股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

腰痛の経験から 2

2009-08-31 00:19:59 | 痛みのこと
●8月27日で大原先生の実技指導が終わりました。
今のところ、今年11月頃に東京・吉祥寺での開業を考えています。
最近は、大原先生に“ある筋肉”をしっかりほぐしてもらっているので、腰の状態が絶好調なんです!



私は20歳代の頃、埼玉県新座市の整形外科に勤務していました。

この病院の院長は、触診の名人でした。
そして、整形外科医としての治療を当たり前に行ってくれました。

私は20歳代に2回重度なぎっくり腰を起こし、仕事に支障をきたしました。

その度に院長先生は、レントゲンを片手に私の腰の骨を強く押しました。
筋肉を強く押したのではありません。

そうすると、ある場所で激痛を感じました。

次に院長先生は、私が一番痛がった腰の骨(腰椎棘突起)の奥にステロイドの注射をしました。


するとどうでしょう。
すぐに動けるようになり、次の日から普通に仕事ができました。

一時的だと思うでしょ?

違うんです。


その後、全然痛みが出ないんです。

ステロイドには、劇的に炎症を取り去る効果があるのです。



私は薬が大嫌いです。
ですから、ステロイドの使用をどんどん勧めるわけではありません。

薬には“効果”と“副作用”があると思います。
すべてに副作用があるのかもしれませんが、“効果”の方が勝って、患者さんの心身が楽になるなら、有効に使用するのも良いのではと思います。



目の前にいる、痛みを訴える患者さんに対し、整形外科医が今できる治療法です。


ケースバイケースでしょうが、“炎症”が疑える患者さんには、ステロイド注射も一つの選択肢であるべきだと思います。
また、その注射を患者さんが拒否するのも一つの選択肢です。

希望する患者さんの選択肢としてあってもいいと思います。


私は、腰痛が急に楽になった経験から、そう思うのです。




私は、痛みの原因は筋肉の痛み80%、関節の炎症20%と考えています。

筋肉の施術後に、症状が戻りにくい人は、ほとんどが筋肉の問題だけなのです。
しかし、症状が戻りやすい方には股関節関節包内に炎症がある可能性がありますので、ステロイド治療を勧めることがあります。

しかし、なかなかその治療を行っている病院がないのが現状です。


膝関節には行われるのに、色々な問題があり股関節には行われないのです。




もっと、情報を集めてみます。





変形性股関節症を怖がらないでね


腰痛の経験から

2009-08-29 00:10:07 | 痛みのこと
●私の店のホームページがどこにあるかわからないと言うお問い合わせがいくつかありました。
このブログの左隅の下の方に『ブックマーク』という項目があります。
その一番上の「LE SALON GINZA ホームページ」とありますので、そこをクリックするとホームページに移ります。
最近は、このブログの記事の下にも載せています。

ここをクリックしてもらっても結構です。

宜しくお願いいたします。




1年くらい前にきづいた。

腰痛が少し再発していた。
電車で長く座っていると、立ちあがる時に腰が痛くて腰が伸びなかった。


1年前、座り方が悪かった事に気づいた。

私はいつも骨盤を後傾させてややネコ背姿勢で座る癖がある。
いつもそう感じていた。

1年前、電車で座る時に骨盤を前傾させて背筋を伸ばすように座るように気をつけてみた。

やたらと座高の高さが目立った。(脚も長いが座高も高い)


一瞬腰が痛いのだが、すぐ慣れて、立つ時には全く痛みが無くスッと立てた。




皆さんの多くは、長時間座っていて立とうとすると痛みが出ると言う方が多い。


どうすれば痛みが出なくなるかは、一人ひとり違うだろう。


いろいろ工夫してみてはいかがでしょうか?

きっと解決策があるように思う。



私の腰痛の経過から、そう思った。


朝起きた時の痛みも、解決策があるはずだ。

いま、対策道具を検討しているが、きっとあるはずだ。






変形性股関節症を怖がらないでね


むち打ち症の握力低下 2

2009-08-27 20:11:32 | 筋肉の話
大阪では大変多くの方にお世話になりました。
ありがとうございました。
早く大阪に店を持てるように進めています。
はっきりしたら、真っ先に皆さんに報告しますね!
意外と近いかも・・・。

9月20日は名古屋に行きますよ!
9月25日からは鹿児島に行きますよ!
10月23日からは札幌に行きますよ!
11月13日からは仙台に行きますよ!

