マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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コーナー展のまつりの用具を語る

2014年06月08日 08時12分01秒 | 民俗を語る
県内行事を取材した際に村人からいただいた「祭りの用具」のすべてを奈良県立民俗博物館に寄贈したことがある。

その数、およそ60点だった。

新収蔵品の紹介として、今回、その一部がコーナー展で展示されることになった。

主な展示品は「天理市藤井町の鬼打ちの矢」、「天理市兵庫町の将軍祭の矢・チンマキ・ネコヤナギ」「天理市長滝町の正月ドーヤの矢」、「桜井市萱森の御田植祭の鬼的・弓・矢」、「天理市三昧田のちゃんちゃん祭のカザグルマ」、「大和郡山市伊豆七条町のフクマル迎えの青竹」である。



なお、6月8日には展示された関連講演で「まつりの用具」を語ることになった。行事に纏わる話しをしたいと思っている。
なお、5月17日放送の「県政フラッシュ」のお知らせで「祭りの用具」が案内された。


展示場所 奈良県大和郡山市矢田町545 奈良県立民俗博物館 (一般入館 200円)
開館時間 9時~17時 (入館受付は16時半まで)
展示日程 平成26年 5月 3日(土)~平成26年 6月29日(日) 終了しました
関連講演 平成26年 6月 8日(日) 奈良県立民俗博物館 2階講義室 終了しました
 <「まつりの用具」を語る 話者 民俗写真家 田中眞人 13時半~15時半>
※ 聴講料は無料ですが、入館時観覧料が要ります。



当イベントに関して、「ならドットFM 78.4Mhz」の「ひるラジ!784」の番組中、電話生出演で紹介した
 放送日・時 平成26年 6月 3日(火) 11時15分<なら街角スケッチ> 終了しました

6月26日の10時半、県立民俗博物館から電話があった。なんでも奈良テレビがコーナー企画展の「祭りの用具」を取材しているとのことである。話しを伺いたいとのことで急遽に急行した。取材陣は県政フラッシュだった。活動に関してインタビューを受けた。その夜の放送であろうと思っていたら、夕方の「ゆうドキッ!」のニュースで報道されていた。緊張した顔で6秒間もしゃべっている姿は記念に録画することにした。なお、ニュースでは字幕があったが、その夜に放映された「県政フラッシュ」では見られなかった。



テレビが伝えたアナウンスは次のとおりであった。
『地域のまつりや民俗行事などで使われる道具を紹介した展示が、県立民俗博物館で行われています。 地域のまつりなどで使われた道具は、まつりの後に燃やされるなどして、残る事がまれだといわれています。 この展示は、民俗写真家の田中眞人さんが収集したこれらの貴重な道具をまつりの写真と共に紹介しています。 これは天理市長滝町の「正月ドーヤ」の行事で使われる弓や矢、そして鬼の文字が書かれた的です。 実際の道具とともに矢が的を射る一瞬を見事にとらえた写真も並んでいます。 地域の祭りや民俗行事は、今、後継者不足で途絶えてしまうことが多いため、田中さんは後世に伝える活動も続けています』と伝えられた。
私が伝統的な民俗行事を取材する目的の後世に伝える「思い」をうまく伝えてくださった。ありがたいことである。

(H26. 5.10 SB932SH撮影)
(H26. 6.26 記)