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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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大晦日の買い出し

2016年08月31日 09時34分48秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
前年は茗荷町の住民がこしらえてくれた七・五・三のシメナワサンをかけた。

今年は、どうするか。

身体具合で気が廻らず市販品の注連縄にした。

かけた玄関ドアは新品。

住む地域の工房で施行してもらった。

全面リフォームはできないが毎日に開け閉めする玄関ドアだけでも綺麗にしたい。

そう、思って発注・工事施工。

出費は53万円。

なけなしの埋蔵金をはたいて新年を迎える門出に相応しい注連縄を飾ったドアを開けたらまだ夜の雰囲気。

以前のドアは緩衝具が破損していてバタン音を立てて閉まったが、新品はすうーーと音も立てずに閉まる。

心臓病の発症に闘病一色に染まった今年の下半期。

大晦日になっても不自由な身であるが、正月料理に食べる食材はここしかない。

低脈拍の身では車を運転できないから息子に頼んで出発した。

向かう先は大和郡山市の馬司町の東側にある奈良県中央卸売市場だ。

自宅を出発した時間は朝の6時15分。



我が家から車で行けばわずか15分で卸売市場に到着する。

夜明け前の時間帯は透明感があるが、広がる雲に遮られていた。

真っ青よりもこのほうが、遠近感を感じて美しく思える。

今回の買い出しはかーさんもついてきた。

前々から一度は卸売市場の情景や売り場商店に品物、買い物客などを見ておいたほうが良いと伝えていた。

あまり動けない私は行かなくてもいいか、と尋ねたらついて来て、である。

買い方はどうしていいか判らない。

市場での買い方を知りたいというのだ。

そういうわけで到着した奈良県中央卸売市場。

時間はきっちり予想通りの6時半。

以前は6時前に着くようにしていたが、前々年からは少し遅らせてもいいだろうと思うようになっていた。

若干の差であるが、ある程度は思うような商店・商品が揃っている。

十分に間に合う。

30分の差があっても安心して買える。

早い話が買い慣れ、である。

一目散に向かった先は「㈱都水産」。

一目散と云っても駆け足ではない。

ダメージをもつ心臓は駆けることは許さない。

ノッソリ、ソリソリ歩く。

元気なかーさんは先を急ぐ。

おっつかないノッソリ歩きである。

どこかのお店が並べている魚介類を覗いていた。

「㈱都水産」はそこではなく、もう少し先だ。

お店につくなり「まいど」。

売り子の奥さんが、来てくれたんやというような表情で返してくれる。

そう、私のことを覚えておられるのだ。

そんなことに驚くかーさん。

面白い顔やから覚えてもらうんやろね、というが、一年に一度の買い物であっても、何度も何度も買っていたら覚えられるものだ。

お店側だったら、たぶんに私もそうなるであろう。

実は存じている売り子男性もいる。

昨年は見かけなかった。

男性は市内山田町の住民。

神社行事でお世話になった人である。

昨年は他のお店で支援していた。

今年は舞い戻ってここにしたそうだ。

同店で買う鮮魚は決まっている。

ブリの肩身である。

腹の部分はお造りに、背は照り焼き用に、裁いたアラは煮物か赤だしなどの汁椀にする。



そう伝えて一尾のブリを早速裁いてくれる大将。

毎年、ありがとう、だ。

今年の肩身値段は税抜き3200円。

昨年並みの値段である。

裁いている時間帯はマグロ買いにうろうろする。

例年、買っていた「㈱法魚」が見つからない。

お店がどこにいったのか、早終いしたのか、それとも閉店になったのか・・・。

仕方なく他店を探し回る。

マグロ買いは絶対必須。

