股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

脚長差の不思議

2011-05-31 13:47:09 | 股関節の基礎
●先日の鹿児島での出来事です。
その方は、あまりの痛みのため「命を絶とうと思った事もありました。」とおっしゃいました。
60歳代男性の方でした。
施術後には痛みは無くなりました。
効果の持続性は現在確認中です。
ただ、その場だけでも痛みが無くなったという事実は、今後の改善が期待できるという事です。
もっと深圧を広めないといけないと思いました。
私はバリバリ広めます。
皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。





その患者さんは、自骨の手術をしてから、手術側の脚が1.5cm短くなっています。

その方がこう言う時があります。

施術前『先生、今日は足が短いんです。』
施術後『先生、足が延びました。』


また、別の患者さんは、1ヶ月のうちに半分は足が短いと感じ、半分は足の短さを感じないのです。




この患者さん達は、メジャーで計ると片方の足の長さ(=大腿骨の長さ)が他方の脚と比べて短いです。



しか~し、脚長差を感じない日もあれば、脚長差を感じる日もあるのです。


他覚的に脚長差はあっても、筋肉の状態次第では、自覚的に脚長差を感じない事もあるのです。



そういう方は、意外と多いのです。



先日、『私は脚長差がないのですが、脚長差がある人は多いですね。』と聞かれました。
実はその方には1cmの脚長差がありました。
この方は、自覚的に脚長差を感じた事がないのです。



私には、皆さんの脚の骨を長くする事は出来ません。
しかし、脚長差を感じない身体に変える事はできるかもしれません。



自覚的脚長差、他覚的脚長差ってあるんですね。
脚長差の不思議です。










変形性股関節症を怖がらないでね








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関連痛の不思議 2

2011-05-28 02:00:03 | 筋肉の話
◆深圧研修会のお知らせです◆ 


  ●第8回 深圧実技研修会(名古屋 定員4名)・・・深圧実技のみに特化した研修会です。
   平成23年7月2日(土)、3日(日)  開催場所 松本深圧院名古屋  指導者:早川、松本

  
  ●第9回 深圧実技研修と独立開業支援セミナー(東京 定員6名)
   平成23年10月29日(土)、30日  開催場所 銀座 LE SALON GINZA 指導者:松本、宮川、田山、早川、大原、加藤

 詳細はホームページよりどうぞ。

7月の研修会は、名古屋店主催となり、初めて名古屋で行います。
心に夢を! 皆さんの近所に深圧を!


  


■佐賀県唐津市のおおつぼ整骨院院長大坪先生の紹介
大坪先生は、銀座で行われた4月の深圧研修会に参加して頂き、5月の霧島では1泊2日で見学と実技勉強会を受けられました。
非常にまじめな先生です。
お近くの方は一度相談してみてはいかがでしょうか?





前回の記事に書いたように、私のふくらはぎ下部の針で刺されるような痛みは、ハムストリングスの施術で確実に消失しました。




先日、ある患者さんで次のような経験をしました。
その方は、膝のお皿(膝蓋骨:しつがいこつ)の下の奥(膝関節の中)に強い痛みがあるためしゃがむ事が出来ませんでした。
私は、お尻の奥にある梨状筋を施術しました。
すると、膝の中の痛みが消えてしゃがめるようになりました。

私が梨状筋を施術した理由は、患者さんに『普段痛いところを指さして下さい。』と聞いた時に、患者さんが梨状筋を指さしていたからです。

梨状筋施術後、一応しゃがめるのかどうかを確認したら、しゃがめて患者さんも驚いていました。


下の図に梨状筋の関連痛が起きる場所が載っています。(7番 梨状筋)↓


図を診る限り、梨状筋の関連痛はお尻に限定されます。
しかし、患者さんの膝の中に感じていた痛みが改善したのです。






関連痛に関する研究の歴史を見ると、1938年のカレッジホスピタル大学臨床研究部長であるThomas Lewisによる報告が、関連痛というものに対する草分け的な研究といえます。
その報告では、正常な筋肉に微量の食塩水を注入することにより、遠隔部へと痛みが放散する様子を調べているのです。

