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徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

ワード

2006-04-01 00:55:46 | 素日記
2月にSIONさんとCHABOさんの『WORDS』があったばかりだが、今晩は橋本さんが「ワード」を語る。

銀座資生堂ビルで「ワードフライデイ」。テーマは「コトバ的――文化と虚栄心」、講師は橋本治。
橋本さんが花見渋滞ということで15分ほど遅れ、ガートルード・ローレンスの歌の中、橋本さん登場。最近の資生堂のCFの話から「区別のない人たちの間でとても区別がある」という階級・階層社会、「東大出の高卒」である自分、ファッションとリスク、金髪の話、フジのイメージキャラクターの頃。前半は最近マスコミから求められられ、期待される橋本さん、後半はいつもの橋本節という感じか。以前CHABOさんの鎌倉芸術館の楽屋でお姿は見かけたことはあったけれども、話し振りも17、8年前とあんまり変わってない印象。講演内容はいずれ「ワード」の冊子で編集されると思うので、読みたい人はワードのサイトまでドゾ。
さすがに資生堂の定期イベントというだけあって綺麗なOL風お姉さんが多かった。マラドーナのシャツ着てるようなのオレだけじゃん! オレは北関東出身じゃないですけどね。
さて今回でワードフライデイは最終回。以前某誌の編集をしていた頃に、何回かワードデスクの方とやりとりしたことがあったので、存在は知っていたし、いつかは行きたいとは思っていたのだけれども、初めて行くのが最終回になった。お疲れ様でした。

2006-03-26 23:34:58 | 素日記
懐かしい人からメールが来た。卒業おめでとう。

亀戸の駅ビルが改装されてアトレになった。1F以外はあまり変わっていないようだけれども、カフェを意識しているみたいで、カフェスペースがあちこちにできている。しかし隣は錦糸町だってのによく人が集まる。
ごちゃごちゃしてるし、駅前は自転車だらけだし、気になるところはあるのだけれども、亀戸はホントに住みやすい町だ。

bent fabric『jukebox』、the little willies『the little willies』、lee morgan『the sidewinder』、『miles davis and the modern jazz giants』購入。

2006-03-19 00:47:03 | 素日記
ライターの八本正幸さんから、高輪台のギャラリーオキュルスで22日から28日まで開かれる『ヘンリー・ミラー展 ―不埒で上等な遊び―』の小冊子が届く。小冊子には八本さんも短文を寄稿されている(「鏡の国のヘンリー・ミラー」)。
ギャラリーオキュルスは、10年ほど前に「探偵小説の世界」というようなテーマで取材させていただいた、世界最高齢の探偵作家であった渡辺啓助先生(残念ながら2002年に101歳で永眠)の娘さんが経営されている画廊。

取材でお会いした敬助先生は鴉の絵ばかり書いていた。

<私のカラス好きはみんなに知られている。私自身の持っていないもの、あのアッケラカンとして物に動じない生活態に憧れて、しかも生物中一番頭がよく、長生きで、イヤ、何よりも黒いということが気に入った――それで私は、カラスと同類であることを自認したのである。>(渡辺敬助『鴉白書』東京創元社より)

ニール・ヤングの歌う、『マイ・マイ、ヘイ・ヘイ(アウト・オブ・ザ・ブルー)』~『ヘイ・ヘイ、マイ・マイ(イントゥ・ザ・ブラック)』(ニール・ヤング&クレイジー・ホース『ラスト・ネヴァー・スリープス』)というのは、こういうことだと、オレは思う。まあ当時のニール・ヤングは「錆びてしまうくらいなら燃え尽きたい」って歌っていたけれども。
そして敬助先生は同書で東北の詩人、村上昭夫の詩を引用する。これも好きな詩。

<あの声は寂寥(せきりょう)を食べて生きてきたのだ
 誰でも一度は鴉だったことがあるのだ
 人が死ぬと鴉が一羽何処かで死ぬのだと隣の部屋の老人が言った
 あたかも七十年生きてきたその秘奥を始めてうちあけるように>
(村上昭夫『動物哀歌』「鴉」より)

