本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

ヘッド博士の世界塔

2008-04-19 07:41:24 | Weblog
30冊達成! 一応、年100冊ペースをキープしてます。

■本
29 ネットワーク分析―何が行為を決定するか/安田 雪
30 ボクはワインが飲めない/宮藤 官九郎

29 ネットワーク分析とはどういう学問かということを、わかりやすく、おもしろく、解説してくれます。この分野の入門書としては最適ではないでしょうか? 夫婦や企業などの研究対象について、その対象自体だけではなく、対象と周りとの関係(例えば、夫婦だと地域社会、企業だと取引企業など)も含めて理解しようというのが、ネットワーク分析のアプローチなのですが、確かに僕たちの意思決定は周りとの関係に影響されることが多いので、かなり説得力のある理論だと思いました。もう少し、深く勉強してみたいです。余談ですが、10年ほど前に通信関係の「ネットワークスペシャリスト」という資格を取ったのですが、その時上司から「普通の人が知らないような闇の人脈を持てる資格か?」と言われたのを思い出しました。

30 クドカンさんがどのような思いで映画やドラマのシナリオを書いているのかを垣間見れておもしろいです。文章もさすがに巧みで楽しめます。この人は本当に文章を書くのが速いんだな、ということもよくわかります。あと、意外と睡眠をとっていたり、視聴率を気にしていることもわかります。


■CD
11 ヘッド博士の世界塔/フリッパーズ・ギター
12 キラキラ! /曽我部恵一BAND

11 就職したときの引越しでなくしたCDを中古盤屋で見つけて衝動買いしました。日本音楽界の金字塔、その後数々のフォロワーを出した名作中の名作です。小山田さんと小沢さんという二つの巨大な才能が、ぎりぎり均衡を保った最後の作品。今聴いても色あせないどころか、まだ、聴くたびに発見があります。一生聴き続けることのできるお得な作品です。逆に再結成の可能性がほぼない現状では、戻らない学生時代の日々のようで(学生時代に本当にこの作品は聴きまくってました)少し聴いていて切なくもなる作品です。

12 11とはうって変わって、現在進行形で精力的に活動を続ける曽我部さんのBAND名義の初スタジオ盤。サニーデーの末期の作品や曽我部さんのソロ初期作品からは想像もつかないようなハイテンションでたたみかけてきます。一方、歌詞には彼独特の繊細さが残り、こちらも僕好みです。年々逞しさを増す曽我部さんの活動を見ていると、歳を取ることに対する希望と勇気がわいてきます。歴史に残る名作を残し、メインストリームから去った小沢健二さんとは対象的に、準メジャー的なポジションでコンスタントに作品を作り続ける、継続し続けるものの強さを曽我部さんからは感じます。どちらがいいかは、個人の生き方の問題ですが、尊敬できる姿勢ではあると思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4-2-3-1 | トップ | Ghosts I-IV »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事