私は長く生きますよ!



前の記事では、首の症状が手の筋肉まで広がった実話を書きました。

股関節の症状も、脚先まで広がります。

股関節周りを深圧施術すると、足の指の痛みが無くなった、足の指の動きが良くなった・・・なんてありきたりです。

もちろん、膝や腰に広がった痛みも改善することは多い。


この症状の広がりは、関連痛と言うのかもしれない、広がる経路を経絡と言うのかもしれない。
主には筋膜を伝わるようだ。

神経にそって広がるのではない。

実際に施術していると、関連痛や経絡でも説明できない症状の広がりも発見できる。


人間の身体は不思議だ。



筋の施術を行わないと、症状がだんだん広がっていくのがわかると思う。
これがいかにも“骨の変形の進行”のように感じるのです!


レントゲンを撮ると、ほとんどの方に骨の進行変化はない。

骨は変わっていないのに、痛みが増え、痛みが広がり、歩行能力が低下していくのです。


皆さんはこの事実をどのように考えますか?






患者さんを対象とした研究を行う時には、筋肉の病気の個人差については無視されます。




変形性股関節症を怖がらないでね


むち打ち症の握力低下

2009-08-25 00:02:52 | 筋肉の話
大阪の4日目が終わりました。
明日午後7時半までで終わり、新大阪まで走り新幹線の中でも走ります。

今日、すっごい話があったんですよ。
それはね・・・近々報告できるかも知れません。



京都のある病院が人工関節手術後の経過の悪い方を対象として、筋力強化の効果を探ろうとしているらしい。

入院期間の短縮化が、人工関節手術後の経過の悪さをもたらしているのだろうか?
だからこんな研究がなされようとしているのだろうか・・・?

しかし、筋力の研究については十分考慮しなければならないことがあると思っている。


13年前整骨院の院長をしている頃の話。

その患者さんはごっつい体格の良い男性だった。

通常の握力は60kgなんです・・・と自慢げに話していた。


数ヶ月前に交通事故にあい、むち打ち症(首の捻挫)を受傷していた。


私が見た時は、握力が10kgだった。


首の捻挫なのに、遠く離れた手の筋力(握力)が85%も低下していたのだ!

2週間3~4回の整骨院的短時間施術で握力は55kgに回復した。



筋力低下には、このように筋肉の病気による筋力低下があるのです。

使わないことによる(脚の場合は脚をかばうことによる)筋力低下とは別の筋力低下なのです。

この男性の場合、55kgの筋力は持っていたのに、首の症状が手まで広がり手の筋肉の病気となり、握力が低下していたのです。

手を使わない筋力低下では、こんなに短期に改善はしない。


握力が10kgまで低下しているから、手の筋力を強化すればいい・・・だけではないのです!


私が、皆さんに『筋力トレーニングは危険なことがあります。』と言う理由はこのことなんです。



まずは筋肉の病気(主には筋力低下と股関節周りの痛みを伴います)を治す。
筋力強化はそれからでいいのです!
私は、筋肉の痛みをできるだけ治してから、比較的安全な患側荷重という筋力トレーニングを指導し、悪い方の脚に体重をかけられるようにして、生活で筋トレができるようにしています。



つづく




変形性股関節症を怖がらないでね


本性

2009-08-24 04:20:39 | 私のこと
私は孤独が非常に落ち着きます。

みんなでワイワイしていると落ち着く人も多いと思うんですが。私はひどい人見知りで引きこもりに近いのかなと思います。

ですから、出張に行ってもホテルに引きこもっていて、観光はしないし、食事も全国チェーン店で簡単に済ましていますねぇ。


最近ある方に『先生の出張は孤独だね。』と言われました。

ピンポ~ン、でも孤独が好きなんです。


そんな私が『全国に60ヵ所深圧院を作る!』なんて言っているんです。
イケイケドンドンに見えるかもしれませんね。


ブログも書かず、ひっそりと地味に口コミだけで深圧を続けたいというのが本来の姿です。


しかし、何気なく始めたブログが、『それではいけないんだよ!』と教えてくれました。


でも本性は変えられない。
かなり無理しつつ続けている面があると思っています。



このブログを始めてから、全国に悩んでいる方が多いと言うことがわかり、放っておけない気持ちが沸々とわいてきました。
しかし、人と会うのが苦手・・・。
だけど放っておけない・・・。
しかし、孤独が落ち着く・・・。


