本、CD、映画日記

目標は年間読書100冊。その記録と目標管理をかねたブログです。

空は、今日も、青いか?

2009-04-05 06:06:08 | Weblog
■本
27 考える技術/大前 研一
28 空は、今日も、青いか?/石田 衣良

27 問題解決における論理的思考の重要性を実例(と筆者の自慢)を交えてわかりやすく解説してくれる本です。大前先生の本はたまに読むと自分の思考的怠惰さを反省できるので刺激になります。方法論的には目新しいところは少ないので、ノウハウを学ぶと言うよりは自分の意識を変えるための啓蒙書として読むべきかも。他のビジネス書と比較して格段に読みやすいのは、傲慢な文体の割には読者に対する配慮が細やかだからだと思います。

28 時代を読むのが巧みな石田さんらしく、元気のない時代をサバイブするための、癒しと励ましに溢れたエッセー集です。少し格好をつけすぎな気もしますが、それも筆者の個性として楽しむべきなんでしょうね。人生の選択肢が増えるような、マスコミなどの論調とは異なる、もうひとつの視点を提供してくれるので、ポジティブにかつゆるく、したたかに生きて行きたいと考える若い人にお勧めの本です。


■CD
10 LIVE@HOME/藤原ヒロシと曽我部恵一

 ゆるい感じの洋楽カバー曲のライブ盤。お二人のファンの方は楽しめます。一般受けはしないと思いますが。曽我部恵一さんは音楽界で本当にいいポジションを築いたと思います。マイペースに自分の好きなことだけに専念できる状態ではないでしょうか。


■映画
10 スウィングガールズ/監督 矢口史靖

 期待せずに観たのですが、その期待の低さを裏切らない、イマイチな作品でした。「ウォーターボーイズ」の二番煎じという逆風の先入観があることを割り引いても、出来は悪いと思います。主人公たちがジャズに目覚める動機が弱いですし、ビッグバンドジャズを習熟する過程が大事なのに、前半はダラダラとしたコメディシーン(楽器を買うために奮闘するシーン)に費やし、その努力の過程が十分に描かれていません。「ウォーターボーイズ」や「フラガール」と比較するとどうしても浅い気がします。楽器をここまでマスターした出演者の努力は買いますが、それを十分に活かせていない点と、お金の匂い(タイアップ)が強くするところも嫌いです。推測ですが、出演者の努力の過程が映画で描ききれていないのは、テレビの特番などでその部分を描くために残していたのでは、という気もしています。
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