股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

軟骨はクッションではない!

2010-10-27 04:50:24 | 股関節の基礎
●25日はT先生が見学をさせていただきました。患者さんには感謝いたします。ありがとうございました。
その後21時まで“裏股関節”の実技検討や全身の実技指導を行いました。
明日は、高崎の加藤先生との実技勉強会です。
2人とも、既に実戦レベルに近づきましたが、あと5ヶ月間経験を積ませせていただきます。
春は近そうです!





ほとんどの本には『軟骨はクッションです。』と書いていますが・・・

軟骨はクッションではありません!


こんな小さくて弱いクッションでは、股関節への衝撃を吸収しきれません。
また、病院で「軟骨がありませんね。」と言われている方には、クッションが無いことになってしまいます!

クッションが無いということは、非常に大きな問題で、骨と骨がくっついている全ての人が慢性の骨折を起こしてしまうことになります。


宮川先生が担当する患者さんで、クッションのことを改めて認識させられる方がいらっしゃいました。



1、2009年4月のレントゲンです。
一見軟骨がなさそうで、骨と骨が当たっている感じです。





2、2010年1月のレントゲンです。
骨が当たった部分で、大腿骨頭の骨折を起こしていました。(非常に珍しい)




●宮川先生が、2010年5月から治療を開始しています。


3、6回の治療後、2010年8月のレントゲンです。
骨折はかなり治癒が進み、軟骨の隙間が広がっていました。
大腿骨頭は、まだ少しいびつな感じでした。





この3枚のレントゲンは非常に重要な情報を与えてくれました。
その説明は次回詳しく行いますが、まず言えるのは、1、のレントゲンでは軟骨が無く骨と骨が当たっているように見えたのですが、3、のレントゲンを見ると明らかにしっかりと軟骨があることがわかりました。



皆さん、教科書(『股関節痛は怖くない』)の122ページを見てください。
こんな図がありました。


            


股関節まわりの22本の筋肉、もしくは何本かの筋肉が病気になって縮むと、大腿骨を上方に引き上げ、軟骨が押しつぶされるという説明図です。

この患者さんの1、のレントゲンはこのような状況でした。

この時、筋肉が病気になっているので、筋肉による衝撃吸収が無かったので、ついには2、のように骨折を起こしてしまったのです。
骨折を起こすまでの筋機能低下を起こす方は非常に珍しいです。


「この頃は痛かったでしょう?」と聞いてみると、「激痛なんてもんじゃなく、あまりにも痛がるので先生も精神的なものではないかと疑うくらいでした。」

骨折しているのだから痛かったでしょうね。
こういう時は『筋トレは・・・』とか『歩行は・・・』というよりも、安静が重要なんですよ。
骨折を治すことが最優先です。


深圧治療にて、筋肉をゆるめ、筋肉の働きを正常化させてあげると、関節の隙間は広がり、骨折にも治癒力が働きやすくなり、筋肉のクッションとしての役割が発揮されていました。




じつは、股関節まわりにある22本の筋肉が正常に働くことが股関節のクッションなのです。







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裏股関節

2010-10-22 20:30:14 | 施術のこと
●原宿駅から明治神宮の表参道をゆっくり下ると神宮前交差点があります。
その交差点を左折すると、すぐにラフォーレ原宿があります。
私は、2002年から3年間この交差点近くで開業していました。
今の会社の社長は、この時私の患者さんとして原宿のお店に通い、宮川先生はラフォーレ原宿4階にあったシンガポールの「St.Gregory SPA」でセラピストをしていました。
この交差点のある明治通りの向こう側にはおしゃれな店が並び、“裏原宿”と呼ばれています。





原宿に裏原宿があるように、股関節にも“裏股関節”(造語です)があります。



  ◆表股関節           ◆横股関節              ◆裏股関節




実際の裏股関節はこんな感じです。




お尻の大きな膨らみである大殿筋の奥深くには、裏股関節を守る小さな筋肉がいっぱい!(青矢印)
その筋肉の間から、坐骨神経も出ていますね。(黄色)




