股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

あとが重要なんだよなぁ・・・

2008-09-30 15:41:05 | 人工関節のこと
●ジュンコさんとクミコさんに送ってもらい、霧島から空港に着きました。
飛行機が飛びそうで出よかった。
空港に着いたらアナウンスが「飛びます!飛びます!」


「人工関節の手術をして1週間で退院!」
「人工関節の手術をして2週間で退院!」

そんな記事やテレビ番組が多くなりましたね。

出きれば長期の入院は避けたいですもんね。


手術の技術が進歩しているのは事実で、良いことだと思います。
できるだけ切らない手術・・・後遺症も少なくなりますね。


股関節は人体でも結構深い部分にあるのではないでしょうか?
手術では表面の皮膚から切開していくでしょう。
股関節の手術では、いくら傷は小さくても結構奥まで切開せざるを得ません。
その途中には筋膜も筋肉も靭帯もあるでしょう。

手術後の経過は、手術が終わってみないとわかりません。
手術後の経過を見て、リハビリ訓練も必要でしょうね。
個人差が大きいので、正確にはリハビリ訓練が必要でない人もいれば、絶対必要な人もいますということですね。


人工関節手術後、大切なことは普通の回復過程で回復することです。

そして、最も大事なことは人工関節を長持ちさせることです。

患者さんにとっては、入院期間の短縮より人工関節を長持ちさせることの方がはるかに重要でしょう。

手術法や入院期間より、手術のあとの方が重要なんだよなぁ・・・。



人工関節手術後のケアーが十分できる体制。
しっかりそろっているといいですね。



変形性股関節症を怖がらないでね




●理学療法士のための「深圧実技研修と独立開業支援セミナー」の詳細をホームページにUPしていますが、参加対象枠を広げて再募集を行っています!!

血液と血流

2008-09-29 02:09:55 | 筋肉の話
●今年は台風が少ないなと感じていたけど、このところ台湾に向かった台風が偏西風にのってUターンしてきますね。明日飛行機が飛んでくれないと東京に帰れないなぁ。微妙です。


骨は血管がないと生きていけなんです。
骨の中には神経はありませんが血管は豊富にあります。
血管の中には栄養と酸素を含んだ血液が流れています。

血液は勢いの良い心臓パワーで全身にくまなく送られます。
全身に栄養と酸素を送った帰りは、二酸化炭素と老廃物を運んで再び心臓に帰ります。
血液を心臓に返すときのパワーは何でしょうか?
血液を心臓に返すのは、筋肉の収縮パワーがほとんど。

筋肉を回数多く強く収縮させるには・・・体重をかけて動くこと。

でも痛い・・・筋肉をほぐすことは重要。


痛みが軽減したら、体重をかけて生活をする、買い物を楽しむ・・・と血流が良くなり、股関節の骨や軟骨も元気になる。
脚をかばうことは血流を悪くするということなんですね。


脚に体重をかけるということは、そんな目的があったのです!
骨や軟骨が元気になるのです。


変形性股関節症を怖がらないでね




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“だいじだいじ”してた頃

2008-09-25 22:59:07 | 股関節の基礎
●今日は朝から銀サロで5人施術して、今は鹿児島県霧島市に来ています。
もう鹿児島に通って8年になるなぁ。
明日から霧島ガツンです。
10月の6日まで東京にはほとんどいませんが、うちの若いもんがしっかり銀サロを守ってくれていますのでよろしくお願い致します。



「私が脚を“だいじだいじ”していたころは、筋肉が一気に痩せて,
上向いて寝ると、お尻の骨が床にあったっていた。」

ある患者さんのお言葉。

“だいじだいじ”という表現が面白かった。


なぜ“だいじだいじ”していたかというと、病院の先生に“脚をかばう”ように言われたからなんですが、それ以上に“怖さ”だったようです。
杖も使っていたようです。


9月、2か月ぶりにその患者さんを施術した。
うつぶせに寝た時のお尻の大きさが左右同じというより、“悪い方の脚”のお尻の方が大きいくらいになっていた。
それだけ脚に体重をかけて筋肉が大きくなったということ。