おふくろの要望は叶えるべし、なのだ。

見つからなかった「㈱法魚」近くにもマグロ専門店がある。

そこは冷凍マグロ。大きくザク切りしたマグロがあったが、私の求めるマグロは生マグロだ。

数店舗を巡って1パック500円の値札を貼ってあったお店がある。

それを見たか-さんが「なんでこんなに安いの」と云ったら、売り子が応えた。

昨日は千円だった。

この日は大晦日。

時間帯から云えばそろそろ売り切り時間帯。



ぐんと値段を下げて売っていたマグロは血合いがある。

その売り場にあったパック売りの雲丹に目がいったかーさん。

2500円というから、お正月や、どうせ買うなら3500円と伝えて購入する。

今回はカニのポーションは買わない。

おふくろがわざわざ大阪難波まで出かけてかったはり重の牛肉がある。

しゃぶしゃぶにすき焼きもする。

というわけで、今回はカニ無しである。

カニがなければ・・・ではないが、同じ売り場にやや小型の鮑があった。



1個で500円の鮑は生食できない。

売り子のお勧めはバター焼き。

息子たちは貝類を食べることができない。

アレルギー体質ではないが、子供のころから食べられないようになった。

マグロどころか雲丹に鮑も買ったお店は「㈲古賀商店」。



生マグロを味見させてもらったお店は「㈱丸二商店」だ。



さきほど「㈲古賀商店」で買ったマグロは血合いがある。

それがない生マグロを売っているお店に再び巡る。

もっぺんやって来た「㈱丸二商店」で、またもや一口サイズの生マグロを試食する。



これも買っておこうと決断して、1800円の生マグロを1パック買った。

これもまた、同じように売り子さんの目利きで商品を選んでもらった。

明日の正月を迎える家族は5人。

カナダから戻った次男、東京から帰省した長男に、つい先日まで吐き気・嘔吐で往生したおふくろも。

例年にない大家族?集合になった明日のお正月は贅沢に過ごせそうだ。



鮮魚の買い出しを終えたら年越しそばに載せるエビ天やビッグな玉子焼きを求めて別棟に向かう。

そば麺はすでに買っていたかーさん。

たしか、スーパートライアルだったら5円。

昨年のことだ。

驚く値段に腰が抜けそうだった。

それはともかくエビ天はあるのだろうか。



何度か買ったことのある「奈良県麺類卸売㈱」の売り子に声をかけたら冷凍だけど、あるよ、である。

自然解凍のエビ天なので、今夜が丁度いいと売り子が云った。

太くて大きいエビ天一匹で税抜き130円。



2年前に買ったときはたしか120円だったと思うが、スーパーで買うよりも断然お得なエビ天である。

まとめて5人前の5本で税込700円。

2円もまけてくれた。

最後に求めたお決まりのコースは極上の玉子焼き。

「㈱ビッグウエーブフーズ」は午前2時から店内で玉子焼きこしらえている自家製販売店。



今年は奮発して4本も買った玉子焼き。

一本で税抜き180円。

4本買って税込777円。

印字されたレシートを持っていって、今からフイーバーだね、って云った売り子さんの台詞が気に入った。



卸売市場を出るころは陽が昇る午前7時5分。

気持ちよく戻った自宅で朝食。

昨夜の残り物に、さきほど買った玉子焼きは早速テーブルに載る。

冷たいけど美味しいと皆が云った。

極上の味は今年も変わらない。

そして、だ。

昼食は昨年同様のマグロ丼。

1パック1800円で買った「㈱丸二商店」の生マグロは早速丼に盛られてテーブルに出てきた。



ヤマイモを擦ってぶっかける。

刻みネギに山葵醤油を注ぐ。

がっつりいただくマグロ丼も極上の味。

お店は変わっても旨い生マグロに家人たちは喜んで食べていた。

(H27.12.30 SB932SH撮影)
(H27.12.31 SB932SH撮影)

大晦日の買出し

2015年09月28日 07時21分34秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
今年の買出しは6時半到着した奈良県中央卸売市場。