八本さんから小冊子を送って頂いていろいろを思い出した。
ヘンリー・ミラーと鴉は関係ないかもしれないけれど。

『ヘンリー・ミラー展 ―不埒で上等な遊び―』
Ⅰ期 3月22日(水)~28日(火)
Ⅱ期 5月8日(月)~15日(月)
●午前11時~午後6時30分(会期中無休)
●会場/ギャラリー オキュルス(東京都港区高輪3-10-7-1F)

市ヶ谷から新宿

2006-03-10 04:15:19 | 素日記
市ヶ谷で、この間一緒に呑んだ吉川さんから、来週14日後楽園ホールのチケットを受け取る。実はその時の約束はまったく記憶にないのだけれども、酔っ払っている人よりも比較的酔っ払っていない人の記憶の方が正しいだろう、ということで素直に受け取った(当たり前だ)。しかし本当に来週後楽園ホールに行けるのか、正直わからない。

急いで千駄ヶ谷へ向かい、打ち合わせ。今秋刊行を目標にひとつのプロジェクトが動き出す。企画・進行のお手伝い。3時間近く、構成についてあーでもないこーでもないと話したり、沈黙したり、驚くようなものを見せられたり。まだ版元にも打診していない段階なので、形がはっきりし始めたらここでも宣伝します。
打ち合わせの後、新宿PIT INNへ向かい、この間のPUREライブの時に忘れた名刺入れを受け取る。何回落とせば気が済むんだ……ってなぜか必ず見つかっているが。
PIT INNへ向かう途中、伊勢丹の前辺りで殴り合いの喧嘩の現場に出くわす。新宿だね~。

渡辺貞夫『JAZZ & BOSSA』購入。
ディスクユニオン新宿店のジャズ館(3階)で、5~6人の中年オヤジたちが、ダンボール箱に詰められているLPを物凄い勢いでめくっている光景がツボにはまった。まさに一心不乱。オレは日本人コーナーしか見なかったので数分しかいなかったけれども、あそこはジャズ中年の聖地かもしれんね。

カンちゃん

2006-03-01 22:09:02 | 素日記
芳原さん、吉川さんと新宿の居酒屋カンちゃんで呑み。カンちゃん鍋を食らい、尾崎豊の愛したカレーを食らい、ひたすら呑む。取材帰りでカメラを持っていたのでキラーカーンさんやお店の方々にお願いしつつ、記念撮影。
このメンバーで呑むのは10数年ぶりだと思う……が、まったく変わってないす。
よく落し物、忘れ物しないで帰って来たと思う。

新青年

2006-02-27 18:08:08 | 素日記
八本正幸さんから『新青年』研究会の機関誌、『「新青年」趣味』が届く。100ページ超の充実ぶりで、今回の特集は「夢野久作」。八本さんは以前LBにも描いていただいたイラストレーターの柳田麻里さんとコラボで俳句「平成猟奇歌」、官能小説の巨匠・館淳一さんのインタビュー・構成ほか寄稿されている。頒布もされているので、興味のある方は是非是非。
寄稿者の中に村上裕徳さんを見つける。文章を読む限り、相変らずで生きているみたいだが、お元気だろうか。

今朝、トリノオリンピックが終る。さすがにオペラの国という閉会式。多くの五輪ファンにとって悪夢の長野オリンピック閉会式とは雲泥の差だったようだ。
しかし、これまでの就寝時間から言って問題はなかったはずなのに、完全に身体壊してますよ。これから忙しいってのに……終日自宅作業。

『日本の歴史⑥⑩⑪』(中公文庫)、本田竹曠&渡辺貞夫カルテット『本田竹曠の魅力』購入。

記憶

2006-02-11 19:38:53 | 素日記
「コの字カウンター」の居酒屋へ呑みに行きましょうということで、カメラマンの北野謙さん、袴田さんと門前仲町のだるま。ひとまずビールで乾杯。酒飲みの聖地としての「コの字」について北野さんに原稿依頼。30分ほど遅れて袴田さんも合流。途中からホッピーに替えたのだけれども、替え焼酎の量が多いのも気にせず呑んでいたら途中から記憶が途切れた。
忘れ物はなかったようなので、真面目に真っ直ぐ帰ってきたと信じたい。