こんな葛藤の毎日ですね。


精神的にきつく、さらに引きこもってしまう時がありますね。



施術中はそのように見えないと思うのですが、そんなチンケな人間です。

鞭打って違う自分を演じて行こうと思いますが、皆さんのご協力が無いと無理だと強く思っています。


是非是非、背中をどんどん押してください。


それが無いと、ある日引きこもりそうです。


引きこもっこりまっちゃん。


そうならないように頑張ってみます。


大阪のホテルに独りで夜中に・・・こんなこと書いてます。




変形性股関節症を怖がらないでね


開かないまま育つということ

2009-08-20 00:13:22 | 股関節の基礎
●字が小さくて見にくい人は、このブログの右側に“文字サイズ変更”項目が設定されました。
●本日雑誌「安心」から取材依頼がありました。
●宮川先生がイシンバエワに似ているといううわさが広がっています。




もう、25年くらい経つだろうか。

当時勤務していた整形外科病院では、赤ちゃんの“内転筋拘縮(ないてんきんこうしゅく)”に対しての施術を行っていました。

生まれた時から、股の開きが悪い赤ちゃんがいるのです。

男の子もいました。
股関節脱臼とは別の症状の子もいました。


おそらく、お母さんのお腹にいた時の不良姿勢の後遺症ではないかと思います。


赤ちゃんの検診などで発見されることがあります。


赤ちゃんを上向きに寝かせます。
曲げた膝を持って股関節を曲げながら股関節を開きます(開拝といいます)。

すると正常児では、両膝が左右の床につきます。


(まずは、股関節脱臼の有無を整形外科で確認してもらいましょう。
股関節脱臼に関しては、装具療法などで治療が行われます。)


股関節の位置が正常である場合、この開拝が硬い赤ちゃんの内転筋をほぐして、やや強制的にストレッチするのです。
そうすると、意外と早く両股関節は正常範囲に開くようになります。
もちろん、お母さんに方法を指導して、自宅で行えるように指導もします。


運よく、赤ちゃんの時にこの施術を受けている子はいいのですが、内転筋拘縮があるにもかかわらず、しっかりと施術を受けられないで育った場合はどうなるのだろう?


小学校では、開脚前転ができないかもしれない。
跳び箱を飛ぶ時に股が開かないので、うまく飛べないかもしれない。

中学生になって、部活動で激しい動きを行った時、内転筋を傷めてしまうかもしれない。


大人になると、内転筋の硬さに疲労が加わり、急に脚が前に出なくなり歩けなくなることがあるかもしれない。


この症状は、股関節の構造が正常であっても起きることがある。
臼蓋形成不全症+内転筋拘縮もありえる。




皆さんの中には、子供の頃から股関節周囲の筋肉が硬かった方も多いと思う。


特に内転筋が。



内転筋の硬さの歴史は、30年かもしれない、40年かもしれない。

しかし、意外と内転筋の集中的な施術で開きが良くなり痛みが出なくなる方が多い。



できれば、赤ちゃんの時にチェックと施術が受けられればいいですよね。

子供の頃に施術を受けられなかった方も、心配はいりません。
今からでも改善の可能性はあります。


お子さんの内転筋拘縮に気づいて、病院で股関節脱臼はないと言われ、どこでも施術が受けられないでお困りの方がいらっしゃいましたらご相談下さいね!



赤ちゃんのこともまっちゃんにお任せ!


まっちゃん本舗!




変形性股関節症を怖がらないでね


『ごめんなさい!』

2009-08-17 10:27:17 | 施術のこと
どうしたら皆さんが楽に施術が受けられるのか・・・もう10年以上考えてきた。


ベッドはアメリカ製のクッションが厚く柔らかいものになった。
幅も70cm以上あり、身体の向きを変えやすいタイプにした。
頭の枕は、気持ちよく沈むデンマーク生まれのあの枕にした。
顔枕はできるだけ顔にしわがつきにくく、うつ伏せになった時に顔の下に敷く紙も肌にやさしいタイプを選んできた。




患者さんの関節の動きに合わせて、3つの枕を準備するようになっていた。




その患者さんは、股関節が伸びにくかった。(股関節屈曲拘縮)
だから、一番大きくて高さのある枕を膝下に入れて施術をしていた。
(上写真の真ん中の枕)

