徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

2011年、最終節のテーマ

2011-12-03 04:04:56 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14
いよいよ今日は2011年シーズンの最終節。
今月半ばにはアウスタで天皇杯予選が残っているとはいえ、やはり一区切りではある。

対戦相手のガンバは、10シーズン指揮を執った西野朗の(リーグ)ラストゲームであり、何よりも優勝を賭けたゲームというテーマがある。翻って我が清水エスパルスはこのゲームをどんなテーマで立ち向かうのか。
これが、まるでない、ように思える。
もちろん可能性は低いとはいえガンバが最後まで優勝争いに絡んでいることで、まったくの消化ゲームにならなかっただけでも、「若い」チームである清水にとっては必ず糧になることだろうし、それは今後の天皇杯での戦いにもつながっていくことだろうと思う(でなければ困る)。
いや、震災と原発事故で揺れたこの一年…の元日から激動しまくっていた清水に、テーマが本当に「まるでない」ってことはないし、「目の前で胴上げは見たくない」「ホームラストゲームで連敗は阻止したい」といったモチベーションはあるのだろうけれども、さまざまなエクスキューズも考えられる、実に難しいゲームになりかねない。
要は賭けるものがない中で、彼ら自身、そしてオレらがどれだけ勝利に対して貪欲になれるか、ということである。モチベーション云々はともかく、決してコンディションが良いとも思えないガンバをオレらのホームに迎えて負けるようでは困るのである。

激動としかいいようのなかった2011年シーズン、ずっとチームを温かく見守ってきたホームのスタンドが、どれだけ彼らを突き動かすことができるのか。そういうことでしかない。
日本平というスタジアムは、そういう熱狂を生み出せるスタジアムだと思っている。
今シーズンも、いくどもそんな熱狂を体感してきた。
天皇杯のために、来季のために、今日もそんな熱いゲームになることを祈っている。

アフシン「我々は最低でも彼らのモチベーションに合わせなければいけません。そして我々のチームがやるサッカーの勝ち方を見つけて行ければ良いと思います。(中略)満員になるファンがいます。そして我々の最後のホームの試合になりますから…それで我々のモチベーションが上がらなければ、何も上がるものは無くなってしまいます。エスパルスの誇りです。静岡、清水の誇りです。それがモチベーションだと思います」(Sの極み 12月2日付)

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