股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

お詫びとお礼と感謝とぺこり~

2006-12-29 01:16:30 | 私のこと
お詫び
最近雑誌や会報等で LE SALON GINZA が紹介され、予約が集中しています。
新しい方々の予約がなかなか取れないのに加えて、今までご利用いただいた患者様のご予約も取りにくくなっています。
ご迷惑をおかけしていますが、できる限り多くの予約が取れるように努力していますのでよろしくお願い致します。
すでに2月予約分が少なくなってきています。
なかなか予約が取れなくて間が空いてしまう場合、1回の施術時間を90分に希望される方も出てきています。施術時間90分をご希望の場合は申し出てください。
予約状況により、ご希望にそえない時間帯もありますが、できる限りご希望にそうように致します。

ホームページ http://www.ls-ginza.com/
予約方法   http://www.ls-ginza.com/cgi-tools/schedule.cgi

お礼と感謝とぺこり~
私が現在の施術を始めて11年目になりました。
5年ほど前から、私がやっていたことを本にしてまとめようとしていました。
しかし、次から次へと新しい考え方や方法が浮かんでくるのでなかなかまとまりませんでした。

今年の1月8日の朝でした。
何気なく、全く何気なく“ブログ”のことを調べていたら、なんかできそうかな・・・と思い、今まで頭にあったことを書き始めました。

当時は他の仕事もしていましたので、収入も安定していましたし、これ以上患者さんを増やす必要性はなく、自分の考えの整理目的も兼ねてこのブログを始めました。
ブログを始めて3週間ほどしたら、施術の希望者が現れ始めました。
私の正体も連絡先も明かしていなかったのですが、初めてコメントの中で連絡先を明かしました。
そうのうちに、徐々に施術希望の方が増えました。
予想外の出来事でした。

それと同時にあることを思い知らされました。
当時、自分は月に30名ほどの患者さんを診ながら、他の仕事ができることが理想と考えていました。
しかし、変形性股関節症で不安や恐怖を持っている人が予想外に多いことを再確認させられました。
『俺はこのままでいいのか!』と思いましたね・・・勝手に。
特に驚いたのが、20歳~30歳代の方々にも悩みを抱えている方が多いということでした。
それまでの私の患者さんには30歳代の患者さんが2人しかいなかったからです。
現在では16歳~76才までの患者さんを月に4倍ほど診る様になりました。

やっぱりこっちのほうが楽しい、これが天職だったはず・・・と言うことを再認識させられました。
もう私の生き方の方向性はぶれません。

今まで施術を受けていただいていた患者さん、ブログによって施術を受け始めていただいた患者さん、皆さんにお礼と感謝の言葉を贈りたいと思います。

『今年、私を目覚めさせてくれてありがとうございました。感謝いたします。』
そして、ぺこり~

来年もよろぴく~!
来年は本を書いてみせます!(図と写真がたっっっぷりの本を)


来年もきっと素晴らしい1年になりますよ!
楽しい人生にしましょう!

今年最後の・・・変形性股関節症を怖がらないでね

本日が今年の最終日です。
皆さん、来年1月4日にお会いしましょう!  See you!




病院から出てみませんか?

2006-12-27 00:24:14 | 施術のこと
入院患者さん、病院から出てたこ焼きを食べに行きましょう!
そういうことを言いたいのではありません。
そうではないのですが、入院中に抜け出して、ステーキやすしを食べに出た方もいるでしょうね。楽しそうですもんね。

今日言いたいのは理学療法士さんに!・・です。
病院で長い間勤務することは意味があると思います。
しかし、できればもっと患者さんに近い位置で仕事をしていただきたいと思います。
皆さんは必要とされています。
もっともっと病院以外のところで。

私も大学病院に長年勤務していましたが、今は病院をやめて正解だったと思います。
病院では見えなかった患者さんの退院後の生活状況や問題点が見れて、本当の患者さんの姿が見れる喜びを感じています。
病院にいると、退院後の患者さんが順調に回復しているものだと勝手に思ってしまいます。
病院で行った訓練や指導も自己満足で終わっていることも多いと思います。

私の願いです。
理学療法士の先生が多く病院から卒業していただけないものかと思います。
病院の外では、もっと皆さんを必要としている方々がいっぱいいます。

来年、私は2~3人の理学療法士に私の全てを教えたいと思います。
どこかに私のような変わり者の理学療法士さんはいませんか?