皆さんのお尻の下にある裏股関節を押していると、小さな筋肉の硬さも感じるのですが、筋肉があるはずの無い場所に、異常な硬さがある人がいます。

解剖図で調べてみると、そこには“仙結節靭帯”という仙骨と坐骨結節を結ぶ靭帯があります。
筋肉ではありません。
青い矢印の先が仙結節靭帯です。



この靭帯の硬さを取ると、患者さんはこのようにおっしゃる方が多いです。


『一歩目の足がでやすくなった。』
『足が勝手に前に出るようになりました。』


仙結節靭帯が硬い方には、腰痛のある方、脚が振り出しにくい方が多いように思います。
現在、データを取っています。

この靭帯の上端は脊柱起立筋(背筋)につながり、この靭帯の下端はももの裏の筋肉ハムストリングスにつながります。

仙結節靭帯の硬化は、上下の痛みや動きに関連するのかもしれません。
そして、もうひとつ皆さんの多くが持っている“ある症状”が良くなるのではないかと考えて施術を行っています。

一見、前側にある腸腰筋が原因の様に見える“ある症状”。
しばらく様子を見て、結果を報告します。


皆さんは“らっこちゃん”で攻略できると思います。



ところで、これは“表松本”です。
いかにも純粋で人を疑うことを知らないころの・・・・松本(妹と)。





裏松本は・・・・・?







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うっすら夢

2010-10-19 01:27:04 | 私のこと
●松本です。
小さい頃“うすらうめ”と言うのを食べたことを覚えています。
調べてみたら“ゆすらうめ”だった。
そういえば、ゆすらんぼとも呼んでいた。
漢字では桜桃と書くのに“~うめ”という名前がつく。
梅桃とも書くようです・・・?
近所のあちこちにあって、よく食べました。




今日の話はうすらうめの事ではなく、うっすら夢についてです。

10月のある日、患者さんと話をしている時に、脳内にあることが浮かんだんです。

この内容が、まだうっすらしている夢の話なのでうっすら夢です。




皆さんに、銀座にあるマンションの一室を購入していただいて住んいただく。
股関節症の方限定のマンション。
全部で50室くらいあるマンションがいいですね。
単身の方、ご夫婦だけの方・・・様々、でも、股関節症の方専用マンション。


皆さんに買っていただいたお金をまとめて、マンション1棟を買います!


また、そのご購入資金の一部を利用させて頂いて、マンションの上層階は、住居者の集まれるサロンがあり、皆さんの要望にこたえられ、安心してかかれる整形外科クリニックがあり、もちろん、深圧施術所もある。

日替わりでトレーニングの先生も、歩行指導の先生も、カウンセラーも、靴の専門家も、講演会も、勉強会も、趣味の先生も・・・いる。


皆さんは、だれにも管理されないので、普通に仕事に通う方がいて、普通にジムに行く方がいて、普通に旅行に行く方がいる。



コンシェルジュに電話すると、“御用聞き専門員”が現れるので、『松屋に行って、これとこれを買ってきてくれる?また、電球を交換してくれる?』とお願いするだけ。


御用聞き専門員は、『かしこまりました。』と言い終わらないうちに、松屋に走る!



急な股関節のトラブルには、上階から整形外科の先生や看護士さんや私が、折りたたみベッドを持って駆け付ける。

もちろん、外来の方もクリニックや深圧を安い料金で受けられるようになり、サロンも使えるし、さまざまな教室にも参加できる。




そこにあるのは、将来と現在の安心感。




私の頭の中では、もうできています。



いくつかの大きな壁はあるので、実現は・・・?ですが、やってみる価値はありそうです・・・そういうマンションがあるといいなとひらめいたわけです。




さっき、札幌から帰り、実行に移すように計画書を書いていました。

社長に相談して、法律や不動産や建築関係の専門家でチームを作れば、実現できるのでは無いかと思っています。
私の様な職人は、深圧施術所ができた時に専門性を発揮すればいいので、このチーム内ではほとんど用無しです。
現在の患者さんの中にはこの方面の専門家が揃っています。
わざわざ、知らない方を入れる必要もなさそうです。


全ての人にリスクが無く、全ての人にメリットが与えられるようなビジネスモデルができれば、福岡でも大阪でも名古屋でも仙台でも札幌でもできます。




そんな、“うっすら夢”実現させますので、皆さん、助けてください!




この記事、要保存です!






そういえば、ぐみもよく食べたよね。

ぐみ







変形性股関節症を怖がらないでね







復活!!

2010-10-17 10:41:03 | 私のこと
●名古屋の早川先生が広島の西条市で出張治療を行います。
次の週末、2人空きがあるようですよ!

詳しくは松本深圧院名古屋の早川先生まで!






