徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

尻に火がつく瞬間/第23節 鹿島戦

2013-09-08 03:41:37 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14


もう一週間以上経ってしまったが、28日の鹿島戦は久々に日本平、アイスタに参戦。
中断後の成績もいまいちぐだぐだ感の漂うチームだったが、この日は改めてラドンチッチ、タク、元紀の補強がかっちりハマった内容になった。ミッドウィークのナイトゲームということで観客こそ少なかったが、こういう状況だと不思議とドラマチックで、エモーショナルなゲーム(現場で観ないと損をするゲーム)をしてしまうのが清水だったりする。
とはいえキックオフから5分ほどまでに、続けざまに2失点してしまうのはどう考えたっていただけない。
ドラマチックでエモーショナルではあるけれども、手放しで面白いゲームとはいえないのは、ディフェンス面でのチームの落ち着きのなさ、ゲームマネジメントの拙さにある。あまりにも軽いプレーで鹿島の先制点のきっかけを作ってしまった吉田は、案の定前半のうちに交代を命じられた。

しかし失点はあまりにも早過ぎた。失点が早過ぎて良い点もある。
残り時間はまだたっぷりあるのだ(当たり前)。
ということでトシ投入前後からハーフタイムにかけてチームは徐々に攻勢を強めていく。
「前半のうちに1点入ればわからないな」
「追いついたら勝てるかもな」
とスタンドが思うような展開でチームは前半のうちに同点に追いつく。
後半、キャラのハンドというわけのわからないジャッジのせいでPKを取られてしまったけれども、トシがこれまでの不甲斐ない状況の鬱憤を晴らすような、そして元紀の再加入に触発されたような素晴らしい決勝ゴールを決めて何と4-3のスコアで鹿島を撃破した。
スコアは派手だけれども、記録的な序盤の2失点がなければ、そして意味不明のPKがなければ、彼らの尻に火がついたのかはわからない。

ゲームマネジメントの拙さは、その2日後の大分戦でも現れた。前半終了間際に立て続けに2得点したものの、後半終了までに3点目をゴールし楽勝ムードと見ていたところで、大分から続けざまに2失点。いくら終了後にプレーヤーが「失点してもまだ大丈夫だと思っていた」とコメントしようとも、これはあまりにも心臓によくない。
一応、久しぶりの連勝である。ラドン、タク、元紀のフィット感も格段に上がってきた。間違いなくチームの伸びしろはまだある。来季の契約状況も気になり始めるリーグ後半に突入しつつある中、これから3ヶ月は何とかチームの熟成にだけ集中して欲しいものである。今年はナビスコの決勝トーナメントないんだから…。



鹿島戦のゲーム前、喫煙所周辺で社長を見かけたので声をかけさせてもらった。
24日のエコパでの浦和戦の「事件」について…4月の埼スタでの軟禁事件も浦和とリーグにうやむやにされてしまった以上、これはやはりきっちりとリーグに回答を欲しい事案である。
事件についてはこれから改めて書く機会があると思う。

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