春に彼岸講のオコナイが行われている中誓多林。
ランジョウを済ませた祈祷札を田んぼに挿すという。
それを見つけたく桜が咲くころに探索していた。
田植え前のことだった。
それはどこにも見当たらない。
数軒しかしていないと言っていたから見つけるのは至極困難である。
そうして再びやってきても田植えを済ませた田んぼの稲はすくすくと育ってなおさら判らない。
オコナイのときにお世話になったN家を訪ねてみた。
奥さんの話によればそれは3月末ころの良い日にビールハウスのところに挿したという。
ハタタテとも呼ぶミトマツリは半紙を広げたところに煎ったコメをばら撒くそうだ。
それは苗床にモミオトシをするマツリのようだ。
育った苗は田植えをする。
それは4月末から5月初めあたりで良い日とされる大安らしい。
フキの葉にタツクリ(アライコメかも)を入れて藁縄で十字に縛る。
それを笹竹にぶら下げる。
手作りの御幣とともに最初に田植えをする場所にそれを立てる。
それをサビラキと呼んでいる。
いまどきこんな風習をしているのは中誓多林では2軒だけだという。
もう1軒は竹でなくクリの木だそうだ。
それから機械で田植えをしていくのやと話すご主人。
N家のご婦人は十九夜さんを営まれている。
八柱神社の会所に集まるのは4人の講中。
掛け図を掲げてお参りをする。
「トラの二月の十九日 十九夜みどうへまいるべし」と唱えるお念仏だけに19日であったが集まりやすい土曜か日曜にされている。
昼の会食も兼ねている十九夜さんは久しぶりに会うので「会話が盛り上がって帰ってくるのは夕方ぐらいや」とご主人は笑って話す。
それは下誓多林でもしているのではと話す。
その八柱神社で行われる秋の祭り。
元々は10月15日だったが集まりやすい体育の日になった。
その前日はヨミヤで神事相撲が行われる。
その日の昼に集まってきた氏子たちは千本杵で餅搗きをする。
長老、消防団の若い男たちに婦人たちも交替して搗くというから村あげての秋祭りだ。
搗いたモチは神社に供えられるものやお下がりにもされるので6臼も・・・。
モチ搗きを終えればおもむろに始める宵宮神事。
そのなかにはスモウがある。
藁でこしらえた土俵にあがるのは上、中誓多林のトヤ家の若い男性。
2人のスモウトリだ。
まずは刀をムシロの中央に置く。
そしてその外側をグルグル回る。
子供がいれば子供相撲をする。
それを終えて再び登場する2人の力士。
ぶつかり合うような所作。
そして納めの所作は刀を担いでグルグル回るようだ。
裸力士は本来褌姿だったが今は下着の上から付けるようになったという。
そのありさまは大塩のスモウと似通っている。
昔は夜だったがまだ陽があるうちに終えるようだ。
(H23. 7.23 SB932SH撮影)
ランジョウを済ませた祈祷札を田んぼに挿すという。
それを見つけたく桜が咲くころに探索していた。
田植え前のことだった。
それはどこにも見当たらない。
数軒しかしていないと言っていたから見つけるのは至極困難である。
そうして再びやってきても田植えを済ませた田んぼの稲はすくすくと育ってなおさら判らない。
オコナイのときにお世話になったN家を訪ねてみた。
奥さんの話によればそれは3月末ころの良い日にビールハウスのところに挿したという。
ハタタテとも呼ぶミトマツリは半紙を広げたところに煎ったコメをばら撒くそうだ。
それは苗床にモミオトシをするマツリのようだ。
育った苗は田植えをする。
それは4月末から5月初めあたりで良い日とされる大安らしい。
フキの葉にタツクリ(アライコメかも)を入れて藁縄で十字に縛る。
それを笹竹にぶら下げる。
手作りの御幣とともに最初に田植えをする場所にそれを立てる。
それをサビラキと呼んでいる。
いまどきこんな風習をしているのは中誓多林では2軒だけだという。
もう1軒は竹でなくクリの木だそうだ。
それから機械で田植えをしていくのやと話すご主人。
N家のご婦人は十九夜さんを営まれている。
八柱神社の会所に集まるのは4人の講中。
掛け図を掲げてお参りをする。
「トラの二月の十九日 十九夜みどうへまいるべし」と唱えるお念仏だけに19日であったが集まりやすい土曜か日曜にされている。
昼の会食も兼ねている十九夜さんは久しぶりに会うので「会話が盛り上がって帰ってくるのは夕方ぐらいや」とご主人は笑って話す。
それは下誓多林でもしているのではと話す。
その八柱神社で行われる秋の祭り。
元々は10月15日だったが集まりやすい体育の日になった。
その前日はヨミヤで神事相撲が行われる。
その日の昼に集まってきた氏子たちは千本杵で餅搗きをする。
長老、消防団の若い男たちに婦人たちも交替して搗くというから村あげての秋祭りだ。
搗いたモチは神社に供えられるものやお下がりにもされるので6臼も・・・。
モチ搗きを終えればおもむろに始める宵宮神事。
そのなかにはスモウがある。
藁でこしらえた土俵にあがるのは上、中誓多林のトヤ家の若い男性。
2人のスモウトリだ。
まずは刀をムシロの中央に置く。
そしてその外側をグルグル回る。
子供がいれば子供相撲をする。
それを終えて再び登場する2人の力士。
ぶつかり合うような所作。
そして納めの所作は刀を担いでグルグル回るようだ。
裸力士は本来褌姿だったが今は下着の上から付けるようになったという。
そのありさまは大塩のスモウと似通っている。
昔は夜だったがまだ陽があるうちに終えるようだ。
(H23. 7.23 SB932SH撮影)