ご無沙汰しておりました

久しぶりに戻ってきましたMR.Tです

というのも半月前に自宅のノートパソコンが壊れてしまい、修理に出したり何やらでインターネットが使えなかったのです

結局、パソコンを直すには、かなりの金額になると言うことになり、新しいパソコンを購入して、使えるようになった次第です

これでブログ更新も出来るようになったので、たくさん書き込んでいこうと思いますので、今後とも、宜しくお願いします

修復期から安定へ 5

2010-10-13 03:10:36 | 股関節の基礎
●銀サロ505号室は11月末まで“嵐祭り”です。
嵐の曲にのって押してます。

●明日の夜から札幌に向かいます。ご予約の皆様には札幌に着き次第連絡を差し上げます。
よろしくお願い致します。
札幌は寒いようですね。




このシリーズの最終回です。


修復期から安定期(世間一般には進行期から末期という)と、筋トレとの関係について考えてみましょう。



修復期は骨の形が変化している時期。

この時期は、炎症が起きやすいので、反射的に筋肉は硬くなりやすい時期です。


関節の動きを確認するために、股関節を動かそうとすると、“抵抗感”と“痛み”を感じやすい時期です。

その結果、修復期には筋肉がつりやすくなるんです。
そう、ふくらはぎに起きる“こむらがえり”の様な症状が内股の付け根やお尻の奥に起きやすくなるのです。


このときの痛みは“突然”に“強い痛み”が出やすくなります。

また、“突然”に“脚が固まり”動けなくなることも、この修復期に起きやすくなります。

皆さんも経験ありませんか?





筋肉が急につった(筋肉がケイレンを起こす)ときは、“骨がつぶれたような感覚”や“ついにきたか!的な感覚”になるようです。


筋肉がこんな不安定な時期に、筋トレは非常に危険です!


筋トレ中に“突然”“強い痛み”が現れ、股関節が動かなくなる可能性があります。




安定期に入ると、股関節内の炎症がなくなり、痛みが急速になくなることがありますので無理がききやすくなります。

そうなると、長距離歩きができるようになりますので、自然と生活の中での活動量が増えます。



その活動量の増加こそが筋トレになります。


筋トレは、あくまでも“正常か正常に近い筋肉”に対して行われるべきです。


同じ変形性股関節症という診断を受けていても、“病期”には大きな個人差があり、その“病期”によって筋トレは効果をもたらすこともあるし、悪化をもたらすこともあるのです。





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修復期から安定期へ 4

2010-10-11 09:35:50 | 股関節の基礎
●今日は高崎の加藤先生と東京のT先生との勉強会でした。



皆さん、再び教科書の39ページを開いてください。(『股関節痛は怖くない!』の39ページです。)


こんな図がありましたね。





修復(変形)の経過をグラフにした松本オリジナルの図。

パターンⅡは、子供の頃にすでに修復が終わって、既に安定期に入ってる方の経過でした。



このシリーズでは、パターンⅠの経過をたどっている方々の考え方をまとめてみました。


痛くてつらかった“修復期”の向こうには、骨が安定する“安定期”が待っている。




変形性股関節症と言う病気は、軟骨の栄養障害である軟骨軟化症から始まる場合と、大腿骨頭の栄養障害である骨頭壊死から始まる場合とに分けられると思います。

主には軟骨軟化症から始まります。


つまり、この病気の基本は、軟骨と骨の状態が変化している状態か、変化していない状態かを知ることです。
筋肉のことだけを考えていては問題は解決しないことも多いのです。



その為には、レントゲンの経過を見ることが重要です。
たった1枚のレントゲンでは、経過はわかりません。



修復期(痛みの原因が関節の炎症にある場合が多い)に行う深圧は、即効性はありますが、持続性が少ない場合が多いです。
この時期は、筋肉の悪化を防がないといけない時期です。
この時期の深圧は、筋肉をほぐすことにより、結果的に骨の悪化の予防につながり、関節の動きにの維持・改善につながります。


安定期(痛みの原因は筋肉のみの場合が多い)に行う深圧は、即効性と持続性がかなり期待できます。
痛みの原因が筋肉だけなのだから、筋肉の治療法である深圧は劇的に効果を発揮します。




このように、同じ『変形性股関節症』と言う診断名であっても、骨や軟骨や筋肉の状態は1人ひとり異なります。





修復期か安定期かによって、深圧の効果も1人ひとりで異なるのです。


筋肉をほぐした後の反応によって、その方の骨の状況(修復期か安定期かなど)がだいたい予測できるのです。







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修復期から安定期へ 3

2010-10-09 07:22:58 | 股関節の基礎
●まだ一日中半袖1枚で過ごしております、松本です。来週は札幌に伺います。
そろそろ長袖のシャツを探さないといけません・・・よね?
風邪がはやっています。
皆さん、お気をつけてください!