つまり、もともと正常な筋肉に、食塩水を注射する事により、無理やり病気を起こさせて関連痛を調べているのです。



皆さんの関節痛の原因となっている筋・筋膜症候群では、筋肉の病気の発生過程や発生原因や歴史が異なります。


私達が、皆さんの病気の筋肉を施術する際に、上の様な教科書的関連痛パターン図は参考にはなっても、この図にとらわれない事が重要だと考えています。



皆さんが痛みを感じる場所は、単に痛みが広がっている関連痛であって、本当の“痛みの原因”はどこかに隠れている場合があります。
私達は、その原因筋を根気よく、根気よく探し求めているのです。
勿論、全てが筋肉に原因があるわけではありません。
他にも神経のある関節包、関節唇や靭帯など(この場合は炎症性の痛み)に原因がある事も考慮しています。



施術後、即効性が出ても、持続性が出ない場合、“痛みの原因”を探し求めるように施術プログラムを変えていきます。
そして、ついに痛みの原因筋を見つけられた時に、持続的効果が出るのです。



思い出してください。
内転筋を“静かなる犯人”・・・と命名したことがあったことを。(教科書↓88ページ)
←クリック!



皆さんは、内股を全く痛がらないで、ももの外側を痛がっているのに、内股だけを施術したらももの外側の痛みが持続的に無くなる事もあるのです。


痛みの原因と関連痛、犯人をみつけるのは意外と簡単な事もあるのですが、皆さんの“股関節痛の歴史”が長い場合、なかなか犯人を見つけられない事もあるのです。
犯人が特定できたら、あとは、その部位の集中施術で、痛みは全くなくなる事があります。



毎日が犯人探しの連続です。






私が信頼する仲間です!

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関連痛の不思議

2011-05-25 00:12:21 | 施術のこと
●鹿児島ではいろんなことがありました。
皆さんありがとうございました。
ツイッター(@KokansetsuGinza)にも少しだけつぶやいときました。


●このブログでは、自分の変形性股関節症の現状や日常について書かれている患者さんのブログを紹介しています。(左端の『ブックマーク』)
このように、自分のブログをブックマークに登録して欲しいという方がいらっしゃいましたら、ご遠慮なくこちらからメールをください。
勿論、私共の患者さんでなくてもOKです!
また、私共のグループのこと私の本(教科書)のことこのブログのことを皆さんのブログのブックマーク(リンク)に登録して頂けるとうれしいです。
全国の患者さんの近くに深圧を!
ご協力宜しくお願いいたします。





筋肉は常に正常ではありません。



筋肉が正常な時は正常な筋力を発揮します。

その筋肉と同じ筋肉でも、筋肉が疲労している時は、筋力が少し弱くなります。
その筋肉と同じ筋肉でも、筋肉が病気の時は、筋力はかなり弱くなります。


この考え方は、筋トレを考える時に非常に重要になります!



ここで言う“筋力”とは、2種類あります。
階段を上る時に必要な大きな筋力(瞬発力といいます)と、平地を長時間歩いたり台所で長時間立っていたりという長時間収縮できる筋力(筋持久力と言います)です。






筋肉が病気の時には、痛みを伴います。

病気の筋肉にはトリガーポイントが認められます。

トリガーポイントの特徴は3つあります。

1、圧痛
2、関連痛
3、筋硬結

つまり、筋肉が病気になると、筋肉にはトリガーポイント(引き金点)が現れ、そこを圧すると痛みがあり(圧痛)、他の部位にひびく(=広がる)痛みがあり(関連痛)、筋のしこり(筋硬結)が出るのです。



下の図は有名な図ですが、→のトリガーポイントを押すと、その関連痛が黒い点々の場所に現れますよ、という図です。
下の例は大殿筋と中殿筋が病気になった時に痛みが出やすい場所という事になります。

わかりやすく言うと、筋肉の病気は広がるのです。
実は、筋膜を伝わって、さらに他の筋肉にも広がるのです。



皆さんが初診の時は、症状が広がり過ぎていて、どこに原因筋があるのかわかりにくい時があります。
筋肉の施術を繰り返しているうちに、広がっていた症状が取れてきて、原因筋の痛みが残ってきます。
この作業が大変な時もあり、原因筋がわかるまでに時間を要する事も多いです。
症状は筋肉に出ていても、原因が筋肉以外に考えられる事もあります。



この図は、右脚のハムストリングス(内側ハムストリングス:ももの裏の内側の筋肉群)の関連痛を示した図です。
ももの裏の筋肉の病気は、ももの裏だけではなく、ふくらはぎの上の方にも痛みが広がるのがわかります。




私には数年前から右ハムストリングスに違和感がありました。
それとは別に、2年前くらいから上の図の×印のところに針で刺されるような痛みがありました。
ひどい時は20秒に1回針で刺されるような痛みがありました。
仕事をしててても、非常に不快な痛みでした。


私は腰が悪く、大きなヘルニアもありますので、右ふくらはぎの痛みは坐骨神経痛だと考えていました。
上の図からも、ハムストリングスの関連痛とは考えにくいと思っていました。


ところが、今月、右ハムストリングスに違和感があったのでらっこちゃん2号でももの裏を徹底的にほぐしてみたら・・・・。


あらま、不思議。
ふくらはぎの針で刺されるような痛みが全く無くなったのです!


