股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

いま思うこと 2

2011-03-28 23:24:54 | 心のこと
東日本大震災の被災地以外でも、テレビ映像を繰り返し見た視聴者のPTSD(心的外傷後ストレス障害)が問題になってます。

私はテレビ映像や雑誌の画像を見るのを止めました。
情報は携帯での文字だけを読むようにしました。



そうすると楽になるように感じます。
そして、元気に普通の生活をおくろうと思います。



先週末は大阪にいました。
いろんな方にお会いして話を聞いたり、大阪の街も見てきました。

多少の品不足はあるようですが、夜は明るく、エスカレーターも動いていました。
しかし、いまいち活気がありませんでした。


その根底には、“東日本の方が大変な時に私らはこんなことしてていいのか?”という考えがあるようでした。


私は、せめて西日本の方々には元気いっぱいでいてほしいと感じました。



このブログをお読みの東日本の方は、米は手に入りますか?
水は手に入りますか?
《現在、福島、山形、宮城、岩手の方々に問い合わせているところです。》


このブログをお読みの西日本の方は、米は手に入りますか?
水は手に入りますか?


米や水、その他手に入りにくい方々に、手に入りやすい方々から、不足品を送っていただけますか?
その橋渡しくらいはできます。



たいしたことができないのはわかっています。


わかっちゃいるけど・・・やめられない。

大阪から帰る新幹線の中で、暗い東京駅から暗い銀座まで歩く中で、そんな思いが強くなりました。



送ってほしい!という方も、送っても良いよ!という方も、こちらまで連絡いただけると嬉しいです。

私は今週末は埼玉にいます。
埼玉で手に入るものは送ります。
クロネコさんが行けるところなら。





皆さんはこのブログで間接的につながっています。







・・・さて、普段のブログに戻るとします。










くじけない!







《銀座も良いけどお近くの・・・》
私の仲間は肩こりだけでも、頭痛だけでも、膝痛だけでも、腰痛だけでも対応できます!


高崎方面の方、お待ちしています!
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いま思うこと

2011-03-25 00:05:20 | 心のこと
昨日東北道が全面開通し、東北方面への物流が良くなりつつあります。
良かったです。
松本です。





今回の地震後に、多くの方々の心や身体に変化が出ています。

関東も被災地です。
東京も被災地です。
おそらく甲信越も被災地です。

ですから、意外と無意識な精神的ショックが大きいのだと思います。
自己管理を心がけていただきたいと思います。



東北と比べることではありません。



関東では茨城県が一番被害が大きいのに、そのニュースはあまり伝わってきません!


被災地にある銀サロに来てくださる方々は、ほとんどが被災地から来てくださっています。

言葉に表せないくらい感謝しています。
ありがとうございます。



自分にいろんな意味での余裕が出るまでは、自分の心身や自分の周りのことだけを考えた方が良いと思います。
余裕が出ない限り、なかなか他の方々を心底支援できません。


余裕がある方は、東北を、関東特に茨城県を、甲信越を支援してほしいと思っています。



いま、そんなこと思っています。
松本です。





くじけない!

大腿骨頭すべり症

2011-03-23 10:56:46 | 股関節の基礎
田山陽平です

只今、ホームページから4月からの予約を受付中です。
現在は首都圏も電車が乱れていますが、4月には通常運行になってる事を願います。
世界中、みんなで助け合い乗り切りましょう。


成長過程にある子供の骨は両端に骨端線と言う成長軟骨(軟骨なので骨より柔らかい)があります。
骨端線が長軸方向に発育していき、骨が伸び、身長などが伸びていきます。
そして骨端線は発育が終わると閉鎖し骨となるのです。