●先程、11月の高松で施術をご希望されている方々にメールを差し上げました。
メールが届いていない方がいらっしゃいましたらご一報ください。
よろしくお願い致します。





こんな会話があったそうです。

先生「まだ手術しなのですか?」
患者「良くなっているので、手術は考えていません。」
先生「この病気は良くなるはずがない!」
患者「・・・・」


この患者さん(60歳)、病院へ行くと疲れるので、もうしばらく病院へは行っていないと言っていました。



患者さんが言った“良くなる”と言うのは、痛みを中心にした“症状が良くなる”と言う意味ではないでしょうか?
一方、先生が言った“良くなる”とは、“骨が良くなる”と言う意味ではないでしょうか。


世間一般では、“変形性股関節症は進行性”と言われてますからねぇ・・・。
その様に教育されてきた先生には、“症状が良くなる”と言う意味が理解できないのかもしれませんね。

しかし、患者さんの言っている意味が理解できなければいけません!





そんなわけで、この患者さんの最近のレントゲン写真はありません。
この患者さんの2007年のレントゲンです。





軟骨がなく、骨と骨が当たっています。
世間一般では“末期”と言われる状態でした。


2010年夏ころから、痛みはかなり減ってきました。
そして、10月に入ってからは、8000歩くらいは歩けるようになりました。


以前は、左脚に体重をかけて歩くと、長距離歩くことはできませんした。

調子のよい時もありましたが、痛みには波があり、ほとんど体重をかけて歩くことのできない日もありました。
深圧の効果は、即効性はありましたが、持続性に欠けていました。



現在、レントゲンがないのですが、“末期”には違いありません。
おそらく、もう少し大腿骨頭が楕円形となり安定した形になっていると思われます。
(3年前より少し脚長差が出ていますので)
もしかしたら、少し関節の隙間が出ているかもしれません。




以前歩けなかった、近くの公園にある小山も登れるようになりました。



初めてお会いしたのが、2007年7月でした。
それから、3年3ヶ月。


歩き方を見た時、痛かった方の左脚にかなり体重がかけられるようになりました。
右側の足が調子よいので、そろそろ杖もはずせるかもしれませんね。
股関節の動きは、3年前と比べて、内外旋が若干悪くなっていますが、おおむね変化がありませんでした。



安定期に入ったようです。



これからは、股関節の可動域を広げられたらと考えています。




確かに骨の形だけを見れば“良くなった!”とは言い難いのですが、歩行や痛みはかなり良くなりました。



人間は、骨だけでできているのではないのです!






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修復期から安定期へ 2

2010-10-07 00:16:11 | 股関節の基礎
●11月19日~22日まで2回目の高松に行きます。
現在募集20名に対して、希望者が10名です。
施術ご希望の方々には、間もなく連絡を差し上げます。(調整中です)
まだまだ空きがございます。
四国、岡山周辺の方で、施術ご希望の方は、ご検討よろしくお願いいたします。
お申込みはこちらからどうぞ。




皆さん、教科書の39ページを開いてください。

『股関節痛は怖くない!』の39ページです。


そこにこんな図がありましたね。





修復(変形)の経過をグラフにした松本オリジナルの図です。


パターンⅡは、子供の頃にすでに修復が終わっている方々の経過でしたね。




今痛みが出ている方の多くは、パターンⅠの経過をたどっています。


今は、骨に変化が起きる修復期です。
痛みの原因は、主に股関節関節包の炎症と考えています。
その炎症が、筋肉を硬くして痛みが筋肉に出ているのです。


この時期は、“硬さ(疲労度)をためない”事が重要です。
そして、安定期が来るのを待つのです。


骨の修復が終わると、関節包の炎症が治まり、筋肉も硬くなりにくくなります。
修復期の間に、股関節の動きを硬くしないことが重要ですね。



修復期に深圧を行うことのメリットは、修復期間を短くし、筋肉の“硬さくためない”ため、股関節の動きの維持に役立ちます。




いつ終わるかわからない修復期。



そんなに気長に我慢できない方もいるでしょう。
そうゆう方のために手術療法があるのです。


手術療法の選択は間違いではありません。
各人の生き方によって選択をすればいいのではと考えています。


修復期に深圧を行うことのもう一つのメリットは、手術前に筋肉や他の軟部組織を柔らかくでき、手術後の経過を良くできることです。



私たちは、皆さんに早く安定期が訪れるように頑張ります!