いきなり病院をやめなくてもいいんです。
私と一緒に勉強しながら現勤務を続け、自信がついたら辞めればいいんです。


皆さんにもお願いです。
いきが良く、元気で優しく、そして患者さんに人気のある理学療法士さんがいたら声をかけてみてください。
このブログを読んでもらってください。


来年、私は理学療法士で股関節を施術できる先生を育ててみせます!


変形性股関節症を怖がらないでね








“リハビリ”って

2006-12-26 01:34:07 | ちょっとしたこと
“リハビリ”=“トレーニング”と考えている方が多いのではないでしょうか

トレーニングは“リハビリ”のほんのほんの一部のことなんです。

リハビリテーションとは、『障害を負った人を、身体的・精神的・経済的・職業的・社会的に回復させること』なんです。
トレーニングは“身体的”の一部に過ぎません。
しかし、一般的にはリハビリ=トレーニングのように使われていますね。

私が大学病院に勤務していたほんの10年前には、本当のリハビリが行えていました。
必要によっては、家族との面談、患者さんの職場の上司との面談、電車に乗る練習(通勤訓練)、毛呂駅~高麗川駅まで電車に乗って、高麗川駅前の喫茶店でコーヒーを飲む訓練?もしましたね。(八高線というローカルな話)
その過程でバランスが悪かったとしたら、次の日のトレーニングのメニューが変わるのです。
患者さんの自宅に訪問して、トイレやお風呂のサイズを測ったり、便器の高さを測ったりもしました。
そして手すりの高さや家屋改造について家族や大工さんと打ち合わせするのです。
身障手帳が必要なら申請もしました。

全ては患者さんが自宅に自信を持って帰り、そこで生活ができる為の準備でした。

最近は入院期間が短かくなり過ぎて、本当のリハビリテーションが行えていません。
医療保険制度の改悪かもしれません。
非常に残念なことで、現場の理学療法士さんはじめリハビリテーションチームの方々も悔しいことでしょう。
何よりも患者さんは中途半端なリハビリにより不安を抱えて自宅に帰ることになるのではないでしょうか?

精神的に自信が無いと、外に出にくいし生活しにくいでしょうね・・・怖いですもん。
外来の訓練を受けても期限が決められましたね。
本来は、その問題点を地域リハビリテーションでカバーするのですが・・・どうなんでしょうか???

それが現状ですね。

ですから、理学療法士の皆さん!
理学療法士の皆さん!・・・・つづく!



変形性股関節症を怖がらないでね





12年前に手術を勧められました。

2006-12-23 01:55:56 | 股関節の基礎
最近、12年前に左脚の手術を勧められた方がみえました。
かなり痛かったのでしょう。
その方は、脚にきつくない環境に引越しをしたり、家事を家族で分担したりという対策をとったようです。

今回は反対の脚が痛いということで来られました。
では、12年前に痛かった方の脚はどうなっていたかと言うと・・・・。

現在はほとんど痛み無く軸足になっていました。
関節の動きもほぼ正常で、軸足になっているくらいですから、筋力はしっかりしていました。

もちろん手術はしていませんでした。

手術をしないほうがいいですよ・・・と言っているのではなく、ただ単にこう感じたのです。

人間の身体って予想を超えた不思議なことがおきるもんだな・・・と。
自然治癒力のなせる業なんでしょうね。凄い!


変形性股関節症を怖がらないでね




人間は総合力だ!

2006-12-21 09:31:59 | 股関節の基礎
人間は総合力だ! 芸術は爆発だ!・・・は?