うれしかった~。



次回、この関連痛について日頃感じている事を書いてみます。




つづく








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安全と安心

2011-05-22 21:47:15 | 心のこと
最近よく聞く“安全と安心”。


今の日本には、かなり必要性が高まっていると感じつつあります。



私の頭の中には“安全と安心”がデカクなっています。


皆さんに“安全と安心”を与えること。


私ができることは股関節に関することしかできませんが、皆さんにどんどん“安全と安心”を提供し続けます。


新燃岳が静まった、静かな霧島にいたら、そんな気持ちを書きたくなりました。



アイデアはあります。

そのアイデアを次々と形にしていきます。






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“後遺症”という考え方

2011-05-19 22:29:42 | 股関節の基礎
●さっき鹿児島に着きました。
懐かしのこの写真↓

今年2月1日に体験した新燃岳の大噴火直後の写真です。
あとで知ったのですが、この噴火が一番大きかったようです。
今の新燃岳は・・・暗くて見えましぇん!
が、静かなようです!


●今回の大震災直後、南福島整体院の大内先生よりメールを頂きました。
その時のメールは『今は仙台に来ちゃダメです。』という内容でした。
大震災2週間後に仙台での施術予定が入っており、私は行くつもりでいましたが、大内先生のメールを参考に仙台行きを残念しました。
先日、その大内先生より再びメールを頂きました。
そのメールには、『こちらは徐々に落ち着いた感があるので、そろそろ仙台出張の予定を立ててほしい。』という内容でした。
私の頭の中では、7月に高松に伺おうと考えていましたが、仙台に伺う事にしました。(7月22日~25日)
高松には10月に伺います。四国の皆さん、ごめんなさい。
四国の皆さん、東北の皆さん、よろしくお願いいたします!(東北の方々には追って連絡させて頂きます。)

●私は、あちこちに出張してほとんど銀座にいないと思われているようです。
1ヶ月の内、そのほとんどは銀座にいて、朝から夜までガッツリと施術をしているんですよ、ねっ。





ある医学書に次のような文献が紹介されていました。()内は私の追加した文です。



『・・・・ここでRadinらの興味深い研究を紹介しよう。膝痛の既往(膝痛を経験したこと)があり、X線(レントゲン写真)上は異常がない18名、平均年齢27歳、と膝痛の既往(膝痛を経験したこと)がない14名、平均年齢28歳、の接地時(歩く時に踵が地面に着く時)の衝撃力を分析した。
膝無痛群に比較して膝痛既往群は、接地時の下腿の加速度が大きく、最大速度に達してから接地に至るまでの時間が短かった。
このことは、膝痛既往者では、イニシャルコンタクト(踵が地面に着く時)の際により大きな衝撃力で接地し、この衝撃力を膝が繰り返し受ける事を示し、これが変形性膝関節症への引き金になるリスクを含んでいると推論している。』



この研究では何を言いたいのか。



簡単に言うと、過去に膝痛があった人達と、過去に膝痛の経験のない人達、2つのグループで、歩く時の踵接地時の衝撃力を比較した研究です。
どちらのグループもレントゲンは正常なのに、かつて膝痛の経験があるグループでは、踵接地時の膝関節への衝撃力が大きくなり、この繰り返しが変形性膝関節症の原因となるのではないか?・・・てな感じの意味です。



もっとわかりやすく書くと、レントゲンが正常でも過去に膝痛の経験のある者は、変形性膝関節症になりやすいのではないか?
・・・てな感じの意味になります。



股関節の場合、“大腿骨頭の血液循環が悪い”という特徴はありますが、変形性股関節症の原因の1つとしてはこのような考え方があるのではないかと私も考えています。
このことは私の教科書の121ページでもほんの少し触れています。