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修復期から安定期へ

2010-10-03 01:00:00 | 股関節の基礎
●10月3日(日)にホームページからの予約メール・お問い合わせメール等、および私の携帯へのメール受信ができない状況でした。(0時~18時の間)
現在は正常化しております。
大変ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございませんでした。
再送信をよろしくお願い致します。




●今月から群馬高崎K先生と東京T先生の最終特訓を開始しました。
皆さんの為に厳しく指導します。
忙しくて忘れていましたが、10月1日は銀サロ開院4周年記念日でした。
5周年記念日にはパーティーしましょうよ!



●話は変わりますが、鹿児島県霧島市にある高千穂カントリー倶楽部の2番ホール・ティーグラウンドから、ドライバーショット!
ファ~~~。
左にOBすると、ボールは宮崎県都城市に落ちるのです。


霧島市に隣接する都城市の病院に勤務するNさん。

4年前ののぞみ会会報に、ちょこっと銀サロのことが書いてあったのを見て、ブログを発見したそうです。

それまで左股関節痛があって、どうしようかいろいろと悩んでいる時だったようです。

その方のレントゲンの経過です。

2008年(左)↓                  2009年(左)↓
         


今振り返ると、2008年~2009年にかけて骨の形が変化していましたね。

この頃は修復が進んでいたので、痛みもありましたね。


2010年のレントゲンは、2009年とほとんど変化がありませんでした。
そのレントゲンをみると、そろそろ骨の修復が終わって安定期に入ったのか?という印象でした。



今回霧島でお会いしたら、歩き方が“元気”なんですね。

「最近歩き過ぎました。でも、いつも痛くなる左に痛みは出ないで、右が少し痛くなりました。左の痛みは7月頃から痛くなくなってきました。」とNさん。



長歩きすると、まず左脚に痛みが出ていたのに、その痛みが出ないで、調子のよい右足が痛くなるまで歩くことができるようになっている。

レントゲンはほとんど変化が無くなっている。

7月頃から、左脚の痛みが無くなっている。





山を越えたかな。




修復期である2008年~2009年頃は痛みが出やすく、無理がきかなかった。
きつい時もあったね。


しかし、2010年になって7月頃から安定期に入ったようだ。

2007年~2010年の間に、股関節の動く範囲は悪くなっていなかった。


世間一般的に“変形が進んで固まったら痛みが取れる。”なんてことをよく聞きます。
また、修復期は“進行期”、安定期は“末期”という。


何が固まるの?・・・関節?症状?
本当に“進行期”“末期”という言葉は妥当なの?


修復期にあった炎症が治まり安定期に入ると痛みは無くなる。




今まさに修復期を迎えている方は、痛みが繰り返し焦る気持ちもあるでしょうが、希望を持って頂きたいです。


“末期”ではなく、間もなく“安定期”を迎えるのですから。




 


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お知らせです

2010-10-01 00:50:02 | Weblog
霧島から帰りました。
鹿児島空港に向かう途中に、霧島神宮、村山祥子さんのヒーリングワークスと塩浸温泉に行ってきました。
霧島では、福岡、大分、熊本、宮崎、そして鹿児島から多くの方に来ていただきました。
皆さん遠くまでありがとうございました。



今後の出張予定です。
出張先の予約はネットからはできませんので、ホームページの『お問い合わせ』からお問い合わせください。
詳細を返信させて頂きます。

●10月15日~18日 札幌市
 受付は終了いたしました。
 ありがとうございました。
●11月19日~22日 高松市
 まだまだ空きがございます!

●12月10日~14日 大阪市 ※14日の夜はまたまた新大阪での食事会をします。

● 1月27日~2月1日 鹿児島県霧島市

● 2月25日~28日 福岡市

● 3月 仙台市 (期間未定)


2月の福岡は、ヤフードームの近くを検討しています。(早良区百道)



よろしくお願い致します。




次回に記事は、『修復期と安定期』について書きますね!



涼しくなってきました。
もう10月ですね。

皆さん、10月も元気出していくよ!