人間は総合力なんです!
検査結果の一部だけで判断しないでください。
検査結果の一部だけで判断された内容に落ち込まないでください。

先日、ある患者さんがみえました。
先のブログで触れた、かなりの長い時間をかけて脱臼を起こしている方でした。
もともとの股関節の上方に偽関節がありました。
しかし、偽関節からも脱臼していました。
当然脚長差はありました。
もともとの大腿骨頭の位置から、現在の大腿骨頭まではかなり離れていましたが、
大腿骨頭の形がしっかりしているので、血管も切れることなくその位置を適応させていました。

しかしこの方、その脚に痛みはほとんど無く、今までに激痛らしい激痛も経験することなくすごしてきたようです。
スポーツもやっていたようです。
今回は逆の脚の痛みでみえたのですが、とにかく脱臼脚はほとんど痛くないのです。

それどころか、補高をした状態で歩くと、肩の横揺れはないし、歩行スピードは速いし・・・素晴らしい総合力でした。
ただ足が少し短いだけで、それも補高で解消していました。
レントゲン上は、大腿骨頭の上に骨が無いのですが、周りの筋肉がしっかりと大腿骨頭を固定して安定させているのでしょうね。

この方が人工の手術をすることには神経と血管を考えると危険性が高く、病院でもしない方向のようです。

長年ゆっくりと変化してきた上方転移の場合は、意外と人間に適応する時間を与えて、靭帯も血管も筋肉も神経もほとんど問題がないように適応するんですね。
この患者さんは総合力では素晴らしい能力があり、ほとんど問題が無いと私は考えました。もう、それほど大きな悪い変化もなしに現在の状態を一生維持できるでしょう。

人間の身体の適応力は、凄い!
これをお読みの方々も、おそらく人間でしょうから・・・凄い能力を秘めているのです。
自分の身体を信じて、感謝してくださいね。
人間は総合力だ!
芸術は・・・しつこ~い。



変形性股関節症を怖がらないでね







新しい関節ができる

2006-12-20 00:29:33 | 股関節の基礎
確率的には非常に少ないケースですが、もともとの股関節の位置から大腿骨頭が脱臼して徐々に上方に転移する場合があります。
もともとは先天性股関節脱臼があり、子供の頃からそうなっている方が多いかもしれません。

大腿骨頭は、脱臼したあとどこへ行ってしまうのでしょうか
レントゲンでは、簡単に上方に転移しやすいように見えますが、実は股関節周りには靭帯や筋肉がいっぱいあり、簡単には上方転移しにくくなっています。
長い時間をかけ、徐々に上方転移した大腿骨頭は、骨盤の一部に当たります。
当たっても痛くないようです。
そして、大腿骨頭が当たった部分の骨盤は徐々に削られ、丸みをおびそこが新しい関節になるのです。
この関節は“偽関節:ぎかんせつ”と呼ばれています。
偽関節とは一般的には1本の骨が骨折して、くっつかないときに、骨の骨折部が動いてしまい、関節のように異常な動きをすることを言いますが、このような股関節にできた新しい股関節も偽関節のひとつです。
レントゲン上は、もともとあった骨盤側の寛骨臼の上に、もうひとつ寛骨臼ができたように見えます。
もちろん偽関節には、軟骨なんてありません。

人間の身体の適応力の凄さです。
しかも痛くないのです。

『安心』のP50に出ている二宮さんの左脚はまさにこのような状況です。
筋肉の施術を続けた今では、痛みが無く最近は左片脚立ちも安定してきました。

人間の身体の適応力は凄いんです。

このような凄い適応力が他にもありました・・・つづく


変形性股関節症を怖がらないでね






お尻り返り

2006-12-16 13:03:07 | 施術のこと
“腓”という漢字をご存知でしょうか?
腓骨(ひこつ)、腓腹筋(ひふくきん)という使い方をします。
では、“腓返り”となると・・・ひ返り?日帰り?二泊三日???

これは“こむら返り”と読みます。
こむらとは、ふくらはぎと考えていいと思います。

皆さんには“こむら返り”の経験があるでしょう?
「ふくらはぎがつった!」と言うことです。
強くつると痛いのなんの。

筋肉が疲れているときや、身体が冷えているときに起こりやすいですね。
サッカーの後半や、ゴルフの終盤につりやすいですね。
寝ているときは身体が冷えますので、寝ているときもつりやすいですね。
筋肉の酸欠状態でしょうね。
血流が悪いんですね。

こむら返りのような筋肉の痙攣は、どの筋肉に起こってもおかしくないのはご理解いただけるでしょう。
股関節に関連する筋肉は20個くらいありましたよね。
それらの筋肉に、こむら返りのような症状が出たらどうなると思いますか?