私は、この研究結果を読んだとき、“膝痛の後遺症として、踵接地時のブレーキ役のハムストリングスの働きが低下してるんだろう。”と感じました。



一見膝痛が治っているようでも、その“後遺症”は膝を守る筋肉群に確実に残るのです。
もちろん、後遺症はレントゲンには写りませんし、血液検査上も異常は出ません。
この後遺症をすぐさま治しておくことは、確実に変形性膝関節症の予防となるでしょう。
膝痛が改善した後に、膝周辺の筋肉をほぐして正常化をはかっていれば、衝撃吸収力は正常となり、膝関節を守れます。

交通事故による“むち打ち症”なんかも、同じように首から肩の筋肉に後遺症を残します。
鞭打ち(首の捻挫)が落ち着いたら、後遺症を治しておけば後々後遺症は出にくいものであり、変形性頚椎症も防げると考えます。


そう考えると、変形性股関節症の予防も可能だと考えられます。

そう考えると、変形性股関節症の骨は“進行する”のではなく、“後遺症を取り除いておかないと進行する”とも考えられます。



変形性股関節症初期に起きる股関節の炎症による後遺症、手術の切開による後遺症、股関節捻挫の後遺症(極端な例として教科書218ページの症例)、かつて股関節が痛かった頃の後遺症、ちょっとした段差を踏み外した後遺症などをしっかり治しておきたいですね。





患者さんの歴史に後遺症の原因が含まれていないか?
問診が重要な理由です。




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足のび~る?

2011-05-17 07:40:52 | 歩行のこと
◆出張予定◆

●鹿児島県霧島市
5月20日~24日

●北海道札幌市
6月17日~20日


◆深圧研修会のお知らせです◆  

●第8回 深圧実技研修会(名古屋 定員4名)・・・深圧実技のみに特化した研修会です。
平成23年7月2日(土)、3日(日) 開催場所 松本深圧院名古屋 指導者:早川、松本




練馬の患者さんが強く推薦しています!

私は現物は見ていません。

脚長差克服の救世主となるのか?

屋内でも屋外でも使えるとのふれこみです。

その名は“足のびーる”ではなく、“足ピタ・ガード”


足ピタ・ガード




要、チェックや!




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坐骨神経麻痺、なんじゃ?

2011-05-15 01:14:25 | 人工関節のこと
◆深圧研修会◆ 
●第8回 深圧実技研修会(名古屋 定員4名)・・・深圧実技のみに特化した研修会です。

平成23年7月2日(土)、3日(日)
開催場所 松本深圧院名古屋  指導者:早川、松本
よろしくお願い致します。

詳細はホームページよりどうぞ。





前の記事“知っておいてほしい!”に出てきた坐骨神経麻痺。


具体的に説明すると、坐骨神経がその柔軟性の限界を越えて引き伸ばされた時に起こる知覚神経と運動神経の麻痺のことです。


さらに具体的に説明すると、足の先を触ったら鈍く、痛み刺激をあたえても鈍くなる知覚神経麻痺が起こり、同時に足の指と足首が上に動かなくなる運動麻痺が起きます。


歩くとき、足首が上がらないので、足が垂れてしまいます(下垂足:かすいそく)。

下垂足になると、段差に引っ掛かりやすくなるので、ももを高く挙げてあるくか、専用の装具を作るのが一般的です。


脚長差が3cm前後、またはそれ以上の方の人工関節手術では、最も防ぎたい後遺症です。

坐骨神経麻痺は、手術後すぐに出る症状でして、しばらくして徐々に出てくる症状ではありません。


すでに人工関節手術を受けていて、坐骨神経麻痺の出なかった方々には出てきませんのでご安心下さい。




防げる可能性の高い後遺症です。

知っておいてほしいです。








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知っておいてほしい! 2

2011-05-13 02:29:59 | 人工関節のこと
◆深圧研修会のお知らせです◆  これも知っておいてほしい!