大河尽くし

2006-02-02 01:13:37 | 素日記
1月からCSのファミリー劇場で連日NHK大河ドラマの『太平記』が放送されている。主役の足利尊氏を真田広之が演じているのだけれども、真田の演技が面白い。この人はいつでもカラダを縛られたクンフースターのようだ。乗馬シーンやアクションの美しさは抜群なのだが、顔で演技する時の、煮え切らない微妙な表情がクセになる(足利尊氏という役柄のせいもあるけれど)。もうそろそろ誰か写真集じゃない真田広之論を書いてもいいんじゃないかと思う。やはりこの人、特殊な俳優だと思うし。
クンフー映画評論家の知野二郎さんによると、11日より公開予定の真田広之出演の映画『無極/プロミス』では見事なアクションで“武打星”復活とのこと。楽しみ。

『太平記』はいよいよ足利決起、鎌倉滅亡という中盤の山場に差し掛かっている。歴史マニアの方が作られた参考サイトを読みながら観るとさらに楽しい。ちなみに現在では山崎豊子原作のNHK大河ドラマ初の近現代劇シリーズ『山河燃ゆ』やら『翔ぶが如く』も放送スタートしていたりして、結構忙しい……。だから何だってこたないんですが。

『山河燃ゆ』の久永中尉(竜崎勝)
→<竜崎 勝(りゅうざき かつ、1940年3月25日-1984年12月18日)は、東京都世田谷区出身の男優。本名は高島 史旭(たかしま ふみあき)。法政大学経営学部卒業。大学在学中に日活ニューフェイスに合格。劇団俳優座付属養成所を経て劇団文学座に入団。映画·TV等で活躍したが、肝硬変のため44歳の若さで死去。洋子夫人との間に1男1女をもうけた。長男は男優の高島郷で、長女はフジテレビアナウンサーの高島彩。>(wikipedia

ちょっと驚いた。

踊るマネージャー

2006-01-31 02:04:50 | 素日記
久しぶりに鶴山欣也さんと会った。
元SIONさんのマネージャーで、現在またマネージャーをやっている鶴さんである。今回のマネージャー稼業は原宿駅前のLIVE&CAFE「原宿JET ROBOT」のマネージャー。今晩はダンス作品の上映会をするとの連絡があり、初めてお店を覗いた。本当は舞踏家でもあるのだ。ということで、最近は自他共に認める踊るマネージャーらしい。

上映されたのは鶴さんが主宰する大駱駝鑑系の舞踏集団、舞踏工房「若衆(やんしゅー)」の10年前の作品「しゃみ」。電話では「上映後、1時間ぐらいトークする」という話だったような気がするが、「知り合いばかりで真面目な話しても仕方ない」とマイクを持ったステージトークは2、3分で切り上げ(せっかく真面目に作品について語ってたのに)、結局呑みながらトーク。それもまた鶴さんらしいが。

中洲通信のバックナンバーも置いてもらうことにしたので、原宿にお寄りの際は是非是非。原宿駅竹下口から徒歩0分。昼はランチ・カフェ、夜はバーで、毎晩20時30分からインディーズを中心に、さまざまなライブが行われるというライブスペースでもある。「トークライブの企画でもどう?」ということなので、ちょっと考えてみようかなァ……。

(2月3日追記)
鶴さん経由で、原宿JET ROBOTにどどーんとLBのバックナンバーを贈答しました。同店に行けば実物をお手に取って見ることができると思いますので、ランチタイム、またはバータイムのお供にドゾ。

修理完了

2006-01-29 05:29:59 | 素日記
パナソニックのDVDレコーダーが修理より帰還。修理依頼から中1日ということでこれはめちゃ早だ。近所ということもあるし、系列のサービスセンターに依頼したこともあるけれども……石丸電機で修理依頼したもう1台は、おおよそ2~3週間程度かかる上に修理完了は葉書で通達という、あまりにアナログな対応だっただけにちょっと驚いた。今時この手の連絡を葉書でするものだろうか、普通。