「すごいね~良かったね。」・・・感心。

いまでは、しっかり“悪い方の脚”に体重をかけて、杖なしで仕事をしている。



別の患者さんが言った記憶に残る一言がある。

「私は、病院の先生に言われたことを徹底して守って来ました。
徹底して守ってきたんです。でも、今はこんな状態です。」

8年前にお会いした、東京板橋区の非常に真面目な患者さんのことばでした。

この方の“脚の悪い方”の骨盤は極端に上がり、さらに脚長差が3cmあり(変形が重度な状態)、つま先で歩いていました。
レントゲンでは、骨が黒っぽく映っていて、骨がやせていました。
もちろん筋肉もやせていました。
この方は、病院で言われたことをしっかり守って、しっかり脚をかばってきたんです。


“だいじだいじ”は、人間の常識から考えて良くないことだと思います。


痛みは筋肉ほぐすことで軽減でき、“怖さ”は事実を学ぶことで軽減できる。


目指せ! 脱・だいじだいじ!



変形性股関節症を怖がらないでね




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絶対取り去りますよ!

2008-09-22 00:37:15 | 人工関節のこと
●理学療法士のための「深圧実技研修と独立開業支援セミナー」の詳細をホームページにUPしていますが、セミナー応募者が最低実施人数に達しましたので、セミナー実施は決定し、募集は一端締め切りました。

現在、沖縄県の先生と福岡県の先生が確定しています。
あと4名の空きがあるのですが、理学療法士以外の先生方からのお問い合わせが多いため、参加対象枠を広げて再募集を行うことにしました。

○対象○
「理学療法士および理学療法士以外の医療系国家資格で開業されている先生、開業をお考えの先生。
また、解剖学を学んで整体業で開業されている先生、開業をお考えの先生。」です。

○募集期間○
9月21日~10月15日まで
(ホームページよりお申し込みください。)

ホームページの内容でよろしければ、ぜひご参加ください。
参加が確定された先生方には、10月20日までに銀サロから資料を送りますので、前もって自宅で予習をしていただきます。
しばらく現場を離れている方でも理解しやすい様に進めます。

銀サロ一同、一緒に勉強できることを楽しみにしています。
本当に楽しみです!
宜しくお願いいたします。


LE SALON GINZA(ひとよんで“銀サロ”)
  松本正彦、宮川あずさ、佐藤正裕 







さてさて本題。



人工関節の手術を受けてから4年が経過した。

その患者さんは言う「手術をしたけど痛みが変わらないんです。」

大変な思いをして、手術後の痛みの無い快適な生活を期待していたが・・・。
悔しいでしょう。

手術をした方には“手術してよかった”と言って欲しい。


その患者さんは、手術を受けた病院ではなく、別の病院で診察を受けた。


「人工関節の手術をしても、1割の方は痛みが取れないんです。」
人工関節の権威の先生にそう言われたようです。

・・・なるほど。

1割の方の痛みが取れないとうことは、9割の方は痛みが取れるということ。
人工関節の手術は、手術後の満足度が高いということがわかる。

残りの1割の方に“手術してよかった。”と言って欲しい。


その患者さんは、中殿筋部を痛がる・・・そう、お尻の横側。


レントゲン上は手術は成功している。

しかし、小殿筋、中殿筋が異常に硬い!

この筋肉の硬さは改善できる。

絶対に痛みを取り去る!

秋の入口にそう決意したひとまわりサバ読んで37才であった。


これでいいのだ。



変形性股関節症を怖がらないでね





●「だっこちゃん」あります・・・じゃな~い、「らっこちゃん」がうるんだ瞳であなたを待っています!






臼蓋はのび~る・・・かぁ! 2

2008-09-20 14:37:14 | 股関節の基礎
前回のレントゲン写真の解説編


元の写真です。



この方骨盤の形は、もともとこんな感じでした。



黒線で囲んだ部分が臼蓋がのび~た骨棘です。


この骨棘を下から見ると、野球帽のツバのような形なんです。
棘(とげ)じゃないんです。


以上で私の解説を終了致します!



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詳しくはホームページに書きましたが、本日でいったん申し込みを締め切ります。
月曜から対象を広めて再募集致します。
月曜日のブログで!