太ももの骨(大腿骨)の股関節側にある骨端線に離解が生じ、股関節の丸い部分(骨頭)が大腿骨に対して後方に滑る病気が大腿骨頭すべり症です。

弱い軟骨部分に生じるため軽い外力でも起こります。

当然、成長期に起こるため男性で11~15歳、女性で10~13歳の骨端線が閉鎖前の思春期にみられます。

中でも、60%は肥満傾向と言われています。


股関節には頚体角と言う角度があります。



大腿骨頭すべり症の方は頚体角が小さくなります(通常120~130度)。

大腿骨は後ろに捻じれる(後捻)傾向がみられ、骨端部が後方に滑るような力が働きます。

その結果、股関節が外旋した姿勢になります。

下の図は股関節を頭の方から足の方へ上から見た図です。

Aは正常。
Bは骨端部が球状の骨頭に対して、後方に滑った図です。
Cは結果、外旋をした骨の状態です。


このまま成人になると股関節の外側に出ている部分(大転子)が骨頭に比べ相対的に高くなり、頚体角の小さな股関節になります。


経過は、

①急性・・・急に股関節に強い痛みが出る。

②慢性・・・運動時などに股関節に軽い痛みが出る。屈曲、外転、内旋に可動域制限が出る。

③慢性の状態で起こった急性・・・②の経過中に、股関節に急激な強い痛みが出る。

に分けられます。

②③の経過を追った場合は、成長期に大腿骨頭すべり症になっていても、気が付くことなく成長していくため、強い痛みに襲われるのは成人になってからになるのです。

しかしながら、軽度の後方への滑りであれば将来、変形性股関節症になる可能性は低いと言うデータがあります。


治療法は、疼痛の除去・すべりの進行防止・将来の変形性股関節症予防を目的として行われます。

①牽引療法。

②麻酔下で整復術。

③スクリューによる固定。

④骨切り術

などが状況に応じて選択される。


中殿筋は骨盤から始まり、大転子につくきます。



この大転子が骨頭に比べて高くなると、骨盤に近づくため中殿筋は張力を失い、時間が経つと短くなった状態で硬くなります。

そうすると筋肉は筋力低下を起こします。

この状況を「深圧」で施術していくことで「疼痛の除去」「すべりの進行防止」「将来の変形性股関節症予防」を図っていくことが可能であると考えます。

手術を受けずに「深圧」で手術と同様の効果が出せたら素晴らしいですよね!

ご無事ですか?

2011-03-20 10:41:24 | 股関節の基礎
田山陽平です。

地震後、ご家族・親戚等、みなさま無事にお過ごしでしょうか?

本当に大変な状況ですね。

被災地の方々も心配です。

余震も続いていますので、今後も気を付けて下さい







今日は股関節・骨盤・腰骨(腰椎)の関係性について書きます。

人の身体はいくつもの骨が関節をなして繋がっています。


1つの関節が何かしらの影響を受け、変形したり、ずれたりすると、そこを中心に全身の関節に影響が波及していきます。

上記3つの関係性で例を挙げてみます。

①骨盤が前に傾く(前傾)・・・・腰椎が反る(伸展)・・・・・・両側股関節が曲がる(屈曲)

②骨盤が後ろに傾く(後傾)・・・腰椎が曲がる(屈曲)・・・・・両側股関節が反る(伸展)

③骨盤が右に傾く・・・・・・・・腰椎が右に傾く(右側屈)・・・右股関節が外に開く(外転)、左股関節が内に閉じる(内転)

④骨盤が左に傾く・・・・・・・・腰椎が左に傾く(左側屈)・・・右股関節が内に閉じる(内転)、左股関節が外に開く(外転)

⑤骨盤が右に捻じれる(右回旋)・腰椎が左に捻じれる(左回旋)・右股関節が外に捻じれる(外旋)、左股関節が内に捻じれる(内旋)

⑥骨盤が左に捻じれる(左回旋)・腰椎が右に捻じれる(右回旋)・右股関節が内に捻じれる(内旋)、左股関節が外に捻じれる(外旋)


といったように、骨盤に変化が起きれば背骨や股関節に。

        背骨に変化が起きれば骨盤や股関節に。

        股関節に変化が起きれば骨盤や背骨に変化が波及していくのです。

股関節に疾患や痛み(疼痛)を持っている方は、股関節の関節可動域が低下する傾向にあります。

股関節の可動域の低下は骨盤・背骨へと広がっていき姿勢を変化させます。

同様に、股関節の可動域を改善したり、疼痛を軽減・消失させることで全身の姿勢も良い方向へと向かっていきます。


股関節は身体で最大の関節で、体重支持と歩行の機能に適応する構造を持っています。






股関節の状態を良い方向に向け、全身状態も整えていきましょう。





大転子高位の行方 2

2011-03-16 14:39:45 | 股関節の基礎
頑張れ、東北人!   頑張ろう、日本人!