  ●第8回 深圧実技研修会(名古屋 定員4名)・・・深圧実技のみに特化した研修会です。
   平成23年7月2日(土)、3日(日)  開催場所 松本深圧院名古屋  指導者:早川、松本

  ●第9回 深圧実技研修と独立開業支援セミナー(東京 定員6名)
   平成23年10月29日(土)、30日  開催場所 銀座 LE SALON GINZA 指導者:松本、宮川、田山、早川、大原、加藤

 詳細はホームページよりどうぞ。

7月の研修会は、名古屋店主催となり、初めて名古屋で行います。
関西、中部の先生方、宜しくお願いいたします。









手術前には、筋肉では特にももの裏のハムストリングスと内股の内転筋群の柔軟性を出させるように気をつけました。
坐骨神経は、ハムストリングスの奥にあるので、ハムストリングスの奥を意識的にほぐしました。
血管は位置的になかなか難しい面はあるのですが、血管の走行を意識して柔軟性を出させるように気をつけました。


一番重点を置いたのは坐骨神経の柔軟性を出す事でした。


下の図で、筋肉は赤色、坐骨神経は青色、血管はオレンジ色です。



手術後に、一番確認したかったのは、足の先の感覚と足の指が動くかどうかでした。
足の神経麻痺の特徴は、足の先端に麻痺が出るからです。



結果的に坐骨神経麻痺は出ませんでした。
血管は十分な柔軟性がなかったのか、足がかなりむくみました。
筋肉も内転筋の1本はかなり突っ張り感が強かったのか、1本切離したようです。
今後の経過を良くするためにやむなく切離されたようですが、セラピストとしては悔しかったです。

内転筋は、手術中に突っ張り感を確認して、あまりにも突っ張り感が強い様だったら切離するようです。
その理由は、術後に痛みが出るのを防ぐためと、そのツッパリ感の為に人工関節の関節面の圧迫が強くなり人工関節の摩擦が増えるのを防ぐためです。



4cm伸ばす手術は、私にもそれほどの経験数はありませんでしたが、坐骨神経麻痺が出なかった事は非常にうれしかったです。
その後、この患者さんは非常に元気に過ごされています。
詳しくはこちらをどうぞ。


この記事の「知っておいてほしい!」という言葉は、私の言葉の様で実はこの患者さんから聞いた言葉だったので、本人の承諾を得て書かせて頂きました。



この手術結果は、手術前に筋肉、神経、血管の柔軟性(ストレッチ効果)を出させる施術を行った結果かどうかはわかりません。



しかし、脚長差がある手術に臨むにあたって、“先生まかせ”“運まかせ”だけよりは良い結果が出るのではないかと考えています。




この患者さんの場合、手術前に左の骨はほぼ正常でしたので、右側の手術によって脚の長さは揃いました。
もしも、両側に骨の修復(変形)があり両脚が短くなり脚長差がなかった場合、片方だけ手術をすると、手術後に片方の脚だけ長くなりかえって脚長差が出てしまう事があるという事も知っていてほしいです。



ところで、自骨手術の場合、ほとんどのケースで脚の長さは短くなります。
従って、“骨を伸ばされる”ことよるリスクはありません。
手術前に脚長差があり、その短い方の脚を自骨で手術する場合は、その脚が更に短くなり脚長差が大きくなる事も知っておいてほしいです。




どのような場合にしろ、手術を選択された方々には『手術して良かった。』と言ってほしい。
これが私達の願いであり、私達の役割です。








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知っておいてほしい!

2011-05-11 00:32:05 | 人工関節のこと
ついに半袖の時期になりました。
節電の中、汗かき一生懸命です。



人工関節手術前に知っておいてほしい!



骨の修復(変形ともいわれる)が進むと、結構痛みが無くなります。
無理もしやすくなります。
一方で修復の犠牲になる症状もあります。


確実に出る症状が脚長差です。


下のレントゲンを見て下さい。
この方は、修復のおかげでほとんど痛み無く過ごされていました。
歩き過ぎた後に腰の“おもさ”は感じていたようです。

右の大腿骨頭(皆さんからは向かって左側の脚が右です)が修復して扁平化する事で安定した股関節になっていました。
関節面は綺麗に修復されています。(その様に診ない先生が多いですが。)
しかし、修復の犠牲としての脚長差(左の脚との長さの差)が約4cmありました。


痛みはほとんど無かったのですが、約4cmの脚長差改善の為に右股関節人工関節手術を受けました。



手術前に、私が意識したのは、股関節まわりの筋肉、坐骨神経、血管の柔軟性を出させる施術を行うことでした。



一般的に、3cm以上の脚長差がある方が、人工関節手術を行う時には“坐骨神経麻痺”と言うリスクが発生します。
また、同時に人工関節手術後の“筋肉の引っ張られる痛み”と言うリスクも発生します。
どうしても防がなければならないのは、坐骨神経麻痺です。
筋肉の引っ張られた痛みは、手術後でもどうにか改善できます。
しかし、坐骨神経麻痺は手術後の改善はできないのです。


では、なぜ坐骨神経麻痺や筋肉の突っ張った痛みが出やすいのでしょうか?