股関節周辺に、急に激痛が起こります。
脚が床に着けないほど痛いんです。
その痛みは、こむら返りのようにすぐには取れず長引く場合が多いので、患者さんは骨がつぶれたと感じる人が多いようです。
そして病院に駆け込む。
レントゲンを見ると、痛みにかかわらず変形はある。
しかし、骨は変化していないことが多い。
変形があり痛みが強いと「そろそろ手術の時期ですかね・・・」となる。

そこで手術を考えるのも間違いではないでしょう。
しかし、そこで何も手を打たずに「そろそろ手術の時期ですかね・・・」と言うのは、あまりにもプロらしくないし、患者さんの苦痛をすぐに取ろうと努力するのがプロだと思うんです。
いろいろと手を尽くしても痛みが変わらなければ納得がいきますが。

私は手術に反対しているのではなく、その過程に文句を言いたいのです。

股関節を守るのは皆さんのお尻にある多くの筋肉です。
今日から覚えてください“お尻り返り”。
かなりの確率で、急激な痛みは“お尻り返り”なんです。

厄介なことに、結構深いところにある筋肉が“お尻り返り”になりやすいので、これをほぐすのはたいへんです。
しかし、ほぐさないといけないのです!
“お尻り返り”を起こしやすい筋肉が多いと、皆さんの股関節が長持ちしないからです。

ですから私は、皆さんのお尻をしつこく、汗を流しながらも押すのです。


変形性股関節症を怖がらないでね














お知らせ

2006-12-16 12:52:15 | Weblog
最近トラックバックにいかがわしいサイトが入ってきますので、トラックバックの受付をしばらく中断します。

来週月曜日からホームページ上に空き時間を公開して、そこから予約が取れるようになります。
しかし、あくまでも予約の受付であって、予約の確定ではないことをご了承ください。
LE SALON GINZAの予約は、基本的にはお店に来て施術後に次回の予約を取る方が多く、また、携帯メールで予約をする方も多くなっています。
基本的には先着の方を優先いたしますのでご了承ください。

ウォーキングバッグのその後

2006-12-15 01:14:32 | 楽な生活
さすがスワニーですね。
下手なかばん屋さんより売れたのではないでしょうか?
皆さんの杖感覚のバッグ(動く手すり)に対する意識の高さを感じました。


売れ筋ランキング、ベスト5

第1位 ティノ  ダントツの1位です。
第2位 コンフォルテ 
第3位 デニーモ(お店で取り扱ったカタログのみに載っていました)→スワニーホームページ
第4位 スポルト
第5位 ジップカート

この結果は、全くの予想外でした。

私がこれらのバッグを紹介したのは、患者さん数人が“ジップカート”を持っていたからです。
あまりにも使いやすそうでしたので、スワニー社と交渉して12月末までほぼ15%OFF(本体価格10%OFF+消費税無し)で販売しています。
しかし、10月から今まで“ジップカート”は見本として仕入れていた2つしか売れませんでした。
やるな、ティノ。

私も“カート”を3ヶ月使ってみました。
できる限り手荒く使ってみました。
今のところ故障も無く順調です。
今後は、ティノとコンフォルテを見本として置こうと考えています。

買い物や旅行が楽になるのは間違いないようです。


変形性股関節症を怖がらないでね






1月の空き時間です 20061214

2006-12-15 01:14:16 | Weblog
おかげさまで、12月の予約はいっぱいになりました。
ありがとうございました

2007年1月の予約空き状況をお知らせいたします。


     
1月8日 19:00~祝日です     
1月12日19:00~
1月15日17:00~
     19:00~
1月16日17:00~
     
1月18日19:00~
1月19日17:00~
     
1月20日19:00~
1月22日17:00~
     

以上

今後ともよろしくお願い致します

LE SALON GINZA
理学療法士 松本正彦




進行を止める薬?