在地は大和郡山市の馬司町の東側にある。

6時半の時間帯は夜明け前。

筒井交差点の信号周りは真っ暗だ。

中央卸売市場で正月料理を買うようになって3年目。

場の雰囲気も徐々に判るようになってきた。



前日30日の晦日は大勢の人が買出しに来ると聞いているのでいつも大晦日。

この日は割合少ないので買いやすい。



一目散に目指すお店は「㈱都水産」。

いつもここから始まる。

店に並べられた品物をざっと見る。

お目当てはブリだ。

スーパーで売っているブリとはまったく違うブリ。

この味が忘れられない。

他店でもブリは売っているが買ったことがない。

一尾まるまる買うわけにはいかない。

小人数の我が家では肩身で充分。

今年のブリは片身で税抜き3240円。

1kgあたりの値段が1200円。

毎年相場が変化するのである。

昨年は3400円で、一昨年は2475円だった。

高いようであるが味はピカ一。

脂がのっているブリは実に美味いのである。



大将に頼んで肩ブリをさばいてもらう。

造りにするのは腹の部分。

背はブリの照り焼きにする。

アラも食べられるので煮つけにする。

いつもそうしているブリの肩身の食べ方だ。

今年の正月には次男がいない。

カナダに行ったきりだ。

長男は年末の仕事を終えて東京から戻ってきた。

着いたのは29日の朝だった。

例年どおり自家用車で戻ってくる。

大阪住之江に住むおふくろは30日に連れてきた。

当日は斑鳩北庄の行事取材だった。

午前中はドウガイ作り。

一旦、家に戻ってから大阪に向かった。

戻ってきた斑鳩町。

時間は15時ころだった。

一老さんが砂の道を作っている様子を取材させてもらった。

おふくろは車で待機してもらった。

難儀な息子の活動であるが、車窓からずっと眺めていたという。

今年の正月はたったの4人。

それでも鍋をしたいと思ってカニのポーションの買出し。



店に並んでいたカニのポーションは25、6本も入って1パック税抜き2800円。

一人あたり18本も食べたいという希望もあって3パックも買った。

合計で税抜き8400円だ。

お金を支払って、さばいている時間は他店に出向く。

狙いは生マグロだ。

買う店はこれもまた決まっている鮮魚の「㈱法魚」。

パック詰めされたマグロが並んでいる。

どれにするかいつも悩ませる生マグロ。

量と値段を考えて買う。

生マグロはおふくろの希望もあって訪れるのだ。

スーパーのマグロは冷凍マグロ。



「㈱法魚」のマグロは生マグロ。

味は抜群に生マグロが美味い。

切り身1パックで税込2500円。

だいたいがそれぐらいの値段である。

昨年は2300円の生マグロを1500円にしてもらったが今年は値切りはない。

正月祝いに食べる生マグロ。

思い切ってはりこんだ。横に置いて中落ちは税込み500円。

たっぷり入っているので4人前のマグロ丼に調達する。



次に向かったお店は「㈱ビッグウエーブフーズ」。

お決まりのコースである。

午前2時からこしらえているという玉子焼き。



ほくほくの玉子焼きもスーパーでは味わえない極上の味。

玉子焼き専門店の味はいつも美味しい。

そう思って焼きたての玉子焼きは大きく、しかも分厚い。

昨年は2個買ったが帰宅するなり朝食で1個食べた。

今年はえーいと3個。

1個は税込み180円。

なんともお安い玉子焼きである。

黒豆を探してみたが見つからない。

諦めて戻った「㈱都水産」でもう一品を買った。



1パック税抜き1800円の生食帆立の貝柱(北海道産)だ。

自宅に戻って朝食に食べた玉子焼き。

たまりません。

ひといきつけて大晦日の取材に走り回る。

一旦もどってきた家の昼食は13時。

食べたかった生マグロのマグロ丼だ。

すったヤマイモをぶっかけて出汁を注ぐ。



味付け海苔を振りかけてがっつく。

美味い、の一言は家族全員が一致する。

ちゃっちゃと済ませた昼食。

夕方以降に行われる取材地にでかけるまでの時間帯は執筆。

溜まっていた取材ノートを見ながら文章を起こす。

出発するまで没頭する。

それから出かけたフクマル取材。

雨が降り出したこともあって戻ってきたのは20時ころだ。

慌ただしく駆けずり回ってようやく落ち着く大晦日の夜はやはり年越しソバ。



ソバはトライアルで買っておいた。

値段はたしか5円だったと思う。

エビ天もトライアル買い。

4尾入って380円。

値段は安いが出汁が利いている。

しばらくすれば遠くから除夜の鐘が鳴りだした。

(H26.12.31 SB932SH撮影)

貰った注連縄で正月迎え

2015年09月27日 08時35分19秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
我が家の玄関に奈良市茗荷町で貰った注連縄を飾った。

貰いものの注連縄は地域によって(というかご主人の思い)違いがあって考えさせられる。

この度は七・五・三の垂れがある小注連縄だ。

5日前、「産直市場よってって」で買ったウラジロとダイダイならぬ葉付きミカンを括りつけておいた。

ユズリハは、さる地でいただこうと思っていたら「ドウガイ」注連縄掛けを取材した大和郡山市横田町柳生垣内の総代が「うちにあるで、持って帰れば」と云われて頂戴した。

ありがたくこの日に括りつけて飾った。

(H26.12.30 SB932SH撮影)

大晦日の買出し

2014年05月16日 07時23分44秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
大晦日の買出しは奈良県中央卸売市場。