●計画停電の影響と余震への不安等でキャンセルが増えております。
来られる方は、思ったより早く着いたという方もいますが、来たくても来れない方も多いようです。
現在、松本の予約に空きが出ていますので、今しか来れない方で、交通に支障がなければご連絡ください。
よろしくお願いいたします。↓








去年の9月に“大転子高位の行方”という記事を書きました。

今日の記事は続編です。



9月の記事には次のようなことを書きました。


大転子高位に関する岡山大学整形外科の研究報告があるんですよ。
こんな研究でした

http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0063/1/0063_G0000172_S0031024.html

・・・てなかんじ。



この記事の後、出版記念パーティーにも参加いただいた帝京科学大学の吉澤先生に連絡して文献を取り寄せました。

そして、その文献を大事に保管していました。



「保管してどうすんの!」・・・そうです、保管しててはいけません。



やっと読んでみましたので、要約を書いてみます。


「30歳代の先天性股関節脱臼後の変股症の検討」(Hip Joint 1995 Vol21)
 岡山大学整形外科 中塚洋一他

対象 先天性股関節脱臼患者40例(男性4例、女性36例)48股
   赤ちゃんの頃から30歳代までの追跡調査
   調査時年齢 30歳~39歳(平均35歳)

方法 子供の頃から30歳代までのレントゲン写真の関節症性変化を調べた。

結果
1、変形性股関節症病期は、前期36股、初期6股、進行期5股、末期1股であった。
初期以降の関節症性変化は12股に認められ、大転子高位は1股だった。

2、CE角10度以上の症例では変形性関節症変化は生じていなかった。

3、大転子高位は変形性股関節症への伸展要因と考えにくい。


この文献は、主に大転子高位についての追跡調査結果ではなく、あくまでも先天性股関節脱臼患者さんの追跡調査であること。
そして、子供の頃から平均35年間の先天性股関節症患者さんの追跡調査であること。

対象となった48股のうち、いわゆる変形があったのは12股で、そのうち1名だけが大転子高位であった。

この1人の患者さんはやや軟骨が少ない状態(初期)だった。

30歳代の先天性股関節脱臼患者さんの場合、CE角が10度以上あれば、関節に変形が生じていなかったということです。

また、大転子高位があっても変形の伸展(進行)要因ではない、とは言うが、この研究ではたった1例の大転子高位患者さんをもって“変形の伸展要因ではない”といっているので、信頼性は低いと感じました。


この研究の対象となっている大転子高位患者さんでは17歳時のレントゲンと35歳時のレントゲンにまったく変化が無かったのが、“大転子高位と変股症の関係はむしろ否定的である”という根拠になっているように感じました。




私の患者さんでは、40歳代の方、50歳代の方、60歳代の方で関節に変形の進行が無い大転子高位を示す患者さんがいます。



これは私見ですが、私の患者さん30名をみる限り、長期経過のレントゲン像に変化がないように思われます。
これらの患者さん達の過去のレントゲンがほとんど存在せず、患者さんの記憶に頼っていることが多いのですが、現在と未来の数年後の追跡調査はできるので、今後の資料(レントゲン)を集めてみたいと思います。



最後に60歳代の大転子高位患者さんのレントゲンを載せます。    
この方も先天性股関節脱臼経験者です。

大転子の位置が高めです。



しかし、関節の隙間はきれいです。
“股関節”は、この赤丸の中の関節の隙間の部分だけをいうのです。



大転子の形や大腿骨頭の形に変形があろうとも、関節の隙間が綺麗であれば、それは変形性股関節症とは言いません。


私は、大転子高位は変形性股関節症には含まれない、全く別の症状だと考えています。



この文献ではCE角と言う言葉が出てきますので、前の記事で“CE角”について説明してみました。


皆さんの様な“二次性”の変形性股関節症は、欧米人にはなく、日本人特有と言っても良い病気です。(正確にはモンゴロイドに多いと聞きます。赤ちゃんの時にお尻の上が黒くなる民族ですね。)