2006-12-14 14:58:01 | 股関節の基礎
そんな薬はマツキヨでも売っていません。
解剖学的なことをじっくり考えると、それらしきものが見えてきます。

「進行を止めるために骨の手術をする。」と言う考え方もありますが、それだけで解決するのでしょうか?
重要なことが抜けているように思えて仕方ありません。

それは筋肉でもなく、神経でもありません。

骨がどのようにして栄養を取っているのかということを考えると答えが出るでしょう。
変形の進行を止める薬ともいえるものは、血液です。
血液の循環です。
骨や軟骨は、血液に含まれる酸素と栄養を必要として、血液が十分いきわたった状態では再生力が働きやすくなります。
骨が血液から栄養をもらっていると言う事実を覚えてください。
軟骨は血液が通る血管から漏れ出した酸素と栄養の入った関節液(赤くない)を吸い込むように栄養を取っていると言う事実を覚えてください。

皆さんは血流がよくなることを考えないといけません。
痛みがあると、反射的に血管が収縮してしまいます。
不安や悩みが続くと、自律神経を通して血管が収縮してしまいます(交感神経の働き)。
筋肉が硬くなると、血管を圧迫して血流が悪くなります。
不安や悩みを抱えないでください。
痛みがあったら筋肉をほぐして痛みを取ってください。
どちらも解決できる先生を探してください。

心臓から出た太い血管は、お腹の中を下降して骨盤の中で左右に分かれて股関節の前をとおり足先まで伸びています。
その過程で何本かの細い血管に分かれて、骨盤や大腿骨に栄養を与えています。
もしもこの血管が縮んだり、圧迫によって血液循環が悪くなると、再生力が低下したり、骨に穴があくのです。
骨に穴があくのは骨が悪いからではなく、血液循環が悪いのです。

私は筋肉を強めにほぐす施術を行っていますが、施術の究極の目的は血液循環をよくすることなのです。


変形性股関節症を怖がらないでね








Mobility on Stability

2006-12-13 00:05:25 | トレーニングのこと
たまには知ったかぶろうと難しい名前の題名を付けましたが、無理をしました。
スペルがわからなかった・・・無理するもんじゃないですね。

Mobility on Stability、読み方はどうでも良いです。
簡単に言うと“安定を基盤としての動き”と言う感じです。

人間は動くものです。しかし、どうしてもその動きに目が行きがちです。
歩く、階段を上る、走る・・・このような動きと言うのは、その動きができるための“安定”が準備されていないとできないのです。

子供の発達を考えるとわかりやすいです。
首が座ると言う準備がないと寝返りはできません。寝返ると言う準備がないとお座りができません。お座りができないとつかまり立ちができません。
しっかり立てないと歩けません。
皆さんが上手に歩きたいと思うとき、歩くための筋肉を個別に鍛えることを考えるかもしれません。
横向きで足を挙げる、うつ伏せで足を挙げる・・・このような動きを伴ったトレーニングは、安定がしっかりしているときには有効でしょう。
しかし、その前に準備しなくてはならないことがあるのです。
じっと立っていることの安定です。
これができていないと、歩行は改善しません。

わかりやすく言うと、“片足立ち”の安定です。
両肩の高さが一緒の状態で右脚で立てますか?
両肩の高さが一緒の状態で左脚で立てますか?
片足立ちのできない方、大殿筋を鍛えなおといけないかも知れませんね。
右肩が下がる方、右の中殿筋を鍛えないといけないかもしれませんね。

でも大丈夫。
片脚を一歩前に出して、両肩の高さを揃えて、前に出した脚に全体重をかける反復練習をすること。(膝は伸ばしてくださいね。)
このトレーニングで大殿筋も中殿筋も内転筋も・・・20個くらいの筋肉が鍛えられるのです。

こうして両足の片足立ちが安定してできるようになれば、歩行の準備完了です。
焦らず、地道に繰り返してみてください。
ほとんどの方の歩容がきれいになります。
歩容がきれいになると、無駄なエネルギーを使いませんので、長い時間歩けるようになるのです。