●「まっこちゃん」あります!・・・じゃない、「らっこちゃん」あります!










臼蓋はのび~る・・・かぁ!

2008-09-18 02:29:00 | 股関節の基礎
股関節の屋根にあたる部分を臼蓋(きゅうがい)と言います。
臼蓋は、骨盤にある寛骨(かんこつ)の一部です。

寛骨臼蓋形成不全とは、股関節の屋根の形が生まれた時から浅い状態をいいます。


屋根が浅いと、股関節はやや不安定になります。
その不安定さを、筋肉が筋力を多く発揮することによってカバーしています。
屋根が浅いと筋肉は疲れやすいようですね。
長年、筋肉の疲労がたまると股関節痛となります。

長年の疲労だから、一度取ってしまえば、また長年痛みが無い状態が続く可能性もあります。
長年の筋疲労でも、ほぐすには長年かかりません。
意外と早く取れる方もいます。


この臼蓋がのびる?

教科書にはそんなこと書いていません。

しかし、1~2cmのびる方はいっぱいいます。

伸びた部分を骨棘(こつきょく)と言いますが、バラのとげ(棘)とは違います。
この骨棘は修復の賜物。

屋根が浅いんだから、屋根を深くする必要が生じ時に修復が起こるのです。
自然治癒力ですね。

ほら!このとうり!



……ね。
自分の骨を信じて下さいね。



変形性股関節症を怖がらないでね




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そろそろ、一端締め切ろうと思います。

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外側が痛い!

2008-09-16 00:18:09 | トレーニングのこと
股関節の外側を痛がる方は多い。

場所はおへその外側にある腰骨(腸骨)の下~お尻の横にかけて。
大転子(だいてんし)の前と上と言ってもいい。

ここは股関節ではない。
ここには上前腸骨棘(じょうぜんちょうこつきょく:略語はASIS)や大転子という、筋肉が多くくっつく骨がある場所。


筋肉名では、大腿筋膜張筋、中殿筋、小殿筋があるところ。

この3つの筋肉は、股関節を外に広げる(外転)筋肉です。

股関節を外転する筋肉が痛むのだから、脚を外に広げるトレーニング(痛がっている筋肉を使っての運動)は危険性が高い。


股関節の外側が痛い場合の基本的な対処法は・・・

『外転筋をほぐし、逆の働き(拮抗筋:きっこうきん)である内転筋を強化する。』


内転筋を強化して、立っている時や歩いている時の重心を内側にもっていく。
そうすると、重心が外にいかない分、外側の筋肉への負担が減るという作戦。


外側が痛い人、ぜひお試しを!



変形性股関節症を怖がらないでね




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骨は100点!

2008-09-13 00:32:19 | 自骨手術のこと
「骨は100点だね!」

最近、ある患者さんが先生から言われた一言。


この方は、仕事などでかなり動いたあとに股関節周囲が痛むので病院を受診した。

両側のRAO(臼蓋回転骨切り術)を行った。

手術をすれば、痛みなく仕事ができるはずだった。


手術をしてから片脚の痛みが強く仕事ができなくなった。
歩くときに体も揺れるようになった。
痛い方の脚をかばって、反対の脚にも痛みが出やすくなった。


診察では「骨は100点だね。」とのこと。

・・・・・・・・・。


手術前の痛みは「骨が原因だから・・・・・。」
手術後に痛みがが出たら「骨が原因ではないから・・・・。」


患者さんはどうすればいいんだ!
なんか、悔しい。




どうにか、総合力を100点にしてあげたい。




変形性股関節症を怖がらないでね




名古屋の早川先生の施術場所が移転しました。
詳しくはこちらをご覧下さい。
11月にここへ伺いますが、迷わないように良く調べていくようにします。
大阪、奈良、京都、三重からお越しの方々も良く調べてみてください。
よろしくお願い致します。

らっこちゃん、好評発売中!

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びっくりしたな~も~!

2008-09-12 00:42:56 | 私のこと
今日、自分だけびっくりしたことがあった。

実は、現在私は3つのブログを書いているんです。

その一つのブログの昨日の記事に、自分が通った幼稚園を運営していたカトリック教会の歴史について調べたい!