この文献の様に日本人の、それも経過を35年間も追跡した文献は非常に少ないので貴重で素晴らしい文献だと思いました。


私たちも皆さんの“経過”をしっかり追跡したいと考えています。

その為に銀サロでは、自転車通勤の禁止し、風邪ひきを禁止しています。
私達のケガや病気で、皆さんの経過を診れなくなることを一番気をつけています。



今後も、是非経過を追跡させてください!






変形性股関節症を怖がらないでね

{/kaeru

CE角 2

2011-03-12 05:05:57 | 股関節の基礎
●3月15日午後1時30分

本日は4人施術予定です。
11時~の方は、「電車がすいててスムースで早く着きすぎました。」とおっしゃってました。
どうなってんの?


●3月15日午前5時11分

東武鉄道が始発から1時間くらいは動くというので始発に乗った!
池袋から有楽町線に乗り換えへ。
本日もキャンセルが多いですが、待つことはできそうです。


●3月14日午後11時30分

仙台(青森・岩手・山形・福島・茨城)の皆さんはお元気でしょうか?
今は大変な時期だと思い、連絡は控えています。
先程、福島・南福島整体院の大内先生と連絡を取り合い、かなり厳しい状況を聞きました。
また、その直後にはじめて仙台駅構内の映像を見ました。
来週の仙台施術にはとても行けないと思いました。
仙台出張は中止にしようと思います。
さっきまで、行くのが当たり前と考えていましたので、残念で、残念でなりません!
仙台の皆さんが元気に過ごされていることを祈ります。
それにしても大変な事態になりましたね。
皆さん頑張っていますが、さらに頑張って生きてください。
私は計画停電がどうの、私鉄の運行休止がどうのより、自分が銀座に居れないことだけが悔しくてなりません!
全員の方がキャンセルでも良いんです、銀座で待っていたいんです!悔しいです。
同じく、仙台に行けないことが悔しくてならないです!



●3月14日午後5時
突如の『計画停電』のため、松本は銀座にたどり着けませんでした。宮川は新幹線が動いていたので、どうにか銀座に着きました。
明日はどうなるかわかりませんが、早目に情報を集めて銀座にたどり着けるようにしてみます。


3月12日
●地震がひどかったですね。
ここで地震の予知をしていたので、準備ができていてよかったです。
銀サロは「ホテル銀サロ」化して、患者さんが泊まられています。
皆様が何事も無く過ごされていますよう祈ります。
銀サロは店を開けておきますが、数日間の通院は無理をなさらないで下さい。
連絡無しのキャンセルも結構です。
私達は元気です。
安否メールをいっぱい頂きましてありがとうございました。





大腿骨頭中心と臼蓋外上縁(臼蓋嘴)を結ぶ線と、垂直線のなす角度をCE角と言います。



しかし、“大腿骨頭中心”はあいまいなことがあるのです。
下の図で説明しましょう。

この図のように、大腿骨頭が変形している方は多くいます。

この様なレントゲン写真では、大腿骨頭中心はどこでしょうか?
先生によっても見解が違うかもしれません。


“大腿骨頭”を、もともとの大腿骨頭の形(赤丸)として考えるのか、変形した大腿骨頭全体の形(青丸)として考えるのか?
この考え方の違いで“大腿骨頭中心”の位置が変わり、CE角が大きく異なるのです。
(大腿骨頭を赤丸と考えた時の中心を赤点、青丸と考えた時の中心を青点で示しています。)


このような考え方の違いでいくらでもCE角は変化することを覚えていただきたいと思います。
私の考え方は青丸と青点で示した考え方です。



もうひとつ重要なことを説明します。
上の図で、大腿骨頭が変形することによって、CE角が大きくなっている点に注目してください。
つまり、いわゆる“変形”によって、屋根の深さを示すCE角が大きくなっているということです。