何ごとにもしっかりとした準備が必要なのです。
何を準備すればいいのか、一人ひとりに合った指導をするのも私の仕事です。



変形性股関節症を怖がらないでね



2006-12-09 21:17:04 | 施術のこと
新大阪です。
本日は兵庫、和歌山、大阪、奈良から多くの方が来てくださいました。
感謝です。

先日東京に来ていただいた京都の方が、体調不良のため明日来れないというメールが届いた直後に、奈良から『お母さんを助けて!』というメールが届きました。

原文です。『初めまして、私は奈良県○○市にある△△というところから今、メールをしております。助けてください・・・。
母が『変形性股関節症』と診断されました。今行っている○○クリニックでは、いずれ手術をしてもおかしくない状態だと言われました・・・。
それ以来ずっとネットで全国のいろいろな病院、先生を探し続けてきました。そして、今日・・・松本先生の股関節痛は怖くない!と書かれたブログが目に飛び込んできました!!
今までの先生は、はっきり言って冷たいものでした・・・。
患者は少しでも楽になりたいから、医師に救いを求めますよね?
痛みがきついから、少しでも痛みを保護できるように何かサポーターとかテーピングはありませんか?とたずねたところ、素人には無理です!!と言われました。
「素人だから無理?」無理で終わってしまいました。この人は患者の気持ちがわかってないし、この人には母さんを治せないと思い、さらに理解のある先生を探していたところ、このブログを見つけました!母の痛みを松本先生ならわかってくれるかもしれないと、思い切ってメールをさせていただきました。9日~12日まで新大阪で施術予定があるのですか?
やはり診ていただくことは不可能ですよね?・・・。
痛みがきついらしく、ほとんど歩けない状態で、家の中では杖をついて、外では車椅子です。
先生助けてください。無理を言っているかもしれませんが、先生のお力をお貸しください。』

お母様の具合が急を要するときに、私がたまたま大阪にいて、たまたまブログを知り、たまたまキャンセルが入った。
縁でしょうか?

絶対助けます。絶対歩けるようにします。


変形性股関節症を怖がらないでね

FROM SHIN-OSAKA


やった~屋根!

2006-12-09 00:52:03 | 診療のこと
先日の患者さん、仕事を続けるために身障手帳が必要となった。
身障手帳申請書を書いてもらう目的のためだけに、初めての病院に行ったようです。

病院の先生は、この患者さんのレントゲンを見ながら「人工関節にするようだね。よくもって5年だね。穴があいてて、ある日突然この穴がつぶれるんだよね・・・・・・・」と長々と説明してくれたようです。

この患者さんは、先生の説明が続く中レントゲンにある物を発見。
10ヶ月前には無かった臼蓋の“屋根”が両側にできていたのです。

結構深刻な説明が続く中、「やった~屋根(骨棘)ができてる!」と思ったらしい。

この患者さん、すごい!



変形性股関節症を怖がらないでね

FROM SHIN-OSAKA




手術前ガツン!

2006-12-08 15:00:10 | 手術のこと
最近、手術日が決まっている新患さんも多いですね。
施術の結果手術を断る方もいますが、それぞれの生き方です。
今後手術をするにせよ延期するにせよ、手術前に筋肉(血管と神経も含む)を正常化しておくことは重要です。
手術後の経過が非常によいのです。
人工関節の手術では、内転筋を切除することがあるのですが、それを防げるかもしれません。
人工関節の手術では、神経や血管が伸ばされますので、術後の合併症を防げるかもしれません。
もちろん人工関節の手術では、筋肉も伸ばされますので、手術後の筋肉の痛みが防げるかもしれません。

人工関節にしろ、自骨の手術にしろ、手術前には筋肉の状態が悪いものです。
そのまま手術に臨むよりは、手術前に筋肉をガツンと正常化させていくといいのです。

そういうこともあるのです。



変形性股関節症を怖がらないでね





【INFORMATION】

本日午後6時頃の新幹線で大阪に施術に行ってきます。
9日から12日まで。ホームページからのお問い合わせは携帯に届きます。
その他、携帯に直接ご連絡ください。
大阪は、初めての方が多いです。
“関西連合募集”なんて言っていた時期もありましたね。
近畿全府県から多くの予約をいただきました。すごい成長ぶり~。
ありがとうございます。
ただただ、ありがとうございます。

鹿児島出張決定!
1月26日~1月30日午前まで。
予約先:mm1110mmのあとに@docomo.ne.jp

2月は静岡を予定していますが、その直後に続けて名古屋に行きます!
日程が決まり次第報告いたします。
名古屋の方々、お待たせいたしました!