うつ伏せになった時は、股関節と足先に小さなまくらを入れていた。





『ごめんなさい。』
かなり配慮していたつもりだが、この方には不十分だった。



上向きで施術する時に、大きな枕を膝下に入れてはいたが、その枕では高さが低すぎたのだ。

股関節の屈曲拘縮が強い方の場合、かなり大きな枕を膝下に入れないと、ももを押す時に腸腰筋が伸ばされ過ぎて痛いのだ。




今では、膝下に枕を2つ入れるようにした。


これで、施術時の患者さんの姿勢としてはかなり楽になった。



この姿勢で施術を受けるようにしてから、施術後の効果がさらに上がった。
施術時の姿勢が苦しくなると、痛みが増えることがあるのだ。


『長い間気づかずにごめんなさい。』


患者さんに申し訳なかった。



如何にしたら、患者さんが楽に施術を受けられるのか。
“股関節専門”では、特上の配慮が必要になることがあるのです。


以後、気をつけています。








変形性股関節症を怖がらないでね


お返事を頂きました!

2009-08-15 04:41:06 | 心のこと
私は、手術をしたいという方には、患者さん間で評判の良い先生を何人か紹介しています。

一方、手術をしたくないという方にも、先生を紹介はするのですが、患者さんから聞かれたときに紹介する程度でした。

手術をしない方針の先生がほとんどいないから、その先生が忙しくなり過ぎるのを危惧していたからです。


しかし、その先生を紹介した患者さんたちが、どんどん元気になっているのです。


その理由は、股関節専門の整形外科医の先生でありながら、患者さんの心理状態まで考慮してくれて、患者さんが安心する言葉をかけてくれるからです。
また、骨の自己修復力についても、私と同じ考え方です。
つまり、骨の変形を“悪いものでは無い”というレントゲンの診方ができる先生なのです

私が説明するよりも、専門の整形外科の先生に説明された方が効果は抜群のようなんです。


その先生は、このブログでも時々書いていました矢野先生です。


もうご存知の方も多いと思うのですが、先日、矢野先生に『どんどん紹介させてもらっていいですか?』と問い合わせたところ、次のようなお返事を頂きました。


『当方に通院されていた患者さんが松本先生の治療で症状が緩解して喜んでおります。
ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
紹介の件は了解いたしましたので遠慮なくご紹介ください。
私の方からも松本先生のところに紹介させて頂きたいと思います。
無用な手術を避け、自己管理することは私の医療モデルであります。
銀座新橋の装具屋さんも丸の内クリニックに参加しております。 
銀座グループとして股関節症だけでなく腰痛症や膝関節症、脊柱症や肩関節周囲炎、足関節症などの正しい有益な治療が発展することを願っております。
よろしくお願いいたします。          矢野 英雄 』


と言う事で、これからはどんどん紹介をさせていただくとともに、お互いの協力体制を高めていくために連絡を取り合おうと考えています。


矢野先生は、私が埼玉医科大学に勤務していたころ、同じ埼玉県内のリハビリテーション病院にいらっしゃったので、お名前だけは聞いていました。

矢野先生が山梨県の富士温泉病院に移られてからは、多くの患者さんから矢野先生の評判を聞くようになりました。

私は、矢野先生がどんな先生なのかを知りたくて、3年前に鹿児島の患者さんの受診につきあって山梨まで行ってきました。

矢野先生が患者さんに向かって言ったことばで印象に残っている言葉あります。
『あなたの顔なら良くなりますよ!』
『股関節に屋根ができたので、もう手術は要りません!』
と言う言葉でした。


患者さんの表情をしっかり見ている先生には、今まであったことがありませんでした。
実は私も患者さんの表情を重視していたので、プチ感動しました。
患者さんの表情には、心の状態がストレートに出るからです。



ついつい、前置きが長くなりました・・・。トホホ・・。



矢野英雄先生
連絡先 富士温泉病院 股関節外来 0553-26-5001

東京では、日本橋、八王子、世田谷でも診察をされています。
銀サロでは主に、銀座に近いこともあって日本橋での診察場所を紹介しています。







変形性股関節症を怖がらないでね


「手術をして良かった!」

2009-08-13 09:46:45 | 手術のこと
手術をされた方々には「手術をして良かった!」と言ってほしいよね。


先日、病院に入院中の方と連絡を取り合った。

人工関節の手術を受けて3週間、痛くて脚に体重をかけられないとのこと。


決心して、術後の楽な生活を想像して手術に臨んだのに、現実は痛みのために歩けない。
しかも、入院中なのに。


人工関節手術の場合、術後に生活が楽になる方が多いのは事実。
しかし、確率は小さいと思うが、術後に痛みが残る方がいるのも事実。



術後のこの気持ちをどこにぶつければいいんでしょうか!