なんて書いたんです。

なんせ、和歌山の山の中の山の中に、大変立派な教会があったんだもん。
そして、自分の人生の最初の記憶がその教会から始まっていたんだもん。



そしたら、今日の患者さんが新聞の記事を持って来てくれたんです。

その記事には、なななななななな、なんとその教会の歴史が書いてあったんです!

びっくりしたな~も~。

さらにびっくりしたのは、自分では「下柳瀬カトリック教会」だと記憶していたのですが、今では「龍神教会」と呼ばれていたんです。

どうりで、ネットで調べても情報が少ないはずだ・・・。

そんなわけで、そのブログは順調に進むのであった。

そんな初秋の銀サロ(銀色のサロンパス・・・じゃない)。


Sさんありがとう。
何で知ってたの?


ひとやすみ。


松本法、ほほう~。

2008-09-11 01:19:11 | 施術のこと
「おめでとうございます!今ブログを読んでいる方々は只今より“松本法”普及委員に選ばれました!ラッキーです。うらやましいです!」


人間の関節への負担(衝撃)を軽減して関節を守るのは筋肉、というのは事実。
人間には筋肉の病気(筋・筋膜症候群)があることも事実。
人間の脚に体重をかけないと筋肉と骨がやせて弱くなることも事実。
人間には、生きている限り自然治癒力があることも事実。



“松本法”
かっこよく言えば、“マツモト・メソッド”
かっこわるく言えば“まちゃんがやってること~”


私どもの施術には大きく分けて4つのポイントがあります。

①深圧により筋肉をほぐして痛みを取ると共に、筋肉の衝撃吸収力を向上させる。
②筋肉を正常化した脚に体重をかける。(患側荷重法)
③血流の改善による自然治癒力の向上。
④自己管理の指導(らっこちゃんなど)

これらは前述の事実を考えると“当たり前のこと”を当たり前に行っているだけ。
変わったことをしているわけではないんです。



病院に行く。
「脚をかばいなさい。」
「痛かったら筋力トレーニング゛をしなさい。」
「この病気は進行性です。」

人間のもつ事実に反していると思う。



以上が、まっちゃんがやっている事です!

一説によれば、変形性股関節症の患者さんは、潜在者も含めて100万人いるそうです。

“松本法”普及委員の皆さん、末永いご協力をお願い致します。




変形性股関節症を怖がらないでね




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お待たせいたしました!

2008-09-09 01:08:32 | Weblog
●皆さん、お待たせいたしました。
らっこちゃん(楽股ちゃん)のネット販売が昨夜から開始になりました。


「べつに~、待ってませんけど~。」


そうおっしゃらずに、少し付き合って下さい。


らっこちゃんは「自宅で股関節周りをほぐす道具はないものか・・・?」と考えているうちに思いついた道具です。

形は私の肘の先端の形です。
滑りにくい床の上に置いて、痛む筋肉の部分を乗せるだけ!

色々な形を考えてみましたが、皆さんの股関節周りを肘で押しているのだから、肘先端の形がいい、という思いつきから生まれました。
なかなか評判がいいです。
背中にも足の裏にも使えます。

ポリプロピレン樹脂(PP樹脂)製で、一つひとつ手作りです。
具体的な使い方や注意書きもホームページに載せました。
DVDの中でも、筋肉の説明と同時にらっこちゃんを紹介しています。

法律への対応、商標登録申請、意匠登録申請、ネット販売システムの新設・・・等に時間がかかってしまいました。

いよいよ、施術場面以外での販売開始です。

詳しくは、こちらから か、 こちらからどうぞ!
自宅での股関節の自己管理にお役立て下さい!


●来月初めに、ある雑誌に当サロンの事が紹介されそうです。
具体的に決まりましたらお知らせ致します。
今度は写真うつりをバッチリに・・・ごまかします!