このメカニズムを手術前に知っていてほしいのです。


手術前のレントゲンで、大腿骨頭の長さを青い線で示しています。
骨の修復による大腿骨頭の扁平化によって、大腿骨頭の長さはもともとの長さからは短くなっています。
この短さが脚長差になっています。


手術をした後のレントゲンで、大腿骨頭の長さを同じ青い線で示しました。
手術前よりも大腿骨の長さが長くなっているのがわかると思います。


同じく、変化が分かりやすいように、骨盤の下側と大転子の上側に赤い点を示しておきました。




上のレントゲンでは骨しか写っていないので、“骨が4cm伸びることのリスク”がわかりにくいかもしれません。
そこで、手術前のレントゲンに血管(オレンジ色)、筋肉(赤色)、坐骨神経(青色)を描いてみました。



この患者さんは、人工関節手術を行う事によって、右脚の骨はこのレントゲンの状態から約4cm伸び(この方のもともとの脚の長さに戻っただけ)、左の脚と同じ長さに揃いました。
従って、血管(股関節の前を通る)も、筋肉(実際には22本です)も、坐骨神経(股関節の後を通る)も4cm伸びてしまうのです。



さて、この方の手術前後の筋肉に、坐骨神経に、血管に4cm伸びるだけの柔軟性はあったのでしょうか?



つづく









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火事と水

2011-05-09 10:49:02 | 股関節の基礎
韓国からビッグバンが来ていますね。
最近K-POPにやや詳しくなりました。





皆さんが痛みを感じる時、その痛みが炎症性なのか、それとも阻血性(そけつせい:血流が悪いという意味)なのかによって、対策が全く変わってきます。

炎症と阻血は、似ている面もありますが、ほとんど逆の症状で火事と水みたいな関係です。


炎症の場合は“安静”、阻血性の場合は“循環の改善”が対策になるでしょう。
これは、全く逆の対策ですね。


ですから、変形性股関節症の診察場面では、まず第一に“股関節の触診”を行わなければならないのです。(炎症の確認)


そけい部のほぼ中央、脈をうっている部分の奥に股関節はあります。
その部分を触診するのです。

炎症が強い場合は、強い圧痛(軽く押したときの強い痛み)があります。



皆さんが、自分で判断しやすいように、炎症と阻血の比較をしてみましょう。



炎症の5大症状です。

1、発赤(赤くなる)
2、腫脹(腫れる)
3、疼痛(痛み)
4、発熱(熱感)
5、機能障害(動きが悪くなる)


ところが、阻血性の筋・筋膜症候群でも似たような症状が出るのです。
炎症の症状に対比して書いてみます。


阻血の症状
1、浮腫(むくみ)
2、疼痛
3、機能障害

腫脹と浮腫は似ているようで全く違います。


炎症と阻血を見分ける秘訣は、阻血の場合は“発熱(熱感)”が無い事です。
発赤もないのですが、炎症の場合も発赤が無いこともありますので、発熱(熱感)を調べるのがもっともわかりやすいと思います。


痛みがある時は、まず自分の左右の股関節辺りの皮膚を直接手で触り、左右の熱感を比較してみて下さい。


片方に熱感が感じられる場合は、股関節に強い炎症がありますので、こういう時は、トレーニングは中止して、極力安静を保つようにしてください。
炎症はしばらくすると徐々におさまってきますので安心して下さい。


熱感が感じられない時は、強い炎症は無いでしょう。
阻血性の痛みがあると考え、ほぐしたり、温めたりして血液循環を良くしてみて下さい。




痛み=炎症ではないのです。








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筋力低下で痛みは出るの?

2011-05-06 12:28:01 | 筋肉の話
GWは人出も多く、なかなか良い雰囲気になってきたように思います。
皆さんの休みはいかがですか?