朝一番、夜が明ける前に出かけた。

今年の到着時間は6時半。

昨年よりも一時間早くした。

買出しメモを手にして巡る中央卸売市場。

真っ先に行ったのは「都水産」。

これって指をさしたのはブリ一尾だが、そんなに多くは要らない。

肩身で充分である。

造りにするのは腹の部分。

背はブリの照り焼きにする。

アラも食べられるので煮つけにする。

造りで食べるのは正月に入ってからなので皮はそのまま。



その日に皮剥ぎをすると希望を申し出て奇麗にさばいてくれる大将。

一時間早くなっても客の多さはあまり変わらない。

ペラペラしゃべる東洋人。

T国なのか、それとももう一つのT国なのか判らない。

大きいブラックタイーガーを手にして袋に突っ込んでいく。

締めて八匹。値段は840円だ。

安いと思ったが我が家の注文にはない。

さばいている途中でカニのポーションを買う客もいた。

表には出てなかったので気がつかなかった。

「都水産」にあったのだ。

思わず「私も」と売り子さんに声をかけた。

1パックで5kg。

それで2600円は高いのか、安いのか判らない。

殻がない剥きカニは食べやすい。

さばいたブリは奇麗な身。

いつもの年と同じように美味そうに見える。

これで3400円。

昨年買ったときよりも千円上昇した。

次に買う目的地は西側の棟。

まっしぐらに突き進んでいけばお店があった。



店名は「㈱ビッグウエーブフーズ」だが、売っているのは玉子焼き。

専門店の味はいつも美味しい。

そう思って焼き立てほかほかの玉子焼きは大きく、しかも分厚くて2個で570円ぐらいだったと思う。

買ったらその都度、車に乗せる。

あっちへ行ったり、こっちへ行ったりであるころは7時。

なぜか今年の客足が伸びない。

あるお店の売り子さんの話しでは前日の30日が多かったという。

商品も多いし客も多いということだが・・・。

西棟を少し歩いてみた。

晦日蕎麦に入れるエビ天が売っているのか、売ってないのかである。



先に目についたお店は「奈良県麺類卸売㈱」だ。

蕎麦もあればうどんもある。

一旦帰宅してからスーパーへ行くのももどかしい。

そう思って買った蕎麦は一袋で40円。

エビ天はどこで売っているのか聞いてみた。

結果は「うちにある」だ。

思わず頼んだエビ天は一匹で120円。

たしかスーパーなら倍ほどだ。

時間が節約できたので、それも良しである。

ついでといってはなんだが、隣の店でお節パックが並んでいた。

クロマメパックが100円。これも買っちゃえである。

ひと回りして最後の狙いは鮮魚のマグロ。



昨年と同じみせである「法魚」にはパック詰めされたマグロが並んでいた。

どれにするか迷っていたら売り子さんが「2300円を1500円にしたる」と云われて飛びついた。

物足りないので500円のも買ってしまった。

ひと通り買い終わって、なにかめぼしいものがあるのかうろついた。

目についたのが三段お重のお節料理。

金沢の有名なお店のお節だという。

値段は9000円。

とびきり安いのは多めに発注したので余ったらしい。

売れ残っても仕方がないからと格安にしたというが、我が家のお節はすでに注文済みなのでやんわりと答えて立ち去った。

帰宅してようやく朝ごはん。



おかずは買ってきたばかりの玉子焼き。

美味い。

(H25.12.31 SB932SH撮影)

大晦日の買出し

2013年03月09日 09時32分14秒 | だんらん(大晦日買い出し編)
大晦日の買出しは県中央卸売市場。

朝一番に出かけた。

売り場商店はさまざま。

どの店で買うかは迷ってしまう。

昨年に買った店へまっしぐら。

何が目当てかといえばブリ。

とても美味しかったのでやってきた「都水産」。

半身で2475円。

奇麗にさばいてくれる。

造りにするのは腹の部分。

背はブリの照り焼きにする。

アラも食べられるので煮つけにする。

造りで食べるのは正月に入ってからなので皮はそのまま。

その日に皮剥ぎをする。

待っている間に気がついた売り子さん。

どこかでお見かけしたような。

おそるおそる尋ねてみれば山田町の人だった。

私のことも覚えていてくれた。

一品だけでは寂しいから2500円の貝柱も買ってしまった。



マグロは昨年の店が思い出せなくて「法魚」の店にした。

こいつは美味そうだと値段を聞けば4500円。

見利きがいいねぇと云われる。

見た目からして違うマグロは上もの。



これも美味いよと云われてかったマグロの尾が1500円。

奇麗にスジを取ってくれた。

ついでに買ったパックのマグロは500円。

安すぎる。



もう1軒は玉子焼きの「ビッグウエーブ」。

大きな玉子焼が270円。



これが美味いんだなぁ。

パクパクと食べてしまうので2個も買ってしまった。

(H24.12.31 SB932SH撮影)