核心!革新!確信!  2

2008-09-08 06:05:45 | 経過報告(レントゲン)
私は変形性股関節症の核心に迫る革新的な考え方に確信をもっている。

前回の患者さんの左足のレントゲンです。

  2005年9月17日撮影 左
●3年前のレントゲン。骨盤側、大腿骨側に変形と循環障害による丸い穴が多く見える。
この頃は痛かったことでしょう。



 2008年7月30日撮影 左
●現在のレントゲン。
皆さんお分かりだと思いますが、屋根のラインがしっかり白くキレイに整ってきている。
白い部分は骨硬化(こつこうか)といって骨密度が高い状態だから強くて安心。
骨盤側にあった穴(骨膿包:こつのうほう)はきれいになくなっている。
大腿骨頭もきれいに修復されつつあり、股関節の隙間はきれいに整ってきた。
非常に見事で綺麗な骨になっている。(もう修復は終わっているかも。)
3年前のレントゲンと比べて別人のレントゲンのように見えませんか?
私は感動した。
みなさん、この修復の証拠は大変重要な情報です!
自骨や人工関節の手術をしている人にも修復力はあるますよ!

しかし、骨を悪く見る癖のある人には、強い変形としか見えないでしょうね、残念ですが・・・。



前回お見せした右側に関しては、初診時骨盤側もいびつであったが「この骨は、体重をかけることによって修復力が働くようになる!」という革新的な確信があった。


2月には痛そうで、ゆっくりしか歩けなかった。
どこの病院でも手術を勧められる状態だった。

現在、歩行スピードがかなり改善して、歩容(歩く姿)が良くなり、10000歩以上歩けるようになっている。

「歩けば歩くほど調子がいいんです。」

痛みも無くなっていた。

何よりも変化していたのは、笑顔が増えて元気な姿になっていたことです。
2月の第一印象とは別人のようだった。
その笑顔を見ると涙がでた。

この方のレントゲン像と経過は、半年後か1年後に必ず再報告します。
必ず右股関節の関節面が左側のようにきれいに修復される確信がある!
Tさん、宮川先生と一緒に頑張って下さい。
隣の部屋から応援しています。


確信がある!・・・な~んてりきんでみましたが、修復するのは患者さんの自然治癒力のおかげなんですけどね。
実は、体重をかけると自然治癒力は向上するんです。
私どもは、皆さんの自然治癒力向上のお手伝いが仕事なんです!


“生きている人には自然治癒力が有る! 自然治癒力を信じましょう!”





変形性股関節症を怖がらないでね
そして、自分の自然治癒力を信じてくださいね




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核心!革新!確信!

2008-09-06 00:49:00 | 経過報告(レントゲン)
私は変形性股関節症の核心に迫る革新的な考え方に確信をもっている。

その一例をレントゲンを使って紹介しましょう。


●宮川先生が2月から担当している患者さん。
当サロンに通われている患者さんの中では、一番骨の状態が悪いと・・・私は考えている(2008年2月時点で)。

股関節の形が、正常の形から一番逸脱しているという意味ではない。
股関節の屋根の部分(寛骨臼蓋)と大腿骨頭の形がともに凸凹の状態で、骨の栄養が悪く見えるという意味で。

以前の私であれば、体重をかけさせるのは絶対行わ無いように指導していたでしょう。
しかし、筋肉をほぐしたら「どんどん体重をかけてください。」・・・と指導した。

2008年2月5日初診
《主な訴え》足が前に進まない。 右ソケイ部、右膝の外側、右大腿部が痛い。
      右ほどではないが左も痛い。
このような主訴で、歩行はゆっくりで辛そうに歩いていました。

私の第一印象は、“心身ともに疲れきっている”でした。

【右側のレントゲンの経過】
  2005年9月17日撮影 右
●3年前のレントゲンでは、変形は軽度であった。

  2007年11月28日撮影 右
●2008年2月の初診時に持ってきていただいた、その2ヶ月前のレントゲン。
右足にはほとんど体重がかかっていない状況。
大腿骨頭だけでなく、骨盤側もいびつになっていた。
2月から筋肉を正常化させ、体重をかけるように指導する。
ここから修復開始だ!


  2008年7月30日 撮影 右
●前回のレントゲンから8ヵ月後(施術開始から6ヶ月後)
皆さんには変化が分かりにくいと思いますが、屋根の部分に白い屋根のラインが出来つつある。


実は、まだ修復過程である。
半年後、1年後にビックリするようなレントゲンになる。
私には未来の修復されたレントゲンが頭の中にできている。


私はこの患者さんの左側のレントゲンを見て感激した。

びっくりしたことに、私の頭の中にある画像が、そのレントゲン写真に写っていたのです!