CE角が大きくなることは、皆さんの股関節が安定するということです。

つまり、変形によって皆さんの股関節の安定性が増しているという事実を知っていただきたいのです。





実は、もうひとつの変形もCE角を大きくするという事実をお伝えしましょう。

もうひとつの変形とは、骨のトゲと呼ばれている骨棘(こつきょく)のことです。


骨棘はレントゲンで臼蓋の端にできる一見トゲの様な形をした変形です。
もちろんトゲではありません。
レントゲンを正面から平面で見ているからトゲに見えますが、まったくトゲではありません。


この棘の様な変形ができることによってCE角は大きくなります
下の図で説明しましょう。


もともとの臼蓋外上縁と大腿骨中心を結ぶ線と、垂直線のなすCE角は赤色で示した角度になります。
一方、骨棘ができた臼蓋外上縁と大腿骨中心を結ぶ線と、垂直線のなすCE角は青色になります。


ここでも、骨棘と言う変形によってCE角が大きくなり、皆さんの股関節が安定している事実に注目してください。





このブログで、私がしつこく説明してきました“骨が形を変えるのは変形ではなく修復です!”と言う説明。
教科書↓でも45ページから「骨が持っている素晴らしい修復力」と言う題目で説明しています。↓




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CE角

2011-03-09 02:00:19 | 股関節の基礎
今は「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」(PHP新書)を読んでいる松本です。
世界は日本人の良さをわかっているのに、日本人は日本人をあまり好きになれないようです。
今こそ日本人であることにもっともっと、もっと自信を持とうではないか!!!・・・ゴホゴホ、ゴホホホホ・・・。

今日は、患者さんにご協力をいただき、田山先生と加藤先生との勉強会です。
午後5時前からは、社長も加わり銀座2丁目メルサのオールド・デリーにいますよ。

加藤先生は、4月から一部他の仕事をしながら開業致します。
田山先生は3月で江戸川病院を退職して、銀サロ(株式会社J-MARKS)の正社員となります。
全ては皆さんのために!






CE角(シーイーかく)はレントゲン写真の計測法の1方法です。

屋根(骨盤側の臼蓋)の深さの計測法です。

CE角はCentral Edge Angleの略で、日本語では中心-縁角みたいな意味です。

中心とは、大腿骨頭の中心で、縁とは臼蓋の上外側の縁を言います。
具体的には、大腿骨頭中心と臼蓋外上縁(臼蓋嘴)を結ぶ線と、垂直線のなす角度をいいます。

<正常値>   成人 → 30°以上(25°以下を臼蓋形成不全)
       


これが大腿骨頭の中心です↓(赤丸)




そして、これが臼蓋外上縁(臼蓋嘴)です↓(黄色矢印の先)




大腿骨頭中心と臼蓋外上縁(臼蓋嘴)を結ぶ線と、垂直線のなす角度を示すとこのようになります↓




この角度が25°以下は臼蓋形成不全と診断されます。





ここで問題となることがあります!


臼蓋外上縁(臼蓋嘴)はわかりやすいのですが、大腿骨頭中心が意外とあいまいであることです。


大腿骨頭が円に近い状態なら、中心を探しやすいのですが、大腿骨頭が円状では無い場合にあいまいになるのです。
あいまいということは、先生によってCE角の数値にばらつきがある可能性があるということです。


この話のつづきには、凄いことが書かれています。



・・・次回の記事を楽しみにニコニコお過ごしください!







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お時間のある方はここを!






予約開始

2011-03-07 09:08:31 | 施術のこと
田山陽平です

3月に入り、私と高崎の加藤先生の予約が始まりました
よろしくお願いいたします。






日本人は何故、股関節に問題を抱える人が多いのでしょうか?