修理

2006-01-26 20:09:07 | 素日記
2台あったDVDレコーダーがほぼ同時に壊れたので両方とも修理に出す(パナソニック製はこれで3回目の修理……)。残るはダビング用のビデオカセットレコーダーのみ。何とも心許ない。

画像は最近集め始めたワッペン収集の1枚。鹿島は好きなわけじゃないが、この1994年のジーコ引退記念ワッペンは結構カッコイイ。

さよなら本田さん

2006-01-20 01:36:27 | 素日記
結局朝までに原稿はできず、へなちょこプリンタに渾身のグーパンチを浴びせて、急いで家を出る。

今日は本田竹広さんの告別式。
高円寺駅では宮古から来たというジャズバーの方とタクシーで相乗りし堀ノ内斎場へ向かう。斎場ではすでにお焼香を待つ数百人の人が列を作っていた。
時計が正午に近づいた頃、とうとう出棺の時間。喪主の政直さん、そして珠也さんの挨拶のあと、斎場を後にする本田さんの棺を見送るように合唱が始まった。THE PUREのライブのラストを飾るオリジナルの『Save Our Soul』。それまで何とかシャッターを切っていたオレも、とても悲しそうな顔でひとりギターを弾いている橋本信二さんの目を見た瞬間に、堪える間もなく涙が溢れて来た。もう言葉はいらないよな、そんな感じだ。
LB2月号に登場して頂いた珠也さんはインタビューで「山のような存在になりたい」と言っていた。それが彼の父を指していたのか、今になってみるとわからないけれども、ただその言葉を思い出した。

告別式が終わり、家に帰って着替えてから、事務所へ向かう途中、信二さんのあの時の顔や、あれほど本田さんを追いかけていて歌詞も諳んじているはずの「春よ来い」のオヤジさんが静かに涙を流していた姿を思い出すだけで胸が熱くなった。オレも何か、喪失感のようなものがある。何か本田さんに聞いてみたかったことがあったような気がする。とりあえずMOJOの話を聞いてみたかったな……。
さよなら本田さん。

撮影

2006-01-19 00:08:55 | 素日記
高円寺の堀之内斎場で本田竹広さんのお通夜が営まれた。午後、マネージャーの田村さんから撮影するのならば17時までに来るように連絡が来たので、原稿を切り上げて(ごめん)、荻窪で撮影をした後、タクシーで急いで斎場へ向かった。17時を少々過ぎてしまったが、田村さんに挨拶し、祭壇と周辺を撮影。テレビ岩手(フジテレビ)のカメラも入っているようだ。ラスタファリアン・ カラー(赤・緑・黄色)とトロピカルな花に飾られた祭壇はいかにも本田さんらしい。
お通夜は18時からの予定だったが、当たり前だけれども入りきれないほどの弔問客で、時間前からお焼香が始まる。本田さんのお顔は、あのいつも客席から見ていたままの顔だった。焼香後、THFC事務局長の尾崎さんにご挨拶する。本田さんはその直前(11日のJIROKICHIでのTHE PUREのライブ)までとてもお元気で、尾崎さんらと共にこの春に計画していた大きなプロジェクトに希望を持っていたことを改めてお話された。
19時を過ぎてもお焼香の列は途絶えない。明日は本当のお別れです。

朝までに原稿を終らせて、告別式へ行く予定。

お別れ

2006-01-12 04:47:09 | 素日記
10時より船橋で、社長の告別式。棺に納められた、十数年前に会社で見ていたはずのチェックのジャケットを見ていたら涙腺が緩んだ。11時30分、思いは尽きないが、最期のお別れ。ありがとうございました。それしか頭に浮かんで来なかった。

進藤康太郎様のご冥福をお祈りいたします。

浅草(12月23日)

2005-12-25 00:21:31 | 素日記
23日は、自分としては恒例になりつつある浅草寺へお参り。混雑しているのは苦手なのだけれども、正月前最後の祝日は混雑も程よい感じ。

浅草・万豚記でネギチャーシューとチャーハン。チャーハンウマー。
沢正さんの前にある靴屋さんで靴購入。これまた恒例になりつつある。