一般的に言われている“筋力低下”は、筋肉を使わない事による、もしくは筋肉を使えない事による筋力低下を言うかもしれません。

専門用語では廃用性筋力低下(はいようせいきんりょくていか)と言います。


筋力低下の原因が、廃用性筋力低下だけの問題なら、筋肉を使えば筋力は強化されます。

1つ付け加えるとすれば、この廃用性筋力低下には痛みは伴いません。


“痛み=筋力が低下している=筋力トレーニングが必要”

一般的にはこのように考えられているかもしれませんが、この公式には間違いが含まれています。



筋力低下の原因には、いくつかの原因が考えられます。

もちろん、廃用性筋力低下もその一つですが、痛みを伴う筋力低下の原因としては筋肉の病気である筋・筋膜症候群が考えられます。



変形性股関節症の場合、まずは骨や軟骨に異常のある事が多いという事は忘れてはいけないでしょう。

変形性股関節症が原因の炎症が起きると、筋肉の硬結(こり)が起こりやすくなるでしょう。


みなさんには、まず筋・筋膜症候群が起こり、その痛みにより脚が使えなくなるので廃用性筋力低下が起きると考えます。

つまり、皆さんの筋力低下の原因は、筋・筋膜症候群と廃用性筋力低下が混合している場合が多いです。


難しいのは、筋・筋膜症候群に対しては、筋力トレーニングが痛みを増やす原因になる事があり、廃用症候群には筋力トレーニングが効果的な事がある事です。



このブログは、様々な筋肉の状態の方が読んでいます。



ですから、私はほとんど筋力トレーニングについて書かないのです。

筋力トレーニングには“危険性”が含まれていることを知ってしまうと、なかなか筋力トレーニングのことは大勢に向けた情報としては書けません。

雑誌『安心』や『はつらつ元気』に寄稿した時も、筋力トレーニングについて書いていないのはそういう理由からです。


基本的に私は、“痛み=筋力低下=筋力トレー二ング”とは考えません。

“痛みがあるなら、痛みを改善させて筋肉の状態(質)を改善させてから、筋力トレーニング、それも変形性股関節症を考慮した安全な筋力トレーニング”と考えています。





痛みがある時に、筋力トレーニングを行っていいのでしょうか?
それは、筋トレを行った後の痛みの状態をみて判断されたら良いと思います。

筋トレ中に痛い、筋トレ直後に痛いと言う方は、そのトレーニングが自分には合っていないという“身体からのお知らせ”かもしれません。





変形性股関節症を怖がらないでね








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GWにGMGのCMです。

2011-05-02 00:04:20 | 私のこと
世間はGWですね。
私も3日~5日は3連休にします。
生まれた星に帰って、ゆっくりしてきます。




今年に入って初めて読んだ本の影響で、ブランディングを意識しています。

まずは格好からという事で色々とロゴを作ってみました。

デザインのほとんどは、その道のプロである患者さんにお願しました。



私達のグループは「銀座松本グループ」と言います。
これだけは私がデザインしてフィリピンで活躍している友達に作成を依頼しました。
  この友達は、かつてある会社の社長をしていました。
  その会社に勤務していたのが、今の私共の社長TETSUさんと宮川先生です。
  場所は東京・八丁堀でした。
  その時、私は隣にあるグループ会社の社長をしながら、このブログを書き始めたのでした。


『銀座松本グループ(GMG)』のロゴです↓



このGMGは、現在4店舗です。


●名古屋の松本深圧院名古屋(早川先生)のロゴです↓





●東京吉祥寺、ル・サロン吉祥寺(大原先生)のロゴです↓



●今年4月に開院しました松本深圧院高崎(加藤先生)のロゴです↓




●最後に、銀座のル・サロン・ギンザ(私、宮川先生、田山先生)のロゴです↓



        これは付録ですが、ル・サロン・ギンザの運営会社㈱J-MARKSのロゴです。
       



この4店舗は、各院が自由に営業日や価格を設定しています。
共通するのは“深圧を主な施術法として主に股関節患者さんを診る”という基本だけです。


この基本以外の応用は各店が自由に取り組んでいます。


いつも着るわけではないのですが、おそろいのユニフォーム(ポロシャツ)も作ってみました↓
4月末の研修会で、6人で初めて揃って着てみました!


このマークを左胸、右腕と背中に入れてみました。



私は、名古屋、吉祥寺、高崎が皆さんにご利用される事を、銀座よりも優先して考えています。


その為に、今、私の本が多くの方に読まれることに一番尽力しています。
どうか、多くの方々に『股関節痛は怖くない!』のご紹介をお願い致します。



将来的には、各道府県に1店舗だけ深圧院を作る予定です。



今後ともGMGをよろしくお願いします。


GWにGMGのCMをさせていただきました。





あっ、そうそう、ついでにこれも作ってます!
お楽しみに。









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