銀座のあいつにぶつけてやれ!




そういえば、2年前にもそんなことがあったなぁ。
いま、その方は非常にきれいに歩かれ、電車に乗って仕事に通っている。
まさに、「手術をして良かったね!」状態。

良かった、良かった。




いま、入院中の方も、必ず綺麗に歩けて、痛みの少ない生活をおくれるようになります!
心配しないで、焦らずに。



そして、絶対言わせる・・・「手術をして良かった!」。






アタタタタ・・・誰か何かぶつけた?




変形性股関節症を怖がらないでね


健康のコツ

2009-08-12 01:32:29 | 筋肉の話
●このブログのブックマークに、愛知県一宮市の岩田先生のホームページを登録しました。
6月に研修を受けた先生です。
一宮市周辺の方、宜しくお願い致します。

●同じく愛知県の早川先生のホームページ「松本深圧院NAGOYA」が間もなく完成します。
完成しましたら、詳細に紹介いたします。

宜しくお願い致します。




“体幹”という言葉があります。
“たいかん”と読みますが、身体の幹(みき)ということで、胸から腰までの部分、つまり胴体のことを言います。

身体の幹からはえた枝を、四肢と言います。
両手と両足です。

幹がしっかりしていないと、枝は安定しません。

ですから、手足が上手に使えているということは、体幹が安定しているということになります。


体幹には肩甲帯と骨盤帯があります。


骨盤の重要性については多くの情報があふれています。
しかし、いまいち肩甲骨の重要性についての情報は少ないようです。

私は、“胸を張る”ことをすごく意識しています。


これには不純な理由もあります。


胸を張ると、お腹がへこみ・・・結果として姿勢が良くなるのですが、“いつまでも老けて見られないように”という思いがありますね。

理想は、かつてNHKの朝の体操に出てきていたおじさん先生の姿勢ですね。


姿勢に関しては、骨盤も重要なのですが、肩甲骨を近づけて胸を張るということも重要だと思います。

胸を張ることは骨盤にもいい影響を与えそうです。
そして股関節にも。

もちろん肩こりや頭痛にも。



健康のコツ、略して肩甲骨。

皆さんも胸を張ってみてはいかがですか?


今の子供達は、胸を張ることを「か~すが」といいますね?




現在、アシックス社製の「肩バランスアップアンダー」のノースリーブを試しています。

長女の姿勢が気になっているので、まずお父ちゃんが試してみて・・・というのもあるのですが。


無意識でも胸が張れる感じはありますが、ぴったりしていて今の季節は少し暑く感じますね。



こんな私ですが、胸を張って生きていきたい!





変形性股関節症を怖がらないでね


絶対おかしいよね!・・・よね! 2

2009-08-10 13:34:50 | 股関節の基礎
8月ですね。
今年は大雨ですね。
大雨、地震、大丈夫ですか?

8月には東京のある先生の最終指導を行なっています。
股関節専門の深圧施術者です。
すでに技術的には完成に近いのですが、知識と専門的な技術を指導しています。

秋頃には皆さんに紹介できると思います。
吉祥寺か?立川か?それとも・・・?





先日来られた患者さんは病院でこう言われたそうです。


「手術をする気になりましたか?」



人工関節の手術を勧められたようです。

人工関節を勧められること自体は、珍しいことではないけど、この患者さんに対しては絶対におかしいと思った。


子供の頃、先天性股関節脱臼があった。
現在の年齢は30歳代中盤。
走れる。
筋肉の施術にて痛みは軽減した。
関節可動域も広がった。
長距離歩くと少し痛みが出る程度。


施術の結果を差し引いても、その方の経過、年齢、総合的な運動能力、痛みの場所と痛みの質などを問診や触診で調べれば、こんな言葉は出ないと思う。

股関節専門の先生。
ほとんどレントゲンだけしか見ていない。

レントゲン写真も、正常ではないが、異常は強くない。


私は、「先天性股関節脱臼があった。」と聞くと一安心することがある。


それだけ経過が長いということは、すでに骨の変形(修復)が終わっている方が多いからです。


“末期”と言う言葉よりは“安定期”の方が適語だと思う。


総合的に考えて、人工関節の手術が必要な方もいると思います。

しかし、しっかり診察をして適応を検討するべきであり、手術は最終手段であるべきです。



膝関節では、ほとんどのケースで手術は最終手段となっているのに、なぜ股関節はそうではないのか?