まず足には股関節・膝関節・足首と3つの大きな関節があります。

股関節が他の2つの関節と明らかに違うのは「球関節」と呼ばれる丸いボールの形をしているところです。

いわゆる球状ですから不安定であり「やじろべえ」のようにバランスをとる必要がある関節なのです。

また膝・足首は曲げる・伸ばすの動きだけですが、股関節はそれ以外にも、開く・閉じる・捻じるといった多くの動きを担います。

そのような関節に日常生活の中で通常100~300kg位の力が加わっています。

これだけ負荷が掛かりますから、股関節の周囲が突っ張ってきて痛みが起こりやすいのです。



関節に狂いが生じてくると、その周辺の筋肉や靭帯にも無理がかかってきます。

股関節に痛みがあると、その周りが縮こまってしまうのでリラックスできない状態が続きます。

この状態で股関節を動かさずに、じっとしていると股関節周囲が凝って、痛みを強めてしまいます。




このような悪循環を「深圧」と、人間が誰しも生まれながらに持っている自然治癒力で、良い方向に向けていきたいと思います。


一緒に股関節の不安を取り除いていこうと思いますので、どしどしご予約をお待ちしています






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屈曲拘縮との闘い! 5

2011-03-03 06:30:23 | 股関節の基礎
●福岡から帰りました。
アイビーホテル筑紫野(レストランが良いですよ!)オーナー様のはからいで、良い場所を借りられました。
私が福岡県人だったら、すぐにでもここで開業したいような場所でした。
帰りの飛行機まで時間がいっぱいあったので、福岡タワーだけ昇ってきました。
能古島を近くにはっきりと見ることができました。
福岡・熊本・鹿児島・山口の皆さんありがとうございました。
また行きます!



●銀サロ開院5周年にこじつけて、2011年10月1日にオフ会を行います!詳細は→銀サロ倶楽部ブログにて 




高崎の加藤先生の予約申し込み先です。(4月1日~の予約分)
銀座の田山先生の予約申し込み先です。(4月1日~の予約分)







2月のある2週間の集計です。

皆さんの股関節伸展角度を調べました。(81脚 左右両側の方もいます。変形性股関節症の診断を受けている脚だけを計測しました。)

縦軸は患者数、横軸は伸展角度です。
横軸の左端は-15度、そして5度ずつメモリが増えて、右端が正常角度と言われている20度です。
(-)マイナスがつく角度を“屈曲拘縮”と呼んでいるのでしょうね。

この表で、“屈曲拘縮”を示す患者さんの数は9名(9脚)でした。
81人中の9人って少ない?


ところが、“屈曲拘縮”ではなく、“伸展障害”という言葉で調べてみると、伸展20度以下の方の数は80名(80脚)でした。


仮に、股関節の伸展角度が20度以下だと正常歩行に支障が出ると仮定すると、81人中80人に支障が出るということになります。

実際には伸展角度15度以下で徐々に支障が出ると思われます。


そうすると、81人中67人(伸展角度10度以下の数)に支障が出ることになります。(83%)

私はここで、“屈曲拘縮”という言葉を使いましたが、歩行への支障を考える時は“伸展障害”で考えた方が良さそうです。





下の図は、81名(81脚)の中で人工関節手術を受けている12名(12脚)の伸展角度です。
縦軸は患者数、横軸は股関節伸展角度です。




こう見ると、さすがに“屈曲拘縮”は無いようですが、人工関節の方々の股関節伸展角度は意外と硬いように思います。

股関節伸展角度15度以下で歩行に支障が出ると仮定すると、全ての方の歩行に支障が現れることになります。




手術をしている、していないに限らず、歩行に支障が出にくいように、歩行の為の筋肉が正常に働くように、5度でも10度でも伸展角度を改善させないといけません。

私達の使命ですので、毎日闘っているのです!


頑張ります。






変形性股関節症を怖がらないでね






第7回『深圧実技研修&独立開業セミナー』開催のお知らせ
日時:4月29日(祝)、30日(土) 午前10時~午後7時まで
場所:東京銀座LE SALON GINZA
募集人数:あと1人となりました。
詳細はLE SALON GINZAホームページをご覧ください。
3月15日を締め切りとさせていただきます。
お問い合わせ・お申し込みは、こちらから願いいたします。