分かりにくい説明ですね。

・・・次回をお楽しみに。



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思い。 4

2008-09-05 00:45:12 | 私のこと
整形外科医への思い・・・文句ばかり書くと思うでしょ・・・?

ブッブゥ~。

私が大学病院勤務の前に勤めていたのは、整形外科病院でした。
40床程の小さな病院でした。

しかし、いつも患者さんであふれていました。

その頃には、「この病院は“あたりまえ”のことをあたりまえにやっている病院だから繁盛するんだな。」と思っていました。

院長先生は、レントゲンを片手に、とにかく患者さんの触診に時間をかけ、診察の結果その場で痛みに対する治療をしていました。
今までお会いしてきた整形外科医の中では、最も尊敬している先生です。


変形性股関節症の基本は、骨の経過を把握しておくことです。
整形外科医は必要なんです。
患者さんが困った時に、問題を解決してくれる整形外科医が必要なんです。

患者さんには、手術を希望する方もいれば、手術を絶対に拒否する人もいれば、手術ができない人もいます。

すべての患者さんの要望にこたえられる手段を持ち合わせている整形外科医が必要なんです。
何かあれば、あそこに行けば必ず解決してくれるという整形外科医が必要なんです。

現在の法律では、株式会社では病院を経営できませんが、そのような整形外科医を探し出して、一緒に仕事をすることは可能です。


そのような整形外科医は必ずいます。


全国に深圧を広めることは、私の大きな目標ですが、骨は勿論、筋肉も神経も血管も心も・・・患者さんを総合的に診れる先生を探して、一緒の場所で仕事をすることが最終目標なんです。


10年以内にはどうにかしたいなぁ。

皆さんの応援が必要です。
よろしくお願い致します。



変形性股関節症を怖がらないでね




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思い。 3

2008-09-04 02:41:12 | 私のこと
1999年、整骨院の院長として骨折、捻挫、膝痛、腰痛、肩こり、脳卒中片麻痺・・・など、様々な症状の方々を施術していました。

ある出来事をきっかけに、その整骨院に股関節患者さんがあふれるようになりました。

私はこの頃、決意をしました。
「一生、股関節患者さんを診ていく。」という決意。

結構、勇気が要りましたよ。

股関節患者さんとは、一生の付き合いになることが多く、途中で「や~めた」とはいかないからです。

そう決意してからは、「一生診ます。」と患者さんに言ってきましたし、今も気持ちは変わりません。

ところが、2006年に大変革が起きてしまったのです。


このブログが犯人です。


2006年以前は、“患者さん”といえば、99%の方が私より年上の方でした。
しかし、ブログをはじめてからは、私よりもおもいっきり若い患者さんがかなり増えてしまいました。

16歳の患者さんに「おじさんは、一生君の事を診るからね!」と眉間にしわを寄せて、額に汗して力説しても・・・「無理じゃん。」

これはいけないと思った。

そんな思いから、人を育てることを決意した。


いくら良い施術をしても、しっかりと人を育てて、その施術法を長年にわたって継続していけないと意味ないじゃん、と思ったのです。

人を育てると言っても、人件費はかかるし、人間関係めんどくさいし、教える時間と手間がかかるし・・・大変です。

しかし、現在や過去に存在するすばらしい先生で、後継者を育てきれない先生方を見ると、患者さんを放り投げるようでいけないと感じました。


16歳の患者さんに「おじさんが一生君の事を診るからね!」と言える形を作りたい・・・・・・「そこまで頼んでないし~。」なんて。


今は宮川&佐藤という素晴らしい後継者が2人出来た。

2008年、もっと多くの若い先生を育てたいという思いが。



32年前、私の父がバイクで転んだ青年を助けたことから始まったストーリー
何回も辞めたいと思ったが・・・。


まだまだストーリーは続くのだ。
・・・これでいいのだ。

最後に、整形外科医への思いを・・・・。

つづく