同じ変形性関節症であるのに、なぜ股関節だけが「進行性だから・・・」と言う考え方になるのだろうか?



ただいま、「絶対手術はしてはいけません!」という股関節専門の整形外科医を紹介できるように、その先生と交渉をしています。


絶対手術をした方がいいと考える先生がいっぱいいても良いと思うのですが、絶対手術をしてはいけないという先生もいっぱいいても良いよね。


絶対手術をしてはいけない、と言う先生があまりにも少な過ぎることが問題だと思うんです。



変形性股関節症を怖がらないでね




NO MORE HIBAKUSHA!



変形の経過

2009-08-07 18:36:22 | 股関節の基礎
私の2番目の弟子が宮川先生(6年目)です。
1番目の弟子は、まだ皆さんには隠しています。

彼は深圧歴11年目で股関節を一緒に診始めてから10年が経ちます。
私達のグループに加わってほしいのですが、しがらみやタイミングが合いませんね。
うまくいかないものです。

うまくタイミングが合えば、『さいたま市』が有力なんだけどな・・・。







変形の経過について、私の考えを書きます。(「松本理論」とでも呼ぼうかなぁ・・・。)


下のグラフ、縦線が「変形の程度」を、横線が「年齢」を表しています。




このグラフでは、ある年齢から変形が出始めて、その変形は何をしても止まることなく、どんどん変形の程度が重度化しています。

このグラフのように何をしても変形が進むのであれば、「変形は進行です」という言葉は納得できます。

しかし・・・。
実際は・・・。





このグラフを見ると、オレンジ色の線と深緑の線があります。

オレンジの線は、私がこのブログ内で“TypeⅡ”とか“大転子高位”とか呼んでいる方の変形の経過を表しています。

すでに生まれた時に変形があるのです。
しかし、その変形がある状態で安定をしていて、年齢を重ねても変形に変化が出ないタイプの方です。

ただ、筋肉への負担はかかりやすいので、筋肉疲労が限界を超えると痛みは出ることがあります。


深緑の線は、ある年齢になるといかにも進行性かのように変形が進みます。
しかし、何年かすると変形は落ち着き、骨の形は安定します。
骨が変化している時期だけを見ると、たしかに“進行性”のように見えます。


変形が落ち着くまでに何年かかるかは、個人差があってはっきりしません。


ですから、この間に痛みをこらえ切れずに手術をされることは間違いではないと思います。
その方の人生に対する考え方で、手術を受けるとか、手術はしないとか判断されればよいと思っています。

絶対手術はしない・・・という生き方を選択するのであれば、絶対に手術をしないでも一生を過ごせます。

しかし、脚長差が出たり関節の動きが悪くなって生活に制限が出ることはあるでしょう。
痛みが長期間続くこともあるでしょう。



最も問題なのは、「進行性ですから・・・」「どうせ進行だから・・・」と言って、進行を止めようとしないことです。


今、目の前にいる、痛みを訴えている患者さんに何もしないことです。



“進行性”とは、何をやっても進行を止められないことです。


プロとしては、何もしないで「進行性です。」とだけは言いたくないですね。




「松本深圧院 NAGOYA」のホームページです
まだ完成はしていないようですが、一部が見れます。
完成は来週です!

宜しくお願い致します。



変形性股関節症を怖がらないでね




NO MORE HIBAKUSHA!







ダイソー・・・恐るべし!

2009-08-06 20:08:11 | 楽な生活
話には聞いていた。

本日の患者さんが、すごいアイテムを持って来てくれたので、さっそく紹介します。


商品名は「脚長メイク 美脚ヒールアップクッション」
こんな感じ。



アップにすると、“かかとUP 1.5cm”とある。





本来はブーツの中に入れて、脚を1.5cm長く見せるための商品。
だから、通常は両脚の靴の中に入れるもの。


私は美脚だし、脚長だから必要無いと思っていたが、これはすぐれものだと思った。


脚長差のある方にいいと思う。
短い方の靴の中敷きの下に入れればいい。





しかも、ダイソーの商品なので左右1対で100円なのだ!



