないはず

TVドラマを観ているように
何もかもがすべて現実
TVドラマで起こることは
恋も夢もすべて現実

そんな関係続けてきたけど
とうとう
俺は離婚を決心して
女房にその旨を
相手は 相手で
亭主にその旨を
向こうにも負い目があるから
ハタチの娘はこっちで面倒を見るってことで
話は丸く収まって解決
いよいよ相手の娘とご対面
何とその子バイトの女子大生
お互い見つめあったまま しばし呆然 その後ニッコリ
母親はそんな関係知らないものの
一体 この先どうやって暮らすわけ?
とここで目が覚めた 何だ夢だったのか
そりゃそうだよな
だって

そんなはずはない

夢から覚めてほっとしていたら
真夜中なのに台所がやけに騒がしい
ただの親子喧嘩?
それにしちゃ様子が変
扉の影 聞き耳立てた
娘と俺の関係が母親にばれたらしい
思い余って包丁を手にする母親
とっさに止めに入る俺の腹にぶすり
飛び散る 鮮血
一面 血の海
でも全然痛くない
本当の血なんて一滴も出てないもんね
俺は刺される役を演じただけ
そんでもってこれも夢だったってことになって
結局この家族は一生平和に暮らしましたとさ

そんなはずはないです

TVドラマを観ているように
何もかもがすべて現実
TVドラマで起こることは
恋も夢もすべて現実



お気に入りのドラマもついに最終回
もうお楽しみはお終い
あのドラマの男優さん 不倫がばれて離婚するんだって
お相手はあのドラマの女優さん
きっかけはあのドラマの共演
もうあのドラマはとっくに終わったはずなのに
なのに なのに

そんなはずはないはず


モモヨさん

2008-12-19 00:40:15 | LB中洲通信2004~2010
渋谷で昼食を食べつつ、先日送ってもらった「ブック・オブ・チェンジズ コンプリート・ワークス・オブ・リザード」の資料熟読。地引雄一さんの「ストリート・キングダム」とモモヨこと菅原庸介(保雄)さんの「蜥蜴の迷宮」も再読(速読)。

15時からモモヨさん取材。今回のボックスセットの話からバイオグラフィ的な話も。
日本のロックにとって60年代末から70年代前半が創世記ならば、80年代はロックが歌謡曲に取って代わり、さらにインディーズ・シーンが活発化していく中でレコード会社のあり方そのものが変貌していく発展期。ということで、その時代に挟まれた70年代半ばから70年代後半というのはやはり過渡期的な時代だったといえる。その中で、74年に郡山で開催されたワンステップ・フェスティバルは前時代ロックの総括的なイベントであり、その後の百花繚乱的なインディーズ時代を予告したのが東京ロッカーズだった。
その過渡期を紅蜥蜴~リザードで駆け抜けたモモヨさんというのは、んまあ、やはり日本のロック史における重要人物のひとりなのである。70年代後半に日本のロックにとって音楽的にも、テクノロジー的にも地殻変動のようなものが起こったということは、「ブック・オブ・チェンジズ コンプリート・ワークス・オブ・リザード」でまとめられた、紅蜥蜴、リザードとモモヨさんの仕事を見ればわかる。
もう少し取材時間が欲しかったところです。
3月号に掲載予定。

ロック観/「少年メリケンサック」

2008-12-19 00:04:24 | Movie/Theater
10時から東映で「少年メリケンサック」の試写会。最終試写(?)なので補助席も出るほどの盛況ぶり。正直10時スタートというのは結構辛かったのだが、物語はとっても単純なのですんなりクドカンの世界に入り込めた(ということでバンドネタやら風俗ネタやら、小ネタが非常に多いのだ)。端々にクドカンのロック観が出ていてかなり笑える。メガネ男子バンドへの描き方は特に共感した。
狂気に振り回される常識人というのはコメディの定石だけれども、その難しい役どころを演じた宮崎あおいも、さすがに勢いを感じさせる快演で、永作博美みたいな息の長いアイドル女優になるかも。
少年メリケンサックの「ニューヨーク・マラソン」のオチもクドカンらしくて見事。クドカン作詞の挿入歌はどれもかなり出来がよくてサントラが楽しみだ。
来週にかけていろいろと取材予定(“話題作”なんで動いてもらっている映画班に申し訳ないんだが……)。

このあと、リザードのモモヨさん取材というのも、わかる人にはとってもよくわかると思うけれども変な感じではある。リアル「少年メリケンサック」だよ。

有楽町駅前の大黒天で年末ジャンボを買ってから渋谷へ。