ダイソー、恐るべし!



100円ショップにはこんな中敷きがあるのは知っていたので、いくつか買い置きして、患者さんにサービスとして中敷きを入れてあげてはいたが、こんな商品があったとは!







そして、その方はこうも言っていた。

「らっこちゃんはノーベル賞もんですね! 痛くなっても重力を利用してらっこちゃんに乗るとすぐに痛みが取れる!」と。






ムフフフフ・・・うれしかった。




変形性股関節症を怖がらないでね




NO MORE HIBAKUSHA!


またまただけど。

2009-08-05 02:07:48 | 心のこと
たびたび患者さんに言われるんです。

『宮川先生は隣の部屋でエステやってるんでしょ?』

そう思っている方が意外と多いようです。

宮川先生の担当は、95%の方が股関節です。
宮川先生の深圧歴は6年目になります。
押すことが好きなので、銀サロに加わっていただきました。
今後ともよろしくお願い致します。





昨日来られた患者さんも、7月31日の記事の方と同じ先生で同じ経験をされていました。


平成13年にRAOの手術後、それはそれは痛くて、歩くのが怖くなったそうです。

「筋トレが足りないから痛いんです。」と言われていたそうです。

その痛みは6年間続いたそうです。
その間、本人としては“安静にする”事しか方法が無かったそうです。


平成19年3月に札幌で初めてその方とお会いしました。
その頃は10m歩くのも大変でした。


ちょうどタイミングが良かったのかもしれませんが、メキメキ改善してきました。


今日見たところ、筋肉はかなり正常化していました。
歩容もgoodでした。

帰りは三越によって帰ると言っていました。



骨に関しては、現在矢野先生に診てもらっていて、今年のレントゲンで改善がみられ「良く頑張ったね。」とほめられたと言っていました。



その方が、7月31日の記事の方に次のことを伝えて欲しいと言っていました。



1)絶対良くなるから、焦らないで!

2)安静にしていても筋力は低下しません。







変形性股関節症を怖がらないでね




耳より情報:ちょっと前の“秘密のケンミンshow”「大阪府民はソフト麺を知らない」に眼鏡をかけた私がちょこっと出ていました。
見た?

天使と土方と大工

2009-08-03 02:27:22 | 心のこと
藍ちゃんはもう少しだったね、残念だったけど、大健闘!
それにしてもハニカミ王子遼君はすごいね、まだ17歳だもんね!




「~の天使」
「~の土方」
「~の大工」

さて、~に当てはまる言葉は何でしょう?




理学療法士は「白衣の土方」と呼ばれることがあります。
体力勝負ということでしょうか?

整形外科医は「白衣の大工」と呼ばれることがあります。
確かに、のみ、のこぎり、かんな・・・を使いますからね・・・。

看護師さんは「白衣の天使」。
つらい時に一言優しい声を聞かされると・・・「天使だ!」、よくわかります。


私も脳腫瘍で1ヶ月間神経内科病棟に入院していたことがありました。
その時は、急に意識が無くなったり、顔がけいれんでうまくしゃべれなかったりしていました。

そのころの記憶自体があまりないのですが、天使がいっぱいいたのはよく覚えています。


「土方」さんも「大工」さんも、設計図に従い、正確な仕事をしてなんぼの職業ですね。


ただ、「白衣の~」となると、相手が人間(患者さん)だけに、正確だけではだめですね。

人間の場合は設計図に描かれていない事も考慮しなければなりませんし、心がありますもんね!






私は、2002年からは白衣を着ていません。
しかし、このブログを始めた頃の会社(東京・八丁堀)では、ちょっとの間白衣を着ていた時もありましたね・・・。

まだ3年前の話なのに懐かしいです。


今は「Tシャツ王子」と呼ばれています!


あっ、「Tシャツおやじ」だった!



心の事も考えられるTシャツおやじを目指します!





変形性股関節症を怖がらないでね




耳より情報:東京駅から京葉線で一つ目の駅に「八丁堀(はっちょうぼり)」という駅があります。(地下鉄日比谷線も通っています)
       皆さん、もしもこの駅を通ることがあったら、駅のアナウンスをよく聞いてみてください。

       必ず・・・「はくちょうのもり(白鳥の森)」と聞こえます!